風に吹かれて

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Category: 外国映画

Tags: 西部劇  

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映画「3時10分、決断のとき」

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先日観た映画「3時10分、決断のとき」のレビューである。
先にも書いたように、これはラッセル・クロウとクリスチャン・ベールが共演する西部劇である。
ラッセル・クロウ演じるのは早撃ちの名手で、強盗団のボス、ベン・ウェイド。
片やクリスチャン・ベールは小さな牧場を営むダン・エヴァンス。
何の接点もなかったふたりだが、逮捕されたベン・ウェイドをユマまで護送する役目に、ダン・エヴァンスが名乗りをあげたことから、ふたりの抜き差しならない関係が始まる。
果たしてユマまで無事護送することができるのかどうか、といったストーリーが緊迫したタッチで描かれていく。
これだけ書くと、ごくありふれた西部劇のように思えるかもしれないが、主役のふたりの過去や背景といった肉付けにひと工夫があり、それによって護送劇が俄然精彩を帯びたものになってくる。
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クリスチャン・ベール演じるダン・エヴァンスは南北戦争に従軍した腕のいい狙撃手だったが、足を負傷して今は義足に頼る生活をしている。
さらに牧場の経営はうまくいかず、今や借金返済に苦しめられている。
そんな父親を長男は頼りない父親だと見なして、軽蔑の色を見せている。そしてダン・エヴァンスもそのことを痛いほど感じている。
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いっぽうラッセル・クロウ演じるベン・ウェイドは冷血非情なガンマンではあるが、聖書のなかの言葉を諳んじていたり、絵を描くといったインテリジェンスも持っており、強烈なリーダーシップを発揮して命知らずの荒くれたちを統率するという器の大きさを感じさせる男である。
そして護送していくなかで次第に明かされていく子供時代の悲しい記憶、これも物語の中での重要な鍵になっている。
このふたりに加えてダン・エヴァンスの長男が護送の途中で思いがけず現れることで、より物語にふくらみが生まれ、クライマックスの盛り上がりへと繋がっていく。
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とにかくラストのクライマックスでのダン・エヴァンスの死をかけた決断とベン・ウェイドの心意気には思わず涙を流してしまった。
こんな展開になるとは、予想もしていなかっただけに、その感動は大きいものがある。
これまでにも西部劇の名作と呼ばれるものは、それなりに観てきているが、西部劇で泣いたというのは、これが初めてのことである。
これぞ男のドラマである。魅力ある男の生きざまを見せてくれるドラマである。
そしてラッセル・クロウとクリスチャン・ベールの男の魅力が満載の映画である。
西部劇ファンならずとも、ぜひオススメしたい映画である。


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Category: 美味しいもの

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干し柿づくり

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無人販売所で干し柿用の渋柿を売っているのを以前から見て、気になっていたのですが、それを買ってきて、ひとつ干し柿づくりに挑戦することにしました。
干し柿は大好物で、毎年冬になると必ず買い食いをするのですが、自分で作ったことはありませんでした。
18個詰めで100円という、ただのような値段の渋柿を2袋買ってきましたが、36個もの皮むきは、かなり手間がかかりました。
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それをヒモで結わえて軒下に吊るすと、とたんにわが家にものどかな冬の風景が、出現しました。
その吊るした柿が、よく晴れた陽の光を浴びているのを見ていると、なんだか心のなかにも光が射してくるようで、暖かな気持ちになってきます。
1ヶ月ほどで出来上がるそうなので、今から楽しみです。


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Category: テニス

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テニス最終日

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今日で今シーズンのテニスも終わりです。
最終日の日曜日とあってかなりたくさんのメンバーが集まりました。
コート4面がすべて埋まって、待機している人が6、7人いたので、22、3人集まったわけです。
こんなに人がいるのは久しぶりのこと。
けっこう賑やかにゲームをやりました。
やっぱり大勢いると盛り上がり方が違う。
今シーズン最終日にふさわしいテニスでした。


