風に吹かれて

My Life & My Favorite things

Category: 月別観た映画と読んだ本

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今月観た映画と読んだ本(2016年4月)

観た映画


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「荒野の決闘」
1946年アメリカ 監督:ジョン・フォード 出演:ヘンリー・フォンダ/ヴィクター・マチュア/リンダ・ダーネル/キャシー・ダウンズ/ウォルター・ブレナン


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メイジーの瞳
2013年アメリカ 監督:スコット・マクギー 出演:ジュリアン・ムーア/アレキサンダー・スカルスガルド/オナタ・アプリール/ジョアンナ・ヴァンダーハム/スティーヴ・クーガン


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「シルバラード」
1985年アメリカ 監督/脚本:ローレンス・カスダン 出演:ケヴィン・クライン/スコット・グレン/ケヴィン・コスナー/ダニー・グローヴァー/ロザンナ・アークエット/ジョン・クリース/ブライアン・デネヒー


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「お早よう」
1959年 監督/脚本:小津安二郎 出演:笠智衆/三宅邦子/設楽幸嗣/島津雅彦/久我美子/佐田啓二/田中春男/杉村春子/高橋とよ/長岡輝子/東野英治郎/大泉滉/泉京子/須賀不二夫/殿山泰司/佐竹明夫/桜むつ子


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「ダーティハリー4」
1984年アメリカ 監督:クリント・イーストウッド 出演:クリント・イーストウッド/ソンドラ・ロック/パット・ヒングル/ブラッドフォード・ディルマン/ポール・ドレーク/ジャック・チボー/マイケル・カリー


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「11人のカウボーイ」
1971年アメリカ 監督:マーク・ライデル 出演:ジョン・ウェイン/ロスコー・リー・ブラウン/ブルース・ダーン/コリーン・デューハースト/スリム・ピケンズ/ロニー・チャップマン/マット・クラーク



読んだ本


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ショート・サーキット(佐伯一麦 現代小説)


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「それぞれの東京」(川本三郎 評論)


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「光の闇」(佐伯一麦 現代小説)


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「お父さんと伊藤さん」(中澤日菜子 現代小説)


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「おばちゃん街道」(山口 恵以子 エッセイ)



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Category: 弘前

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今年の桜

弘前の桜も満開の盛りを過ぎ、いよいよ最終段階の時期に入った。
今年の標準木の開花は、4月18日、そして一番早い外濠の満開が22日であった。
弘前公園には何回も足を運び写真を撮った。
そのなかからいくつかを記録として載せておくことにする。

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Category: 薪ストーブ

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薪集めスタート

テニス仲間の今さんから薪情報をもらった。
和徳の稲荷神社の桜の木が、先日の強風で何本か倒れたそうだ。
その処分に困っているので、薪にどうかという連絡である。
さっそく今さんと一緒に稲荷神社まで行った。

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太い幹が何本か転がっている。
折れた枝もかなりある。
取り敢えず積める分だけ積んで持ち帰った。
それを積み下ろした後はチェーンソーやノコギリなど、必要な道具を積んで折り返し、太い幹をチェーンソーでカットした。
かなりの収穫である。

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いよいよ来シーズンの薪集めのスタートである。


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Category: 行事・記念日

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横浜兄弟会6

横浜を後にJRで上野まで、ここで東京メトロ銀座線に乗り換えて浅草まで行く。
駅を降りて地上に出ると、すぐ目の前にスカイーツリーが聳え立っている。
今いちばんの観光スポットである。

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これを見るためにここまで来たわけである。
しかしここでも横浜で見たランドマークタワーと同じく、スカイーツリーの上半分が雲に覆われている。
残念ながら全貌を見ることはできない。
それでもその雄大さはダイレクトで伝わってくる。
凄いものが出来たものだと感心するばかりである。
場所を変えて様々な角度から眺めてみるが、見飽きない。

