Category: 行事・記念日
節分
そこで節分の由来について少し調べてみました。
それによると次のようなことが分かりました。
節分の日は、豆まきをして「鬼(邪気)」を祓います。
豆まきには悪魔のような鬼の目"魔目〔まめ〕"にめがけて豆を投げれば"魔滅〔まめ〕"すなわち魔が滅するという意味があると考えられています。これらの意味から、豆は鬼を払う道具でありながら、鬼そのものととらえられていたようです。そのため、節分の豆まきの際は鬼である豆を家の外に投げながら「鬼は外」と唱えます。
節分に行われる豆まき行事は、中国の"追儺〔ついな〕の儀式"と日本の節分とが融合してできたと言われています。
追儺の儀式とは悪疫邪気祓いの行事で、平安時代に中国から伝わりました。「鬼やらい」とも呼ばれ、桃の木で作った弓と葦〔あし〕の矢で都の四門から鬼を追い払い、1年の疫鬼を祓って新年を迎える行事として大晦日(12月末日)の夜に宮中で行われていました。
また中国から伝わった暦である二十四節気では、立春を四季が一巡りした1年の最初の日であると考えられています。その前日である節分は1年の最後の日である大晦日と同じ意味を持ちます。そのため、1年の厄を祓う意味を込めいつしか追儺の儀式は二十四節気上の大晦日である立春の前日に行われるようになり、儀式自体を「節分」と呼ぶようになりました。
<日本文化いろは事典より引用>
また最近注目度が増してきた「恵方巻き」は、もともとは栃木県や近畿地方に伝わる風習で、恵方(その年の干支に基づいてめでたいと定められた方角)を向いて太巻き寿司をまるかじりするというもの。
巻き寿司をまるごと使うのは、それを鬼の金棒に見立てることと、「福を巻き込む」「縁を切らない」という意味をこめているからといわれています。
一時期廃れていたその風習を、大阪商人たちが海苔を使用する巻き寿司販促キャンペーンとして復活させたことがきっかけとなり、それに目をつけたコンビニを中心とした業界が商品化することで、一気に全国へと広まったわけです。
クリスマスケーキやバレンタインのチョコレートと同じ、販促商戦のひとつということです。
ところでみなさんは、どんな「鬼(邪気)」を祓いますか?
私の場合は、何をおいてもまず第一番に、今世界中を覆っている不景気風をぜひとも祓ってほしいと切に願います。
しかし、豆まきで願う願い事としては、あまりにスケールが大きすぎますよね。
簡単に叶うこととは思いませんが、これが今の日本で一番望まれていることではないでしょうか。
「鬼は外!福は内!」(絶叫口調です!!)


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