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風に吹かれて

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Category: 外国映画

Tags: 西部劇  

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映画「さすらいのカウボーイ」

hired-hand.jpg

50年ぶりにBSで観なおした「さすらいのカウボーイ」。
だがその佳さはまったく色褪せていなかった。
アメリカン・ニューシネマを代表する作品で、新しい感覚で撮られた西部劇。
終始静かに展開する。
西部劇ということで、当然銃の撃ち合いも描かれるが、派手な銃撃戦というわけではなく、あっけないほど地味なもの。
従来のヒーローものの西部劇を期待すると肩すかしをくってしまうが、逆にそこがこの映画の佳さである。
内省型の西部劇といってもいいかもしれない。

主人公ふたり(ピーター・フォンダとウォーレン・オーツ)は、終始言葉少なで多くを語らない。
だからこそその表情から多くのものが伝わってくる。
そして時折語られるセリフのひと言、ひと言が含蓄に富んで重みがある。
長年ふたりだけで放浪生活を送って来た厳しさが、言葉の端々から滲み出てくる。

さらに男(ピーター・フォンダ)の身勝手さから、7年間置き去りにされた妻を演じるベルナ・ブルームの存在も忘れ難い。
「人生に疲れ」突然家に帰って来た彼を、すぐには夫として受け入れず、とりあえずウォーレン・オーツとふたり「働き手」として雇うことにする。
それが原題の「The Hired Hand」の意味である。

ピーター・フォンダを中心にした3人の微妙な関係が、きめ細かく描かれて味わい深い。
家族、友情、夢などのなかで揺れ動く男心が、切なくも身に染みる。
そしてそうした物語をヴィルモス・スィグモンドの美しい映像と、ブルース・ラングホーンの詩的な音楽が叙情的に盛り上げる。

監督は主演でもあるピーター・フォンダ。
これが初監督作である。

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