風に吹かれて

My Life & My Favorite things

Category: 月別観た映画と読んだ本

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今月観た映画と読んだ本

観た映画

「ワールド・ウォー Z」 (2013年アメリカ 監督:マーク・フォースター 出演: ブラッド・ピット/ミレイユ・イーノス/ジェームズ・バッジ・デール/デヴィッド・モース )

「セデック・バレ 第一部 太陽旗」 (2011年台湾 監督:ウェイ・ダーション 出演:マー・ジーシアン/リン・チンタイ/ビビアン・スー/安藤政信 )

「セデック・バレ 第二部 虹の橋」 (2011年台湾 監督:ウェイ・ダーション 出演:マー・ジーシアン/リン・チンタイ/ビビアン・スー/安藤政信/ダー・チン/河原さぶ )

「スティング」 (1973年アメリカ 監督:ジョージ・ロイ・ヒル 出演:ロバート・レッドフォード/ポール・ニューマン/ロバート・ショウ/チャールズ・ダーニング )

「栄光への賭け」 (1970年イギリス 監督:マイケル・ウィナー 出演:マイケル・クロフォード/スタンリー・ベイカー/ライアン・オニール/シャルル・アズナヴール )

永遠の0 (2013年日本 監督:山崎貴 出演:岡田准一/三浦春馬/井上真央/濱田岳/新井浩文/染谷将太/三浦貴大/吹石一恵/田中泯/山本學/風吹ジュン/平幹二朗/橋爪功/夏八木勲 )

「ジャッキー・コーガン」 (2012年アメリカ 監督:アンドリュー・ドミニク 出演:ブラッド・ピット/リチャード・ジェンキンス/ジェームズ・ガンドルフィーニ/レイ・リオッタ )

華麗なるギャツビー (2012年アメリカ 監督:バズ・ラーマン 出演:レオナルド・ディカプリオ/トビー・マグワイア/キャリー・マリガン/ジョエル・エドガートン )

「リアル 完全なる首長竜の日」 (2013年日本 監督:黒沢清 出演:佐藤健/綾瀬はるか/中谷美紀/オダギリジョー/染谷将太/堀部圭亮/松重豊/小泉今日子 )

「タイピスト!」 (2012年フランス 監督:レジス・ロワンサル 出演:ロマン・デュリス/デボラ・フランソワ/ベレニス・ベジョ/ミュウ=ミュウ )

みなさん、さようなら (2012年日本 監督:中村義洋 出演:濱田岳/倉科カナ/永山絢斗/波瑠/ベンガル/田中圭/大塚寧々 )



読んだ本

「日無坂」 (安住洋子 時代小説)

掏摸 (中村文則 犯罪小説)

「無事、これ名馬」 (宇江佐真理 時代小説)

「月日の残像」 (山田太一 エッセイ)

脊梁山脈 (乙川優三郎 現代小説)

なぎさ (山本文緒 現代小説)

「潮鳴り」 (葉室麟 時代小説)



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Category: 日本映画

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映画「みなさん、さようなら」

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中学1年生の時に「一生、団地の中で生きていく!」と宣言した少年の17年間を描いた映画である。
しかもその主人公・悟の12歳から30歳までを濱田岳がひとりで演じるという異色の映画である。
だからといってコメディというわけではなく、かなりシリアスな内容の映画である。
その行為は一種の引きこもりということになるのだろうが、といって部屋から一歩も外に出ない、人と顔を合わさない、といったようなよくある引きこもりではなく、学校へ行かない代わりにラジオ講座を聴いて勉強をしたり、ランニングや筋トレで身体を鍛えたり、夜になると団地内を見回ったりと、規則正しい毎日を過ごしている。
かなり前向きな生活なのである。
また団地内には商店街も病院もあり、必要なことはすべて団地内で済ませられる。
こうした生活が現実離れしたものでないことがよく分る。
そんな彼を団地内の住人たちも優しく見守ってくれている。
唯一の家族である母親も、彼を信じてじっと見守っている。
そして中学を卒業すると同時に団地内のケーキ屋に就職、さらには思春期を迎えると隣に住む同級生の女の子と恋愛したり、ちょっとおかまっぽい親友ができたり、憧れの彼女と婚約したりと青春を謳歌するようになる。
ただひとつ団地を出ないということを除けば、そのほかはごくありふれた普通の男の子の日常なのである。
しかしそこには団地を出ない切実な理由が隠されており、やがてその理由が明かされていくことになる。