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予定では遊覧船に乗って船上からも眺めてみるつもりだったが、時間の都合で諦めることにした。

スカイーツリー見物の後は、地下鉄半蔵門線に乗って清澄白河まで行く。
目的は現代美術館と「オールプレスエスプレッソ(ALLPRESS ESPRESSO)」というカフェである。
清澄白河は地下鉄半蔵門線と大江戸線が乗り入れている駅で、清洲橋通りと清澄通りが交差する地点にある。
付近には清澄庭園や木場公園、深川江戸資料館などがあるが、1995年に東京都現代美術館ができたことでアートの街として知られるようになった。
その街が最近はコーヒーの街としてひそかに脚光を浴びている。
その引き金となったのは、やはり現代美術館ということになるだろう。
現代美術館を訪れるアート愛好者たちが増えるにつれてギャラリーが増え、それにつれてアート鑑賞目的の客向けのカフェが増えて行ったということである。
今では数十件のオシャレなカフェが存在する。
近くには木材集積地として有名な木場があることから、このあたりには古い木材倉庫が数多くあり、それを再利用したカフェなどもある。
また下町の古い民家を使った個性あふれる店もある。
そうしたところに一昨年「オールプレスエスプレッソ(ALLPRESS ESPRESSO)」がニュージーランドから進出してきたのである。
ネットを見ていてたまたまこの店のことを知り、その個性的で洗練された外観と内装に魅せられて今回の立ち寄りとなったのである。

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店に入るとさっそくカフェモカとカフェラテを注文、どちらもコクがあり濃厚で、歩き疲れた体にその苦みと甘さが心地よく沁み込んで来る。
予想に違わぬコーヒーのうまさと雰囲気のよさである。
わざわざ足を運んだ甲斐があった。

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店の奥には焙煎スペースがある。
店でコーヒーを飲ませるよりも、コーヒー豆の販売のほうがメインなのかもしれない。

ここから歩いて数分のところに現代美術館がある。
オープン直後にいちど、そして10数年前にいちど訪れているので、今回が3度目になる。
常設展示はすでに観ているので、今回は入場せずに建物を見るだけにして清澄白河を後にした。

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こうして2日間にわたる兄弟会の旅は終了したのである。
短い期間ではあったが、楽しく充実した中身の濃い旅行であった。


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横浜兄弟会5

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妹と別れた後は、弟夫婦と一緒に横浜赤レンガ倉庫まで行くことにした。
JRで横浜駅まで行き、そこで地下鉄に乗り換えて馬車道駅まで。

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駅を降りてすぐにランドマークタワーが見えてきた。
70階建て、高さ296.33m、日本で2番目に高い高層ビルである。
しかし生憎の曇り空のため、ランドマークタワーの先端部分が雲に覆われて見ることができない。
それでもこういう景色も悪くない。

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さらに進むと右手の方向に赤レンガ倉庫が見えてきた。
その向こうには海が見える。
久しぶりに見る海だ。
四国に住んでいた時には、毎日のように見ていた海だが、弘前に住むようになってからは、ほとんど海を見ることがなくなってしまった。
そうなると無性に海が見たくなってくるものである。
この前海を見たのはいつのことだったろうか。
あまりよく憶えていないが、おそらく2年以上前のことではないかと思う。
それほど海とは縁が薄くなっているのだ。
潮の香りが懐かしい。
心がスッと軽くなってくる。

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赤レンガ倉庫のすぐ近くに、横浜海上保安部がある。
岸壁には巡視船が停泊している。

赤レンガ倉庫を見学した後は、弟夫婦とお別れである。
この後は別行動になる。
弟たちは東京で、もう一泊するそうだ。
名残惜しいがお別れである。

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赤レンガ倉庫の後は山下公園に行くことにした。
途中、日本郵船歴史博物館や横浜税関、開港資料館といった古い建物を眺めながらの散策である。

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開港資料館の中庭にはタマクスという木が植えられていたが、これはペリー来航時の記録画にも描かれたという古い木で、横浜開港のシンボルとなっている。