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Category: 弘前

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VIVA弘前

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市内の情報誌「VIVA弘前」が今日発行されました。
今月号には私の書いた映画レビューが掲載されています。
「ミスターJのマイフェイバリットシネマ」と題して不定期に連載している映画レビューです。
前回掲載されたのは、もうかなり以前のことなので、久しぶりの登場です。
以前このブログで書いた「大阪ハムレット」を、紙面に合わせた長さに書き直したものを載せていますので、併せてお読みください。
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Category: 暮らし

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今日のこと

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今日は久しぶりで朝テニスに行ってきた。
最近は日の出の時間が遅いので、犬の散歩の後にテニスに出かけると、どうしてもプレーする時間が少なくなってしまう。
そういうわけで今月はしばらく足が遠のいていた。
集まったメンバーは9人、8時まで休みなくプレーしたので、時間が短かったわりには結構たくさんゲームができた。
久しぶりのテニスはやはり気持ちがいい。

今日は仕事が休みなので、午前中は庭仕事で時間を費やす。
薪の整理や雪囲いなど、やることはたくさんある。

昼は長女といっしょに昼食をしようと「ジルチ」で待ち合わせるが、残念ながら今日は休業だった。
そこで場所を「アルポルト」に移す。
「アルポルト」でランチをするのは移転後初のことだ。
おいしいランチとデザートのケーキを堪能、例のごとく娘のおごりである。ごちそうさま。いつもいつもありがとう。

昼食後は娘と別れて、少し早いがクリスマスのオーナメント探しに出かける。
ホームセンターで手頃なものを見つけた後は、TSUTAYAへ行ってDVDをレンタル。
ちょうど新入荷したばかりのラッセル・クロウとクリスチャン・ベールの西部劇「3時10分、決断のとき」を見つけた。
ヒーロー者の西部劇だとばかり思っていたら、人間ドラマの要素をもった中味の濃い西部劇だった。
なかなかの感動ものだった。
これは大当たり!
西部劇が少なくなった最近の映画界にあって、こういった傑作が生まれたことは特筆すべきことだ。
レビューはいずれ書こうと思っている。


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Category: 読書

Tags: 乙川優三郎  時代小説  

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乙川優三郎「霧の橋」

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先日読んだ「かずら野」に続いて、乙川優三郎の小説「霧の橋」と「五年の梅」を図書館から借りてきた。
まずは「霧の橋」から読んでみた。

これは乙川優三郎初期の長編小説で、1997年度の時代小説大賞を受賞した作品である。
侍の子として生まれた主人公が、父の仇を討つために10年という苦難の歳月を過ごした後に、武士を捨てて商人として生きていく物語である。
そこで巻き起こる商売を巡る陰謀、そして夫婦の間にできた微妙なズレ、さらには武士を捨てたはずが、とことん商人にはなりきれない武士としての残滓に悩むという物語はなかなか読み応えがあった。
「かずら野」で受けた涙を誘うような感動ではないものの、ラストでは同じく感動の場面が用意されている。
終わりよければすべてよし、というわけでもなかろうが、こういった構成は乙川優三郎お得意のパターンなのかもしれない。
しかしこうした終わり方は、やはり爽やかだ。
また別な作品も読んでみたいという気持ちににさせられる。
もう一冊の「五年の梅」を、読むのが楽しみだ。


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今が旬

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近所の農家がやっている無人販売所から柿を買ってきました。
写真の6個でなんと100円です。
安い!
柿は毎日並ぶわけではないので、見逃さないようにできるだけチェックをしています。
前回買ったのが、ちょうどなくなったところだったので、タイムリーでした。

「柿が赤くなると医者が青くなる」といわれるように、柿は栄養価の高い果物です。
とくにビタミンCが豊富なので風邪の予防には効果を発揮しそうです。
また「医者要らず」といわれるリンゴも今が旬です。
柿とリンゴを毎日食べて寒い冬に備えるゾ!