こうした彼の成長とともに団地内の様々な変化も同時に描かれていく。
背景となるのは1980年代初頭、当初は時代の先端を行く生活スタイルだった団地住まいも、17年という時間が過ぎていくうちに次第に寂れていく。
そして107人いた同級生たちも、ひとりまたひとりと団地を去っていく。
住人の顔ぶれも変わり、外国人居住者が住むようになり、次第に荒廃していく様子が切々と描かれていく。
時代の変化は団地内にも否応なく迫ってくるのである。
そうしたなかで、主人公・悟も好むと好まざるとに関らず、変わらざるを得ない状況へと追い込まれていくことになる。

監督は中村義洋。
濱田岳とはこれまでにも「アヒルと鴨のコインロッカー」「フィッシュストーリー」「ゴールデンスランバー」「ポテチ」といった伊坂幸太郎原作の映画化作品でコンビを組んでおり、お馴染みの顔合わせである。

少年・悟の17年間を演じる濱田岳の演技が絶妙である。
いかに小柄で童顔とはいえ、26歳の青年が果たして12歳の少年を演じることができるのだろうかと訝しんだが、これが無理なく自然に演じているのである。
違和感はない。やはりこうした役柄は彼しかできないものだと改めて感心した次第である。
特異なキャラクターである主人公の心情が、痛いほど伝わってきた。
まさに適役であった。

原作は第1回パピルス新人賞に輝いた久保寺健彦の同名小説、心の傷を乗り越え力強く生きていこうとする姿を描いた成長物語である。
青春とは何と苦しく輝かしいものなんだろう。
そんな当たり前のことをしみじみと実感した。
心温まる映画であった。


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Category: 外国映画

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映画「華麗なるギャツビー」

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時代は1920年代の狂乱の時代。
大富豪ジェイ・ギャツビーの豪邸では毎夜豪華絢爛なパーティーが開かれていた。
しかしそこに集まる老若男女の誰ひとりとしてギャツビーの実像を知るものはいなかった。
そんな謎の男、ジェイ・ギャツビーと親しくなり友人関係となった隣人ニック・キャラウェイ(トビー・マグワイア)の回想によってギャツビーの物語が語られていく。
そして隠されたギャツビーの人物像が次第に明らかになっていく。

振り幅の広い謎の男、ジェイ・ギャツビーを演じるディカプリオが適役だ。
酒の密輸に手を染め、若くして富を得た人物でありながら、ひとりの女性への一途な愛を貫こうとする。
繊細さと豪胆さが入り混じった複雑な男を、ディカプリオは華麗に演じてみせる。
しかしそんな純粋な気持ちを持ちながらも、結局は悲劇的な結末に至らざるを得なかった悲劇の男ジェイ・ギャツビーの人生が痛々しい。
それを見ながら連想したのは、映画「市民ケーン」であった。
人も羨むような成功を手にしたにも関らず、夢に描いた僅かな幸せさえ掴むことのできなかった男の哀しみ、それがスケールの大きな映像によって描かれるという共通点からであった。

毎夜開かれるギャツビー邸での狂乱のパーティーは、バズ・ラーマンらしい華やかさである。
それが豪華絢爛であるだけに、祭りの後の淋しさは、ことさら身に沁みる。
そうした物語を見つめる巨大な眼鏡の看板の眼差しが、何とも皮肉である。
「過去は変えられない」、ニック・キャラウェイのつぶやくこのひと言が、いつまでも心に残った。


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Category: 読書

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中村文則「掏摸(スリ)」

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独特の世界観が披露される。
ここで描かれる世界は悪と虚栄に蝕まれた世界である。
そこには虚無としか言いようのない深い孤独と諦念が漂っている。

