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風に吹かれて

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Category: 読書

Tags: 百田尚樹  時代小説  

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百田尚樹「影法師」

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先日読んだ百田尚樹の小説「永遠の0」の感動の余韻がまだ残っている。
その余韻が冷めぬうちに、また引き続き百田尚樹の小説が読みたくなった。
そこで次に読んだのが「影法師」という小説であった。
「永遠の0」は太平洋戦争を舞台にした小説だったが、こちらは武家社会を描いた時代小説であった。
そうした違いはあるものの、回想によって現在と過去が交錯し、最後に隠された事実が明らかにされるといった構成は同じであった。
さらに読み進むうちに目が離せなくなり、最後には胸を熱くさせられるといったところも「永遠の0」と同様であった。

主人公は戸田勘一と磯貝彦四郎という、ふたりの武士。
戸田勘一はナタ、磯貝彦四郎は切れ味鋭いカミソリといった違いがあるものの、ともに秀でた才能をもった若者同士であった。
ふたりはお互いの才能を認め合い、生涯変わらぬ友情を誓い合う。
そして数十年の後、戸田勘一は下士でありながら異例の出世を遂げて家老にまで上り詰める。
だが対照的に磯貝彦四郎は、不遇の死を遂げることになる。
仲間うちでの信望が篤く、溢れるほどの才能に恵まれながら、なぜ磯貝彦四郎は不遇の死を迎えなければならなかったのか。
今は名倉彰蔵と名を変えて国家老となっている戸田勘一は、その疑問を探ろうと、生前の彦四郎の姿を追っていく。
そして最後に明らかになる驚愕の事実。
ここに至って初めて題名の「影法師」の意味を、われわれ読者は知ることになる。
「永遠の0」同様、読ませる、そして話の作り方がうまい。
これが初めての時代小説とは思えないほどよく出来た本格的な時代小説であった。
読みながら、藤沢周平の小説「蝉しぐれ」をしばしば連想した。
それは話の内容にさまざまな共通点があったことからの連想ではあったが、それでも「蝉しぐれ」とはまた違った面白さをもっており、そうした共通点もいつしか忘れ、夢中になって読んだ。
「永遠の0」に負けず劣らず、読者を惹きつけてやまない魅力あふれる小説であった。
久しぶりに読んだ面白い時代小説だった。


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テーマ : 読んだ本の感想等  ジャンル : 小説・文学


Category: 地域情報

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暖かい日が続いています。

昨日の最高気温が7度、今日は9度の予想。
こんなぐあいに、ここ一週間暖かい日が続いている。
3月下旬くらいの気温だそうだ。
この暖かさに雪も一気に溶けてきた。
あれだけあった雪が見る間に少なくなっている。
この好天になんとなく気分もウキウキしてしまう。
そろそろ冬篭りも終わりに近づいてきたようだ。


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還暦(10年前)という節目を迎え、何か新しいことを始めようとブログを開設しました。
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