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Category: 読書

Tags: 乙川優三郎  時代小説  

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乙川優三郎「かずら野」

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久しぶりで時代小説を読みたくなって図書館から借りてきたのが、乙川優三郎の「かずら野」という小説。
夕方から読み始めたが、おもしろさについ寝るのも忘れて読み続け、深夜に読了、感動を引きずりながら眠りに就いた。

あらすじは貧しい足軽の娘、菊子が大店に奉公に出されるが、実はそれが主人の妾となることだと知って絶望、死を覚悟するが、そこへ主人の息子、富治が現れて父親を殺害、居合わせた菊子を連れて出奔する。
以後身を隠しながらの流浪の生活が始まる、というもの。
芯が強く、地道に生きようとする菊子と、現実を直視せずに愚行を繰り返す富治のかみ合わない10数年の逃避行が歯がゆくもあるが、絶望のなかで菊子が何度も立ち上がろうとする姿には魅せられた。
貧しい足軽の娘菊子と裕福な商家で育った富治の溝はどこまで行っても遠く、けっして埋められることはない。
行く先々で、その土地に根づこうと努める菊子だが、それが実を結びそうになると、富治の浅はかな行動によっていつも壊されてしまう。
悲運はどこまで行ってもふたりについてまわる。
だがどんな目にあおうとも菊子は富治と別れようとはしない。
そのあたりの揺れ動く心理の綾には説得力がある。
苛立ちながらもつい納得してしまう。
また富治の弱さから来る焦りやあがきも、けっして理解できないわけではない。
そして流浪の果てに辿り着いた終の場所、銚子の漁場で迎える思いがけない結末には、感動で涙を誘われてしまった。
菊子とともに耐え忍んできた苛立ちが、ここへ来ていっきに解放されて、カタルシスを味わえる。
作者の綿密な計算に、心地よく嵌ってしまったということだ。
そして悲しいはずの結末ではあるが、悲しみだけではない清々しさも同時に感じた。
おそらくそれは菊子のどんな境遇に立たされても、けっして音を挙げない潔さを感じるがゆえのことだと思う。
久々に時代小説で涙を流した。


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Category: 読書

Tags: 車谷長吉  

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車谷長吉「鹽壺の匙」

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芸術選奨の新人賞と三島由紀夫賞をとった車谷長吉の初期短編集「鹽壺の匙(しおつぼのさじ)」を読了。
「なんまんだあ絵」「白桃」「愚か者」「萬蔵の場合」「吃りの父が歌った軍歌」そして表題作である「鹽壷の匙」の6篇が収録されている。
いつだったか車谷長吉の「生が破綻した時に、ほんとうの人生が見えてくる」といった意味の言葉を読んだことがあったが、これらの短編も、破綻、もしくは破綻の兆しを見せている人たちの物語である。
闇の高利貸しだった祖母、発狂した父、首を縊った叔父、自らの半生や家族、周辺の人たちのことを露悪的とも思えるほど容赦なく書きたて、「書くことのむごさ」を小説にする車谷長吉の、業の深さ、背負った荷物の重さを垣間見るようであった。
「人が人であることの悲しみみたいなものを書きたい」と言う車谷長吉の思いが、伝わってくる。
そして毒気がボディブローのように効いてくる。