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山下公園へと続く日本大通りと山下公園通りのイチョウ並木の新緑が美しい。

山下公園で海を見た後は、中華街で食事をすることにした。
中華街は山下公園から数分のところである。
山下公園の中央口から出て行くと、正面に中華街の門が見えてくる。
東門(朝陽門)である。
そこから向こうが中華街である。

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この門を潜って真っ直ぐ行くと中華街大通りへと続いている。
通りは大勢の人で埋め尽くされている。
さすが横浜を代表する観光地である。
人混みをかき分けながら進んでいく。

店がありすぎて選ぶのに迷うが、大通りの中ほどにある「同發(どうはつ)」という店に入った。
ここでゆっくり昼食をとった後は、善隣門、西門と歩いて、石川町駅まで。
これで横浜観光は終了である。
次の目的地は浅草である。


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横浜兄弟会4

戸塚での2日目の朝である。
昨夜ホテルに着いたのは午前0時半ごろ、ベッドに入ってもなかなか眠れず、結局朝方に小一時間ほどウトウトしただけ。
それでも6時半に妹の家で朝食をごちそうになる約束をしていたので、6時にはロビーに下りて行った。
弟夫婦と連れ立って妹の家目指して歩いていく。
早朝なので、どの店もシャッターが閉じている。
人通りもほとんどない。
途中妹に電話をすると、自転車で迎えに来てくれた。

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しばらく歩くと川が見えてきた。
柏尾川という川である。

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その川沿いに桜並木が続いている。
桜がトンネル状態になっている。
その下を歩いていく。
なかなか風情があっていい。
花はすでに散っているが、満開の時に歩くときっと素晴らしいだろう。
妹によると、ここはちょっとした桜の名所になっているとのこと。
後で調べてみると、植栽されている桜は約700本、その8割がソメイヨシノで、その他には、オオシマザクラ、ヤマザクラなど9品種があるそうだ。
川の両岸に約4kmに渡って桜並木が続いており、毎年4月には、「戸塚桜まつり」が開催されるそうだ。
妹たちが住む団地はその川沿いに建っている。
戸塚駅から徒歩で10数分である。
なかなかいい環境である。

部屋に通されるとすでに朝食の準備ができている。
さっそくごちそうになる。

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朝早くからの準備で大変だったのではないかと思う。
心のこもったもてなしがありがたい。
朝食をとりながら、昨日の続きのようにまたまた話に花が咲く。
結局3時間近く話し込んだ。
そして妹に駅まで見送られて戸塚駅を後にしたのである。


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横浜兄弟会3

千駄ヶ谷駅からJRに乗って品川駅まで、そこから東海道線に乗り換えて、妹夫婦が住む戸塚駅まで。
5時少し前に戸塚駅に到着、駅前のホテル(相鉄フレッサイン)にチェックイン。
ロビーでひと休みしていると、弟夫婦が到着した。
久しぶりの再会である。
どちらも元気そうで何よりである。

宴会の開始は6時から。
時間があるので部屋でひと風呂浴びることにした。

6時前、ロビーに下りると妹夫婦が迎えに来ていた。
これで6人全員が揃ったわけである。
連れ立って今夜の宴会場へと向かう。

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歩いて10分ほどのところにある「きじま本陣」という店である。
東海道五十三次をコンセプトにした店で、店内には東海道ゆかりの古い絵図などが展示されている。
趣きのあるいい店である。

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予約してある部屋に通されると、まずは乾杯。
そうこうしているうちに次々と料理が運ばれてくる。
美味しい料理と酒を味わいながら積もる話に花が咲く。
そしてあっという間に時間が過ぎて行く。

