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風に吹かれて

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Category: 月別観た映画と読んだ本

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今月観た映画と読んだ本(2019年8月)

観た映画


71fRt5omJLL__SY445_.jpgある女流作家の罪と罰(DVD)
2018年アメリカ 監督:マリエル・ヘラー 出演:メリッサ・マッカーシー/リチャード・E・グラント/ドリー・ウェルズ/ジェーン・カーティン


51qthzrCrQL.jpgラッキー(DVD)
2017年アメリカ 監督:ジョン・キャロル・リンチ 出演:ハリー・ディーン・スタントン/デヴィッド・リンチ/ロン・リビングストン/エド・ベグリー・ジュニア/トム・スケリット/べス・グラント/ジェイムズ・ダレン/バリー・シャバカ・ヘンリー


51HORVb4VAL.jpg「タクシー運転手 約束は海を越えて」(DVD)
2017年韓国 監督:チャン・フン 出演:ソン・ガンホ/トーマス・クレッチマン/ユ・ヘジン/リュ・ジュンヨル


51MrgtSI66L.jpg女と男の観覧車(DVD)
2017年アメリカ 監督/脚本:ウディ・アレン 出演:ケイト・ウインスレット/ジャスティン・ティンバーレイク/ジュノー・テンプル/ジム・ベルーシ


61pZYGGm_3L.jpg「レディ・プレイヤー1」(DVD)
2018年アメリカ 監督:スティーブン・スピルバーグ 出演:タイ・シェリダン/ベン・メンデルソーン/オリヴィア・クック/サイモン・ペッグ/マーク・ライランス


51BscfdjdZL.jpg「ハッピーエンド」(DVD)
2017年フランス=ドイツ=オーストリア 監督/脚本:ミヒャエル・ハネケ 出演:イザベル・ユペール/ジャン=ルイ・トランティニャン/マチュー・カソヴィッツ/ファンティーヌ・アルドゥアン


51jEjx0PiQL.jpg「ビューティフル・デイ」(DVD)
2017年イギリス=フランス=アメリカ 監督/脚本:リン・ラムジー 出演:ホアキン・フェニックス/ジュディス・ロバーツ/エカテリーナ・サムソノフ/ジョン・ドーマン/アレックス・マネット/アレッサンドロ・ニヴォラ


aitokassai.jpg「愛と喝采の日々」(BSプレミアム)
1977年アメリカ 監督:ハーバート・ロス 出演:シャーリー・マクレーン/アン・バン・クロフト/トム・スケリット/ミハイル・バリシニコフ/レスリー・ブラウン/マーサ・スコット/アントワネット・シブリー


oboreru-ks.jpg溺れるナイフ(BSプレミアム)
2016年 監督/脚本:山戸結希 出演:小松菜奈/菅田将暉/重岡大毅/上白石萌音/志磨遼平/斉藤陽一郎/嶺豪一/堀内正美/市川実和子/ミッキー・カーチス


coronia.jpg「コロニア」(DVD)
2015年ドイツ/ルクセンブルク/フランス 監督:フローリアン・ガレンベルガー 出演:エマ・ワトソン/ダニエル・ブリュール/ミカエル・ニクヴィスト/リチェンダ・ケアリー/ヴィッキー・クリープス/ジャンヌ・ヴェルナー



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Category: 日本映画

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映画「溺れるナイフ」

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夜中に目が醒め、テレビをつけたら、ちょうどこの映画が始まるところだった。
何気なく観ていたが、気がつくと曰く言い難い魅力に嵌り、とうとう最後まで観てしまった。

原作はジョージ朝倉による少女漫画。
東京で雑誌モデルをしていた少女が、親の都合で辺鄙な田舎町に引っ越して住むことになる。
そしてそこで知り合った個性的な少年と出会い恋に落ちるというもの。
よくあるストーリーだが、それが個性的なキャラクターや神話的な要素をもつストーリーで展開されると、単なる青春映画という枠を超えて輝き始める。
説明的なものを省略しているため、理解不能なところもあるが、そんなことには頓着せずにどんどんと物語は進んでいく。
そうした潔さが心地いい。