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Category: 日本映画

Tags: 市川崑  

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映画「おとうと」

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夜中に目が醒めて、なかなか眠れないので、先日録画しておいた映画「おとうと」を観ることにしました。
この映画は、リアルタイムではありませんが、20年ほど前に観て感動した映画です。
いわゆる「銀残し」というフィルム処理を、映画史上初めて行ったことでも知られる映画です。
それはこの映画を撮るにあたって市川崑監督が、映画の舞台背景になっている大正時代の空気感(色のない色)を出したいということで、宮川一夫カメラマンに相談したことから生み出された手法でした。
まず撮影に際しては、カラー撮影用の強い照明ではなく、白黒撮影用の照明を使って撮影をします。
次にそのフィルムを現像する際に、フィルム上の銀を取り除く一般的な処理はせずに、銀を残します。
そうすることによって彩度の低い、渋い色調のカラーになり、暗部が暗くコントラストの強い画面ができあがるのです。
その結果「おとうと」は白黒ともカラーとも異なった、古い写真を思わせるような独特の色彩の映像をもった映画になったのです。
しかし現在残されているネガフィルムは劣化が激しく、当時の映像とは、かなり違ったものになっています。
そこで今回、再放送にあたって、上映当時の映像にできるだけ近づけようと、さまざまな試みが行われ、その結果、オリジナルに近いものを再現することができたそうです。
それを観た感想をいえば、大正時代という古い時代の雰囲気や、日本家屋の暗さがうまく表現されており、独特の情緒とリアリティーが生み出されていると感じました。
そして光と陰の美しさ、構図の斬新さに魅了されてしまいました。

「おとうと」は1960年に公開された映画です。
原作は幸田文、監督市川崑、脚本水木洋子、撮影宮川一夫、音楽芥川也寸志、出演岸恵子、川口浩、森雅之、田中絹代、というもので、日本映画黄金期ならではの顔ぶれです。
その顔ぶれを見ただけでゾクゾクしてしまいます。
ちなみにこの映画ができるまでの経緯をちょっと書いてみると、まず水木洋子が書いたシナリオが雑誌「シナリオ」に掲載されたところから始まりました。
それを読んだ市川監督が映画化を切望しましたが、企画は松竹、東京映画へと移ってしまったために、自らの手で映画化することは難しくなり、なかば諦めてしまいました。
その後、紆余曲折を経たものの、結局どの会社でも実現には至りませんでした。
そこで、市川監督は大映を説得して、ようやく念願の映画化にこぎつけたというわけです。
市川監督の映画では、ほとんどのシナリオは奥さんである和田夏十が書いたものですが、この映画では珍しく水木洋子のシナリオとなっているのは、そういった経緯によるものです。
水木洋子は、名作「浮雲」や「また逢う日まで」といった成瀬巳喜男や今井正の映画のシナリオを数多く書いた名脚本家です。
人間を深く見つめることで定評のある作家ですが、「おとうと」も深い人間洞察を感じさせる見事なドラマになっています。
そしてそれを映像化したのが名カメラマンの宮川一夫です。
宮川一夫といえば、溝口健二、黒澤明、小津安二郎といった名匠と組んで、映画史に残る傑作の数々を撮影した、日本を代表する名カメラマンです。
そもそも市川崑監督が、日活から大映に移籍したのも、宮川一夫カメラマンと組んでいっしょに映画を作りたいといったことも大きな理由だったようです。
その憧れの宮川カメラマンと初めてコンビを組んだのは、「炎上」でした。
三島由紀夫の小説「金閣寺」を、大胆に脚色したこの映画でもさまざまな実験的な映像の試みを行っています。
市川雷蔵が金閣寺を放火する、孤独な修行僧を演じたことでも話題を呼んだ映画でした。
その後「鍵」「ぼんち」と続いて「おとうと」で4本目の作品になります。
ところで市川崑監督の代表作には、この時代の宮川一夫カメラマンと組んだ作品に多くが集中しています。
そのことからも宮川一夫カメラマンの存在が、いかに大きかったかが分かります。
そうした名スタッフたちに加え、岸恵子、川口浩、森雅之、田中絹代といった名優たちが、それぞれの持ち味を十分に生かした演技を見せています。
とくに主人公の「げん」を演じた岸恵子は素晴らしい。
リウマチで体の自由がきかない継母に代わって、母親代わりに弟の面倒を見るしっかりものの姉を、魅力的に演じています。
頭の良さ、気の強さ、優しさ、そうした彼女自身がもつ美点が、主人公「げん」のキャラクターと重なって、これ以上はない適役でした。
そして弟の碧郎を演じた川口浩は、彼のなかにある育ちのよさや無邪気な不良っぽさを生かした演技で、岸恵子と絶妙なコンビネーションを見せています。
さらに、森雅之と田中絹代のベテランふたりの確かな演技が、若いふたりを盛りたてています。
その見事なコントラストは、ほんとうに見応えがありました。
しっかり者の姉、ちょっとグレかけた弟、あまり家庭を顧みない小説家の父親、リューマチ病みの後妻の母親、というぎくしゃくした4人の家族が、弟の入院をきっかけに、次第に和解していく姿には、思わず涙を誘われてしまいました。
そしてラストでは不覚にも号泣してしまいました。
昔観たときには、そんなことはなかったのですが、今回は涙が止まらなくなってしまいました。
その感動を引きずって朝まで眠れませんでした。
そして今朝になってこうしてブログを書いていても、まだ感動の余韻が冷めずに残っているのです。

