風に吹かれて

My Life & My Favorite things

Category: 読書

Tags: エッセイ・評論  

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沢木耕太郎「銀の街から」

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沢木耕太郎は朝日新聞で毎月1回映画について書いている。
2007年から始まった連載である。
そして2014年に180回を迎えた。
最初の90回までの連載が「銀の森へ」というタイトルで、次の90回が「銀の街から」というタイトルであった。
そこでその連載を2冊に分け、それぞれのタイトルをつけて出版することになったのである。

この本で取り上げられた映画のうち、観た映画を数えてみると41本。
約半分近くを観ていることになる。
観ていないものは拾い読み程度にサラッと読み、観ているものはじっくりと読んでいく。
観ていないものの情報はできるだけ少なくしたいというのがその理由だが、今後その映画を観るかどうかの目安になる情報だけは取得するようにしている。
この連載を始めるにあたって作者が考えたことは「その作品を見てみたい」と思わせるものにしたい、というものであった。
その考えはよく分かる。
自分もブログに映画や本の感想を書く時は、漠然とではあるが、それを読んだ人が少しでもその映画に関心をもってくれればいいなと思いながら書いている。
そういう人がひとりでもいれば成功だと思っている。
そしてその文章がもういちどその映画について考えるきっかけになってくれればいいという思いがある。
またそれは同時にこうした映画について書かれた本を読むときの心構えでもある。
人(作者)はその映画をどう見たか、どういうことを思ったか、そうした考えを読んでみたいと思うのである。
そして自分では気づかなかった観方や異なった観方に出会うことで、さらにその映画の世界を深く考えるきっかけにしたいと思うのである。
今回のこの本でもそうした場面に度々出会うことになった。
なるほどこうした見方もあるのか、あれはそういうことだったのか、と大いに参考になった。
そしてあまり面白いとは思わなかった映画が、評論を読むことで少し違ったものに見えてくることもあった。
映画は観てそれで終わりというものではない。
そこからまたもうひとつの映画が始まるのである。
それがこうした本を読む醍醐味である。


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Author:cooldaddy
住んでいるところ:青森県弘前市
出身地:香川県
年齢:今年(2008年)還暦です。
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還暦という節目を迎え、何か新しいことを始めようとブログを開設しました。
趣味のこと、生活のこと、心に残ったことなど、My Favorite thingsを、気ままに書いていこうと思います。
末永くおつき合いください。

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