風に吹かれて

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Category: 愛犬

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ロシェルの最期

roche200806.jpg

愛犬ロシェルが息を引き取った。
2月22日午前2時のことである。
そのことはFacebookにも書いたが、思いがけず大勢の人たちから励ましの言葉をいただいた。
有難いことである。
更新も途絶えがちで、あまり熱心なFacebook愛好者というわけではないが、こういう時にはFacebookをやっていてよかったとつくづく思う。
改めてお礼を言いたいと思います。
ほんとうにありがとうございました。
そこでこのことを忘れないように、ブログにも書いておくことにした。

ロシェルは2005年4月18日に、黒石市の「ル・グレ」というレストランのオーナーの元で生まれた。
ラブラドール・リトリバーのオスである。
名前は、オーナーの家にホームステイしていたフランス人学生の出身地から採ったもの。
調べてみるとフランス西部の、ポワトゥー=シャラント地域圏の都市で、シャラント=マリティーム県の県庁所在地となっている。
西海岸最大の漁港であり、また重要な貿易港でもある。
どういう経緯でこの名前をつけたのかは定かではないが、なかなか珍しい名前である。
名前を聞かれて答えると、大概の人は一度だけでは覚えられず、「え?らしぇる?」とか「ろし・・え?!」とか「・・・・」とか、その都度相手が面食らったものだが、それも今となっては楽しい思い出のひとつである。
そのロシェルが満1才の時に、レストランのオーナーから譲り受けたのである。
その半年前、わが家で飼っていたラブラドール・リトリバーが亡くなった。
そのことを何気なく話したことがきっかけで、オーナー夫妻から譲ってもいいという話を戴いたのである。
有難い申し出に、ペット・ロス状態から抜け出せていなかった家内は、一も二もなく飛びついたが、飼うことの大変さを考えると二の足を踏むばかりであった。
強硬に反対はしたものの、結局は家内の強引さに押し切られ、また彼女の気持ちが少しでも癒されるのならと、同意することにしたのである。
しかしそうはいっても、いったん飼うとなるとやはり情が湧いてくるのは、自然の流れというもの。
あっという間にロシェルは、わが家の一員となってしまったのである。
それはまるで最初からわが家の一員であったかのような素早さであった。
そうなると、ロシェルはわが家に来るべくしてやって来た犬なんだと、都合よく解釈するようなぐあいであった。
性格は穏やかでフレンドリー、そして少しばかり怖がりなところがあった。
しかし大きな病気をすることもなく、これといって手を煩わされることもなかった。
そうやって過ごした穏やかな10年間であった。

前に飼っていたラブラドールは、14歳まで生きた。
そうしたこともあって、当然この子もそれ位までは元気でいるのだろうと、勝手に考えていた。
ところが昨年末に急に体調を崩し、正月が明けるのを待ちかねて病院に行ったところ、腎不全という診断を下されたのである。
さらに検査した数値から考えると、いつ死んでもおかしくない状態なのだと告げられたのである。
まさに青天の霹靂であった。
そんなに悪いのだ、これはもう覚悟を決めるしかない。
後は出来るだけ穏やかに最期を迎えられるよう願うしかないと自分自身に言い聞かせるだけであった。

医者から指示されたのは、皮下輸液と腎臓サポート用のドライフードに変えるというふたつの治療法であった。
皮下輸液というのは、背中に針を刺し、それに繋げたチューブから輸液を体内に注入するというもので、点滴のようなもの。
犬猫の治療では比較的よく使われる治療法のようで、腎不全の場合は主に水分補給のために行うのだという。
当初は通院してやっていたが、やがてやり方を教わり、自宅で自分たちでやるようになった。
そうした治療の効果が現れたようで、一時は元気を取り戻したが、それでもやはり1か月半が限度であった。
死ぬ4、5日前くらいからは、もう何も口にすることができなくなってしまった。
そして2月22日の夜中に、とうとう力尽き、息を引き取ってしまったのである。
最期を看取ったのは家内であった。
前のラブラドールは我々が眠っている夜中に、誰にも看取られず孤独に息を引き取った。
そのことが彼女には悔やまれてならなかったようで、今回は必ず自分が看取ってやるのだという強い思いをもっていたようだ。
そして念願が叶い、そうすることができたのである。
息を引き取った後、彼女は娘に伝えるためにメールを送った。
それを読むとロシェルの最期の様子がよく分かる。
ここにそのメールを書き写しておくことにした。
次のような文面である。


ロシェルは夜中2時に息をひきとりました。
夕べはママも10時に寝て12時に目が覚めました。
ロシェルの息づかいが荒く、大きなイビキでもかいてるみたいで、でも起きてみたら、なんとなく今までと様子が違うので、もうママも服に着替えてずーっと首のところ撫でてた。
何回も茶色の液体吐いて、とても苦しそうにママの膝に顔を載せようとして、多分朝までには逝くかもしれないと思った。
ママは、この子は優しい子で何も悪い事してないんだから、お願いですから苦しめないでくださいって摩りながら祈ってた。
2時に大量にまた茶色の液体を吐いて、もうのたうちまわる感じで、本当に辛かった。
そして痙攣が始まった。
手足を突っ張らせて尻尾を床にトントン叩きつけて、その後カクンカクンと痙攣した。
でも全然怖くなかったよ。
これでやっと死ねるんだと思ってホッとした。
吐いた液体でアゴとか手とか汚れたから、お湯で綺麗に拭いて、それからパパを起こした。
全然涙出なかった。
ロシェルと供に闘った感じで、良かったと思う感じです。
きっと後から来るのかも。
用意してた白いタオルケットにくるんで、今はリビングの方で何時もの優しい顔でまるで眠ってる様です。
なんか興奮してママは眠れそうにありません。


死んだ後、これを見せられ読んだ時には泣かなかったが、今これを書きながら読んでいると、思わず泣いてしまった。
まさに不意打ちである。
悲しみはこんな形で、突然やってくるのである。


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