映画史に残る、掛け値なしの名作だということを、あらためて思いました。


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Category: 地域情報

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雪に備えて

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所用で青森市方面へ出かけたのですが、浪岡からは雪模様の天気になりました。
所によっては雪が降るという予報だったので、用心のためにタイヤはスタッドレスに換えておいたのですが、大正解でした。
出かける時は雨もやんで、青空が覗いていたのですが、やはり今の時期、遠方へ出かけるとなると、いつ何どき、こんなふうになるか分からないので、油断は出来ません。
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途中、国道沿いでは地吹雪用フェンスの取り付け作業の真っ最中でした。
雪国では冬が近づくと何かと慌しくなってきます。
わが家でもそろそろ雪囲いを始めないと。


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映画「その日のまえに」

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大林監督の映画を観ていると、ある種の気恥ずかしさがつきまとうことがある。
気障な演技やセリフ、そして設定に戸惑いながら、少しばかり居心地の悪さを感じてしまう。
作品によって程度に差はあるが、いったんそれが顔をのぞかせると、振り払うのに少々時間がかかる。
おそらく監督自身はそれを承知のうえで、そういったことには頓着せずに、描きたいことをどんどん描いていくという創作態度にちがいない。
だから観ているこちらとしても、そうした力に引きずられているうちに、居心地の悪さも自然と消滅してしまい、しだいに映画の世界へと没入して行くことになる。
それが大林映画を観るときの、いつものパターンである。
この映画では、そうなるまでの時間がけっこう長くて困ったが、途中でギブアップしないで最後まで観てよかったと思う。

原作は重松清の短編小説集「その日のまえに」。
泣かせどころのツボを心得た重松清が、巧みに作り上げた人気小説をどのように映画化するか、大いに興味をそそられたが、原作とはまた違った味わいで泣かせてくれる映画になっていた。
大林作品の初期の頃から一貫して変わらない、プライベート・フィルムのような手作り感たっぷりの映像に誘われながら、時間旅行をするうちに、ファンタジックな大林ワールドのなかにぐいぐいと引き込まれていった。
また全編に流れる静かな音楽が、ノスタルジックでセンチメンタルな気分をさらに掻き立てる役目を果たしている。
人生の最期を迎える人間が、それとどう折り合いをつけ、また家族と過ごしていくか、そして残された家族は?といった重いテーマを、単に重いものとして提出するだけではなく、暖かく人生を見つめようとする。
さらに宮沢賢治の詩「永訣の朝」を重要なモチーフとして使うことで、そうしたテーマをより鮮明に浮かび上がらせようとするのである。

けふのうちに
とほくへいってしまふわたくしのいもうとよ
みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)