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妹は今年還暦を迎えたばかりである。
そして弟は65歳で、私は68歳、こういうことができるのもお互い元気でいればこそである。
四国、横浜、弘前と離れており、両親も亡くなってしまった今、よほどのことがない限り会うこともなくなった。
そういう意味では今回のこの催しを発案してくれた弟夫婦には感謝である。
そしてそれを準備手配してくれた妹夫婦にもまた感謝である。
ご苦労さん、お蔭で楽しい時間が過ごせたよ。
いい記念になりました。


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横浜兄弟会2

昼過ぎに、原宿に着いた。
今回は特別どこへ行くという目的があるわけではない。
久しぶりなので、原宿の街を気ままに散策してみようというだけである。
駅を出て竹下通りを歩いていく。
相変わらずの人混みである。
大勢の若者たちに交じって外国人の姿がやたら多い。
平日でこの混み様なので、週末の混雑たるや相当のものだろう。
人混みをかき分けながら足早に通り抜ける。

表参道ヒルズに到着。
建設されたのが2006年だから、早いものでもうすでに10年が経っている。
その隣には同潤会アパートが残されているが、これは記念として再建されたもの。
それでも当時の姿を偲ばせて懐かしい。
その前で記念撮影。

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そこから表参道駅まで行き、青山通りを外苑目指して歩いていく。
途中少し脇道を入ったところにお寺が見える。
入ってみると「善光寺」とある。
信州善光寺の別院だそうだ。
こうした別院は全国に数多くあるようだ。
青山通りから少し入っただけだが、都会の喧騒から離れて、静かである。

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外苑前から左に折れて進むと右手に神宮球場が見えてきた。
そこを過ぎると国立競技場があるが、今は工事用の白い壁で覆われている。
色々と問題を抱えながらも着々と建設が進んでいるようだ。
4年後には新しい競技場としてその姿を現すことになる。
果たしてどんなものになるのか、今から楽しみである。

神宮外苑を後にして千駄ヶ谷の駅を目指す。
次の目的地は横浜である。


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横浜兄弟会1

四国に住む弟から横浜の妹夫婦のところで、兄弟3人、夫婦揃って久しぶりで会わないかという提案があった。
数年前に両親が亡くなり、あまり会う機会もなくなったので、この機会にどうだろうということであった。
さっそくお互いのスケジュールを調整した結果、4月13日の夜に集合ということに決定したのである。

当日は午前10時5分発の飛行機で青森空港を出発、11時25分に羽田に到着した。
久しぶりの東京である。
約束の時間まで東京観光をすることにした。
まずは新しくなった東京駅舎を見るために、一路東京駅へと向かう。

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東京駅舎が建てられたのは大正3年(1914)、関東大震災ではほとんど被害を受けなかったが、昭和20年(1945)の東京大空襲では、南北のドームや屋根・内装などを焼失した。
戦後まもなく復旧されたものの完全な形ではなく、3階建ての駅舎は2階建てとして再建された。
それを今回の工事(2007~2012年)では耐震工事を施したうえ、完全な形に復元されたのである。
東京の新しいシンボルである。

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南口のドーム

東京駅の写真を撮った後は、丸の内のビル街を散策。

まず最初は「東京ビルTOKIA」に入ってみた。

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正面の窓の外に見えるのは東京国際フォーラム

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このビルなかに「COTTON CLUB」があるのを発見。

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続いてその裏側の通りにある「三菱一号館美術館」へ行く。
赤煉瓦造りの美しい建物である。
明治27年に建てられたものだが、老朽化したため昭和43年にいちど解体、さらに2010(平成22)年に復元されて美術館となったのである。

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次に訪れたのは「JPタワー KITTE(キッテ)」。
「東京中央郵便局」跡地に建てられたビルである。
ビルの中央が5階までの吹き抜けになっており、その空間を囲むように各階に様々なショップが入っている。

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さらにこのビルの2階と3階には、日本郵便と東京大学総合研究博物館が共同で運営する「インターメディアテク(INTERMEDIATHEQUE)」という施設があった。
東京大学が所有する様々な学術文化財を展示公開するミュージアムである。