また舞台となる土地が和歌山というのも、この映画を魅力的なものにしているところ。
熊野を舞台に神話的な小説を書いた中上健次的な要素がそこここに見られ、それが10代の少年少女がもつ複雑な内面と呼応して一種独特の世界を形作っているのだ。

少女漫画を原作にした青春映画などといえば、おじさん世代にとってはおよびもつかない無縁な世界だが、そんなおじさんでも時間を忘れて観てしまうという魅力あふれる映画だったのである。


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Category: 外国映画

Tags: ウディ・アレン  

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映画「女と男の観覧車」

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原題は「WONDER WHEEL」。
コニーアイランドにある観覧車の名前である。
回り続ける観覧車は一見華やかで楽しげだが、結局は同じところを回るだけで、どこか別な場所に行けるわけではない。
それをこの映画のヒロインの悲喜劇の象徴として使っている。

舞台は50年代のコニーアイランド。
そこで働くウエイトレスが主人公。
駆け出し女優時代に、ドラマーだった男と結婚をしたが、舞台の共演者と不倫、それが原因で夫は自殺をしたという過去がある。
そして今はコニーアイランドの回転木馬の管理をしている男に拾われて再婚、遊園地のレストランでウエイトレスをしながら前夫との間に出来た息子の3人で暮らしている。
だが、息子は火遊びの常習犯で手を焼いており、夫は稼ぎがなく貧乏から抜け出すことができない。
八方ふさがりの彼女だが、ある日ビーチの若い監視員と不倫関係になる。
そこに夫の前妻の娘が、ギャングの夫から逃げてくる。
そしてその娘がヒロインの不倫相手と恋に落ちたことで、絡んだ糸がどんどん複雑に縺れていくことになる。
いかにもウディ・アレンらしい展開である。

ヒロインを演じるのはケイト・ウィンスレット。
「タイタニック」のヒロインが、ここではくたびれた中年女性を演じている。
しかもかつては女優を目指していたという設定なのだから、それだけでこのキャスティングに、ウディ・アレンの皮肉な目がこめられているのを感じてしまう。
「私はウェイトレスという役を演じているだけ。」という妄想を抱くヒロインは、不倫相手とともに八方ふさがりの生活から抜け出そうと甘い夢を見ている。
だが事はそう簡単には運ばない。
目論見はことごとく外れ、それにつてれてヒロインの情緒はますます混乱、追いつめられていく。
そのヒステリックな様は、まさに「ブルージャスミン」でケイト・ブランシェットが演じたものと対をなす。
幸せを手に入れたと思っていたのは一時の幻想でしかなく、そんなものはいつまでも続くものではない。
あっという間に手から滑り落ちて、どこかへ行ってしまう。
一発逆転なんて、ただの夢物語にすぎない。
結局は観覧車のように元の場所に戻ってくるしかない。
それが人生さ、というウディ・アレンのシニカルで突き放した呟きが聞こえてくる。


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テーマ : DVDで見た映画  ジャンル : 映画


Category: 外国映画

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映画「ラッキー」

lucky.jpg

世界的に高齢化社会が拡がりつつある今、高齢者問題を扱った映画は数多いが、主人公が90歳の老人となると、これはもうかなり稀な映画となる。
演じるのはハリー・ディー・スタントン。
彼が彼自身を思わせるような老人を演じている。
実際この映画は彼のために作られた映画であり、スタントン自身の実体験に基づいたセリフやエピソードが随所に散りばめられている。
なかでも終盤に語られる沖縄での戦争体験は、そのままスタントン自身が体験したことであり、これが物語の重要なキーポイントになっている。