こういったフレーズで始まる「永訣の朝」は昔、中学だか高校だったかの授業で習って、強い印象を受けたことがあった。
それだけに映画のなかでこの詩が歌われ、映像化されたことに、特別な感慨と親しみをおぼえたのである。
この詩は、宮沢賢治の妹とし子が死を迎える朝の情景を詠ったものだが、その「とし子」という名前を、映画では原作の名前(和美)に変えて使っている。
さらにヒロインが岩手出身で、若いころから宮沢賢治の「春と修羅」を愛読しているという設定を同時に行っている。
そうした宮沢賢治的世界を同時進行で展開することで、この物語に新たな力を注ぎ込み、生と死の優しいファンタジーを作り上げている。
そしてラストに登場する登場人物たち全員の、時間と空間を越えた大円団の花火大会では、哀しみだけではない人生への暖かいエールを見せてくれるのである。
生と死が仲良く手をつないだようなその場面には、大林監督の優しい眼差しと人生讃歌がこめられているのを感じる。
打ち上げられる花火は死者への鎮魂であると同時に、生きることへの熱いエールでもあるのだろう。
花火を見つめているうちに、ひたむきに生きる大切さ、生きる歓びが、心に沁みるように伝わってきた。
「あめゆじゅとてちてけんじゃ」というフレーズが映画が終わったあとも、呪文のようにいつまでも心に残った。
大林作品に、また新たな代表作がひとつ加わったのである。


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大荒れの天気

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写真は今日の弘前公園の景色です。
外濠の紅葉は、もうほとんど散ってしまいましたが、この辺の木はまだ少し葉っぱを残しています。
秋も終わりに近づいたことを感じさせる風景です。

せっかくの日曜日なのに、朝から雨で、しかも時折雷が鳴ったり、突風が吹く大荒れの天気です。
この強風で紅葉は残らずみんな散ってしまいそうです。
明日からは寒々とした冬景色に変わることだと思います。

長い冬が始まります。


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三遊亭圓楽「厩火事」

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三遊亭圓楽を追悼する番組として、NHK教育テレビ「日本の話芸」で「厩火事」が放映された。
録画しておいたので、さっそく観ることに。
あらすじは、怠け者で遊んでばかりいる亭主と喧嘩をした女房が、亭主の心持が分からないと仲人に相談に行くと、馬小屋の火事で大切な馬よりも家来の身を案じた孔子の故事を聞かされる。
それを聞いた女房がさっそく家へ帰って、亭主愛蔵の器を割って亭主の愛情を試すというもの。
犬も喰わない夫婦喧嘩を題材に、髪結いの亭主と女房を揶揄しながら、夫婦の微妙な関係を描写した滑稽噺。
相談に行ってさんざん亭主の悪口を言った女房の「おさき」が、仲人から亭主の悪いところを指摘されると、とたんに態度を変えて亭主の擁護にまわるなど、いかにもありそうな夫婦喧嘩のエピソードには笑いを誘われる。
しっかり者の女房「おさき」の泣いたり、怒ったり、やきもちを焼いたりといった描写がこの噺の一番の勘所だと思うが、圓楽の「おさき」はやはりうまい。
この噺は桂文楽が得意としていたそうだが、機会があればそちらもぜひ聴いてみたい。


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Category: 外国映画

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映画「扉をたたく人」

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「袖すり合う(振り合う)も他生の縁」ということわざがあるが、そうしたことわざ通りの映画である。
妻と死に別れ、憂鬱な日々を送っていた大学教授のウォルター(リチャード・ジェンキンス)がふとしたことから、アフリカから移住してきた若いカップルと知り合い、その交流によって次第に心を開きはじめる。
そして生きる歓びを見出していくという物語。
その交流の橋渡しをするのが、ジャンベというアフリカの伝統的な打楽器である。
音楽に国境はない、とはよく言われることだが、この映画ではまさにその言葉通りで、音楽によってお互いの壁を瞬時に乗り越えて、急速に親しくなっていく。
こうした交流に9.11以降厳しくなった移民問題をからませながら物語は展開していく。
が、これはあくまでも背景であって、やはりメインとなるのは大学教授とアフリカ出身の3人(カップルとその母親)との出会いと別れである。