絶対的な悪の象徴として登場する木崎という謎の男。
彼の語る独特の哲学が興味をひく。
彼から命じられた3つの犯罪。
主人公はそれを拒むことはできない。
そしてその犯罪に失敗すれば即命を失ってしまうという究極の状況のなかで、神業のようなテクニックを駆使して命じられた物をスリ取っていく。

観念的でひねった文体に最初はいささか戸惑ったが、そのリズムに慣れるに従って、どんどんと物語のなかに惹き込まれていった。

犯罪の世界を描いているが、エンターテインメントではなく、非常に観念的な小説である。
それからも判るように、これは読者を選ぶ小説である。
誰にでもオススメできるという小説ではないが、たまにはこうした小説世界に浸ってみるのも悪くない。
見慣れた世界が少し違った色合いを帯びて見えてくるはずだ。

この作者の小説を読むのは初めてだ。
参考のために巻末に書かれた作者のプロフィールを記しておく。

<中村文則(NAKAMURA HUMINORI)
 1977年愛知県生まれ。福島大学行政社会学部応用社会学科卒業。2002年『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー。04年『遮光』で野間文芸新人賞を受賞。05年『土の中の子供』で芥川賞を受賞。その他の著書に『悪意の手記』『最後の命』『何もかも憂鬱な夜に』『世界の果て』がある。>

ちなみにこの小説『掏摸』は2010年第4回大江健三郎賞を受賞。アメリカをはじめ各国で翻訳され、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の2013年のベスト10小説に選ばれた。


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Category: 日本映画

Tags: 戦争映画  

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映画「永遠の0」

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話題の映画「永遠の0」を観てきた。
封切られてからすでにかなりの日数が経ってしまったが、(昨年12月末の封切)なかなか行く機会がないままに日にちだけが過ぎてしまった。
そしてそろそろ上映が終わろうかという今になって、ようやく映画館に足を運んだという次第である。

結論からいうと素晴らしい映画であった。
原作が良かっただけに、その良さが映画でどの程度再現されているだろうかと、いささか危惧する気持ちもあったが、まったくの杞憂であった。
原作に劣らず、いや部分的には原作を越えた良さで、間違いなく一級のエンターテインメントであった。

こういう戦争ものになると、戦闘場面などでは、チープな印象を持ってしまうことがよくある。
とくに飛行シーンなどには、その傾向が強いように思う。
そうした貧弱な場面を見せられると、それだけで引いてしまうことになるが、この映画はそうではなかった。
ゼロ戦の空中シーンなど、そのクオリティの高さに驚かされた。
まるで本物の戦闘機が飛び交っているような迫力であった。
まさに一級品である。
こうしたシーンがきっちりとリアルに再現されているからこそ、ドラマの部分にも素直に入り込んでいくことができたのである。
さすが「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズで、昭和の風景を見事に再現してみせた山崎貴監督だけのことはある。
その映像的なテクニックのうまさに引きずられながら、今回も「ALWAYS 三丁目の夕日」同様、何度も涙を誘われることになったのである。

また若手の俳優たちと、ベテラン俳優たちのアンサンブルの見事さにも唸らされた。
主人公である宮部久蔵を演じた岡田准一をはじめ、新井浩文、染谷将太、濱田岳らの若手俳優たちの溌剌とした演技、そして戦後を生き抜いたパイロットたちを演じた田中泯、橋爪功、平幹二朗、山本學、夏八木勲といった名優たちの重厚な演技、その見事なアンサンブルに、息を詰めて見入ってしまったのである。
そして144分を短く感じるほど映画に没頭してしまったのであった。
おそらく今年観る映画のなかでのベストの映画になることは間違いない。
そんな感想を持ちながら映画館を後にした。


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プロフィール

cooldaddy

Author:cooldaddy
住んでいるところ:青森県弘前市
出身地:香川県
年齢:今年(2008年)還暦です。
性別:男

還暦という節目を迎え、何か新しいことを始めようとブログを開設しました。
趣味のこと、生活のこと、心に残ったことなど、My Favorite thingsを、気ままに書いていこうと思います。
末永くおつき合いください。

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