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展示物の中には、いろんな動物の剥製や骨格なども展示してあり、何やら妖しげな雰囲気である。
しばし異次元トリップを楽しんだ。

これで丸の内散策は終わり、次の目的地、原宿表参道へと向かった。


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Category: 外国映画

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映画「メイジーの瞳」

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両親の離婚と身勝手さによって振り回される少女メイジーの物語。
両親はどちらもメイジーを愛していないというわけではない。
いや、むしろどんな親と比べても遜色ないほど彼女のことを愛している。
しかし現実はそれほど単純なものではない。
両親の離婚直後は10日ごとにふたりの間を行き来する生活を送っていたものの、やがて歌手である母親は地方公演に出かけたまま、なかなか戻って来なくなってしまう。
また美術商をしている父親は、出張で留守がち。
結局最終的には、ベビーシッターの女性と母親の年下のパートナーに下駄を預けてしまうことになってしまう。
そうやってふたりがメイジーの世話をするうちに、いつしか3人による疑似家庭が出来上がていくことになる。
体のいい両親の育児放棄が、こうした変則的な形のものに辿りつくことになるのだが、これを見ていると果たして家族とはいったい何なんだろうと考えさせられてしまう。
そして子供にとって幸せな環境とはいったいどういうことなのか、そんなことを身近な問題として考えさせられた。

映画の最後でメイジーを連れ戻しに来た母親に向かい、船に乗るためにふたりといっしょに残るのだと宣言する場面は、それまで翻弄され続け、けっして反抗することのなかったメイジーの言葉だけに、強く心に迫る。
子供は何も見ていないわけではない。
幼いながらも現実をしっかりと受け止め、それと折り合いをつけるために自らの目で判断を下しているのである。
切ないものがあるが、しかしこれがなければ、苦いだけのものしか残らない後味の悪い映画になったかもしれない。
それにしてもアメリカでは、こんなに小さな頃からもうすでに立派に自立しているのだということを、今回もまたあらためて認識させられたのである。


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Category: 読書

Tags: 短編小説集  

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佐伯一麦 「ショート・サーキット」

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佐伯一麦の2冊目となる初期作品集である。
「ショート・サーキット」「プレーリー・ドッグの街」「端午」の3つの短編が収められている。
前回読んだ「ア・ルース・ボーイ」では、初恋の少女といっしょに住み始め、生活のために電気工となった経緯が書かれていたが、ここに書かれているのは、その後の話である。
主人公は初恋の少女とは別れ、別の女性と結婚し、3人の子供の父親となっている。
そして憂鬱や葛藤を抱えながらも、家族を養うために汗水たらして働く姿が描かれる。
先の見えない不安や破綻の兆しはあるものの、なんとかそれを支えようとする。
その懸命な姿には、強く惹きつけられるものがある。
そこから滲み出てくるのは、根源的な生へと繋がるものだ。
現実を直視する作家の厳しい眼差しが感じ取れる。
この小説の前に読んだ「木の一族」もそうだったが、こうした同じ様な内容を繰り返し描くというのは、やはり私小説ならではのものだろう。
しかしそれでいて読み飽きるということがないのも、私小説が持つ魅力である。
一旦嵌ると次々と読みたくなってしまう。

「端午」は1988年上期の、そして「ショート・サーキット」は1990年上期の芥川賞の候補となった。
また「ショート・サーキット」は、1990年の野間文芸新人賞を受賞している。


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テーマ : 図書館で借りた本  ジャンル : 本・雑誌


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プロフィール

cooldaddy

Author:cooldaddy
住んでいるところ:青森県弘前市
出身地:香川県
年齢:今年(2008年)還暦です。
性別:男

還暦という節目を迎え、何か新しいことを始めようとブログを開設しました。
趣味のこと、生活のこと、心に残ったことなど、My Favorite thingsを、気ままに書いていこうと思います。
末永くおつき合いください。

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