主役の大学教授を演じるリチャード・ジェンキンスが素晴らしい。
この演技によってアカデミー主演男優賞にノミネートされたが、それが納得できる演技であった。
とくにセリフだけではなく、表情や身振りによって心の動きを表現する無言の演技が、この映画では大きなポイントだ。心に沁みるように訴えかけてくる。
それは相手役のヒアム・アッバスにおいても同様である。
セリフでは伝えきれない微妙な思いが、ふたりの間には流れている。
その節度ある大人の関係が好もしくもあり、哀しくもある。

とにかく隙のない映画である。
孤独なウォルターがどうしてジャンベに興味をもったのか、どうしてそんなにまで真剣に彼らに肩入れをして奔走するのか、そうしたことの伏線がウォルターの日常のなかに巧みに散りばめられており、ストーリーに齟齬がない。
だから物語を安心して受け入れることができる。静かに身を任せるだけでいい。
そういう意味でもこれはまさに大人の映画といえるだろう。
しみじみと心に沁みる、いい映画だった。

監督、脚本は俳優であるトム・マッカーシー。
といってもすぐには顔が浮かんでこない。
調べてみたが、それでもよく知らない人物であった。
だが、これほどの映画を作る才能は、ただものではない。
今後注目すべき監督である。


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Category: 薪ストーブ

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今シーズン初

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昨日、今日と連日最高気温が10度を下回っています。
ちなみに今朝の最低気温は1度でした。
その寒さに今シーズン初の薪ストーブを使いました。
昨日までは温風ストーブでしたが、薪ストーブを使うと暖かさが全然違います。
部屋全体がやわらかく温まり、心地いい暖かさです。
やっぱり薪ストーブはいいな、とあらためて思いました。


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森繁久彌逝去

森繁久彌が亡くなった。享年96歳。
さまざまな人たちが追悼で「巨星堕つ」と形容していたが、まさにその言葉通りの印象である。
映画、舞台、テレビでの演技は言うに及ばず、森繁節といわれた歌のうまさ、曲も作れば、筆も立つというぐあいに何をやっても器用にこなし、しかも一流であった。
多芸多才の人であった。
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森繁久彌で、まず思い浮かべるのは、何といっても映画「夫婦善哉」である。
大阪の人情と風俗が香り立つような名作で、森繁の俳優としての価値を世に知らしめた記念碑的な作品である。
織田作之助の小説を映画化したこの映画は、豊田四郎が監督、そして共演が淡島千景。
森繁が演じたのは化粧問屋の道楽息子、柳吉。
その頼りないダメ男ぶりが絶品という映画であった。
そしてそのダメ男を支えるのが、淡島千景演じる芸者上がりの一途な女で、ふたりの掛け合いが、これまた素晴らしい。
この映画はこれまでにもくりかえし何回も観ているが、観るたびに森繁の演技のうまさに魅せられてしまう。
これほどリアルで、生身の人間を感じさせられるダメ男を演じたのは、後にも先にも森繁しか知らない。
それほど強烈な存在感を見せつけられた演技であった。
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それに続いて同年に作られた「警察日記」も森繁の代表作である。
ここでは「夫婦善哉」とはまた違った演技で、田舎の人情警官を演じて、さらに評価を確かなものにしている。
当時42歳の森繁の渋い老け役ぶりは見事というしかない
酸いも甘いもかみ分けた初老の警官を人情味豊かに演じて、映画がもつペーソスを大きく下支えしている。
監督は久松静児、後に「地の涯に生きるもの」(1960年)や「社長」シリーズ、「駅前」シリーズなどで長らくコンビを組むことになる監督であるが、「地の涯に生きるもの」も印象の深い映画だった。
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原作は戸川幸夫の「オホーツク老人」で、知床の海で漁師として生きた男の一代記である。
森繁プロダクションの第一回作品として製作された映画であるが、今では映画そのものよりも、ロケ地羅臼村を去る際に森繁が即興で作った歌「サラバ羅臼」が後に「知床旅情」となってヒットしたことのほうが、よく知られている。
だが映画の方も、森繁が演じる漁師の若き日の豪快さや、老いた後の孤独や哀しみが心に沁みるいい映画であった。
さらに忘れてならないのは、マキノ雅弘監督と組んだ「次郎長三国志」シリーズと「人生とんぼ返り」である。
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「次郎長三国志」では森の石松を演じて、これまた新境地を開いている。
このシリーズのなかでは第八部「海道一の暴れん坊」がとくに評価が高く、森繁の石松が闇討ちにあって悲惨な最後を遂げるというストーリーである。
別名「石松開眼」とも呼ばれており、石松が斬られて死ぬ瞬間に見えない片目が開くという意表をつく演出がされていることでも有名な映画である。
シリーズ中もっとも異彩を放つキャラクターである石松を、森繁が溌剌と演じており、その個性的な演技によって、いかに彼が幅広い演技力をもっているかを知らしめたのである。
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さらに翌年同じくマキノ雅弘が監督した「人生とんぼ返り」では、殺陣師段平を演じてまた違った魅力を見せている。
ここでも「夫婦善哉」同様のしっかり者の女房(山田五十鈴)の内助の功に支えられる男、殺陣しか知らない一途な男を森繁らしい名調子で演じている。