主人公のラッキーは90歳の老人である。
これまで結婚したことがなく家族はいない。
朝起きると、まずはタバコをふかしてコーヒーを飲む。
ヨガで体をほぐし、身体を丁寧にぬぐい、身支度をすると町へ出かける。
そして馴染のダイナーへ行くと甘めのコーヒーをたのみ、クロスワードパズルに熱中する。
合間に店主と無駄話に耽る。
頑固で憎まれ口をたたくが、人々に愛されていることがよく分かる。
そして日が暮れるとバーでブラッディ・マリアを飲みながら馴染みの客たちと過ごす。
そうしたラッキーの判で押したような生活が繰り返し描かれる。
これといった事件が起きるわけではない。
そんなところから昨年観た映画「パターソン」を思い出した。
パターソンは30代の青年だったが、ラッキーは90歳の老人。
パターソンは詩を書くのが趣味だったが、ラッキーはクロスワードパズルとテレビのクイズ番組を見るのが趣味。
そしてそれが重要な小道具として使われているのも共通するところ。
またこうした波風のたたない静かな生活に満ち足りているのも同じ。
さらにマイノリティに偏見を持たず親しくしているところも同じである。
そんな共通点からの連想であった。

ある日ラッキーはめまいを起こして倒れてしまう。
病院で診察を受けるが、悪いところは見つからない。
だがそこから死について考えざるをえない日々が始まった。
死は決して遠くないもの、差し迫った現実としてラッキーの前にその姿を大きく晒す。
平穏な日常は突如変わり、惑いと不安の中でラッキーが行き着いたのが「nothing」という言葉。
そしてその「nothing」に対してとるべきことは、ただ「微笑む」だけ。
そんな心境に至るまでが、様々な友人たちとの何気ない会話やエピソードのなかで描かれていく。

そして自分自身を演じたようなこの飄々とした映画を最後に、ハリー・ディーン・スタントンは2017年9月に91歳の生涯を閉じた。
羨むべき幕引き、なんと素晴らしい人生であることか。
表に出ることのない長い脇役人生の末の、生涯2本目となる主演作が最後の映画であったということは、いかにもハリー・ディーン・スタントンらしい。
老後を生きる身としては勇気づけられ、そして学ぶべきところの多い映画だった。


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Category: 外国映画

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映画「ある女流作家の罪と罰」

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生活費もままならないほど落ちぶれてしまった女流作家が、窮余の策として思いついたのが、有名作家たちの手紙の偽造。
作家としての文才と知識を生かして偽造した手紙は、鑑定家の眼も欺くほどの出来栄えで、思わぬ高値で取引されることになる。
それに味をしめた彼女は、次々と偽造を繰り返す。
だが次第に疑われるようになり、ついには逮捕されてしまう。

この映画は、女流作家のリー・イスラエルが、自らの犯罪について書いた自伝『Can You Ever Forgive Me?』を原作としたもの。
そして主人公を演じたメリッサ・マッカーシーと、偽造手紙の売買に手を貸すことになった相棒役のリチャード・E・グラントが、この映画でともにアカデミー賞にノミネートされている。
それでいて、日本では劇場未公開である。
内容が地味なせいと、主役ふたりの知名度の低さがその理由かと思われるが、そのDVDが先日レンタルされた。
さっそく借りてみた。

観始めると確かに地味な内容で、幾分退屈を覚えて眠気を催すが、それでも相棒となる中年ゲイ男のリチャード・E・グラントが登場するや、俄然面白くなってくる。
ダメ人間同士のふたりの日常と奇妙な付き合いが、ディテール豊かに描かれて、まことに興味深い。
彼らふたりは似た者同士、人生の落伍者であり、世間の嫌われ者、だがけっして弱音を吐かない。
いやむしろ世間に対して鋭い刃を向けながら生きている。
その図太さ、厭らしさ、罪深さに次第に惹きつけられていく。
それにつれて、嫌悪すべき存在であった彼らが、いつしか身近で愛すべき人間となって見えてくる。
そして手紙偽造の顛末やふたりの関係がどのように推移していくのか、目が離せなくなってしまったのである。

結末は苦い。
だがそれでいて最後はまことに清々しい。
こんな人間関係もあるのだと、思わず胸が熱くなってしまった。
忘れられない結末である。


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プロフィール

cooldaddy

Author:cooldaddy
住んでいるところ:青森県弘前市
出身地:香川県
年齢:今年(2018年)70歳です。
性別:男

還暦(10年前)という節目を迎え、何か新しいことを始めようとブログを開設しました。
趣味のこと、生活のこと、心に残ったことなど、My Favorite thingsを、気ままに書いていこうと思います。
末永くおつき合いください。

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