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風に吹かれて

My Life & My Favorite things

Category: 落語

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6代目春風亭柳橋「青菜」「粗忽の釘」「時そば」

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6代目春風亭柳橋が得意としたのは、滑稽噺。
ここで紹介する「時そば」「青菜」「粗忽の釘」は、いずれも滑稽噺である。
穏やかなご隠居さんが、優しく話して聞かせるような芸風は親しみがもてる。
実際の柳橋は気位が高く、気難しい人物だったようだが、そういった側面は噺を聴くだけでは想像がつかない。
これも、やはり芸の力か。春風駘蕩とした柔和さのみが印象に残る。

「青菜」
さるお屋敷で植木職人が仕事休みに、主人から酒と鯉のあらいをふるまわれる。
ついでに「青菜」をすすめられるが、次の間から出てきた奥方が
「だんなさま、鞍馬山から牛若丸が出まして、名を九郎判官(くろうほうがん)」
と妙なことを言う。だんなはそれに対して「では義経にしておけ」とこちらも意味不明の返事。
これは、実は洒落で、菜は食べてしまってないから「名(菜)を九郎(食ろう)判官」、「では義経(よし)にしておけ」という意味の隠し言葉。
客の前で、はしたないことをあからさまに言わないための、気配りなのだという。
植木屋、その風流にすっかり感心して、家に帰ってその真似をするが、おかしなことになってしまうという噺。


「粗忽の釘」

横綱級の粗忽者が、引越し先の家で壁に箒を掛ける釘を打つが、これに使った釘が瓦釘というえらい長い釘。
壁をぶち抜いて隣の家まで釘が出てしまう。
そこでお詫びに伺うが、トンチンカンなやり取りに終始してしまう。
「粗忽」とは「そそっかしい」こと。
人間は誰しも失敗をするが、それを極端にデフォルメさせたのが、この噺の主人公である。
常識では考えられないような、そそっかしさでつぎつぎと失敗を繰り返すが、どこか自分たちと重なるところがあるので、バカバカしいと思いながらもつい笑ってしまう。
その馬鹿さ加減がいかにも落語的。


「時そば」

古典落語の名作のひとつで、上方落語では「時うどん」の題目で高座にかけられる。
屋台のそば屋で、勘定を巡る見事なごまかしを目にした男が、自分も真似をしてやってみるが、逆に損をしてしまうという噺で、落語のネタとしてはもっともよく知られた噺のひとつ。
柳橋の得意ネタのひとつ。
寒空のなかで熱いそばを食べる様子が、微に入り細に入って実にうまく演じられる。
それを聴いているうちに、こちらもついそばを食べたくなってしまう。

久しぶりに聴いた柳橋の落語に気分よく笑ってしまった。

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テーマ : 落語  ジャンル : お笑い

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還暦(10年前)という節目を迎え、何か新しいことを始めようとブログを開設しました。
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