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映画「真実一路」

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昨夜NHK BSで映画「真実一路」を観た。
川島雄三が松竹時代に監督した作品である。
これまでに観た川島作品は計17本、生涯撮った作品が51本だからまだ半分にも満たない。
代表作といわれる作品はいちおう観てはいるが、それでもファンとしてはもっといろいろと観てみたい。
しかし、何ぶん観る機会が少ない。
せいぜいNHKで放映される作品を頼りにするくらいが関の山なのである。
そういうことで昨夜の放映は、久々に訪れた川島雄三作品を観る機会だったわけである。

「真実一路」は1954年の松竹作品である。
原作は山本有三の小説である。
1937年に田坂具隆監督によっていちど映画化されているので、これは2度目の映画化ということになる。

この映画を撮った翌年、1955年に川島監督は日活に移籍しているので、その前年の作品ということになる。
この頃の川島監督は松竹の御用監督としての立場に甘んじており、どんな作品でも器用にこなす監督として重宝されていたようだ。
そのほとんどが小品であったが、これは彼にとって初めての大作であった。

物語の内容は複雑な家庭環境に育った少年の成長を軸に、事情があって別れた母親の姿を描いたものである。
印象としては可もなく不可もなくといったところであった。
所々に印象に残る台詞などもあったが、後の川島作品に見られるような切れのよさは見られなかった。
やはり彼が本領を発揮するのは、日活移籍後ということになるようだ。

「BSシネマ 山田洋次監督が選んだ日本の名作100本~家族編~」のなかの1本としての放映であったが、この映画を選んだ理由を、山田洋次監督は次のように語っている。
かつて若かりし頃、先輩から「川島監督の最近の作品でいいのは『真実一路』だぞ」と教えられた。
そこには「大船の良質の文芸映画の、あるいはホームドラマの基本的な撮り方がちゃんと守られている」と。
そしてその言葉通りに、この映画はきちんとした映画なのだ、と山田監督は言うのであった。
さらに山田監督が松竹に入社後助監督として初めてついたのが、川島雄三監督の松竹最後の作品であったということだ。
そんなことからもこの作品には特別の愛着を感じているようであった。

主演は淡島千景、共演が桂木洋子、山村聡、佐田啓二、須賀不二夫など。
助監督に中平康の名前があるのが、ちょっと興味深かった。


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