ここまで紹介した代表作はすべて1954年から1960年にかけての日本映画の全盛期に作られたものばかりである。
こうした土台があって後の「社長」シリーズ、「駅前」シリーズ、そしてテレビ、舞台へと繋がっていくことになる。

とにかく喜劇からシリアスまで、役柄もダメ男から社長、大学教授、政治家までと、軽さも重さもどちらも演じることができる稀有な存在の俳優である。
その幅広さは他の追随を許さないものがある。
ただ器用でうまい、という以上の魅力をもった役者であった。
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後年の舞台に関しては、残念ながら観ることはできなかったが、唯一森繁劇団旗揚げ公演の「佐渡島多吉の生涯」だけは当時のテレビ中継で観ることができた。
これも映画「夫婦善哉」同様、織田作之助原作の、大阪を舞台にした芝居で、「ベンゲットのたぁーやん」と呼ばれる車引きが腕一本で娘、そして孫娘を育て上げるという一代記ものである。
これも森繁の魅力満載の芝居であった。
これを観たのはたぶん中学生のときだったのではないかと思うが、子供心に強い印象を受け、感動したことを憶えている。
(この原作は川島雄三監督で「わが町」という題名で映画化されている。こちらは新国劇の辰巳柳太郎が主演。この映画も名作である。)

森繁久彌死すのニュースを聞いて、いろいろと思い出すことをとりとめもなく書いてきたが、とにかく彼は映画のみならず芸能の歴史の中で名優として燦然と輝く存在である。
こうやって書きながらそのことをあらためて思った。
そして彼の映画を、またもういちど観なおしてみたいと、無性に思うのである。


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Category: 外国映画

Tags: 戦争映画  

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映画「戦場からの脱出」

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久しぶりで観たヴェルナー・ヘルツォークの映画である。
ヴェルナー・ヘルツォークといえば70年代のニュー・ジャーマン・シネマの旗手のひとりで、「ノスフェラトゥ」、「カスパー・ハウザーの謎」、「アギーレ/神の怒り」、「フィッツカラルド」といった異色作で知られた監督だが、最近はほとんど話題にのぼることもなくなっていた。
レンタルショップでたまたまこのDVDを見つけたとき、日本未公開の作品なので、借りるのを一瞬迷ったが、ためしに監督名を見たところ、なんとヴェルナー・ヘルツォークである。
結局それが決め手になって、ダメモトで借りてみたが、予想に反して見ごたえのある映画だった。
とくに主役のクリスチャン・ベイルの熱演が素晴らしかった。
クリスチャン・ベイルといえば「マシニスト」での30キロ近いダイエットによる激痩せで有名だが、この映画でもその片鱗をみせている。
彼が演じるのは、ベトコンの捕虜となって収容所に監禁された兵士の役である。
そこでの食糧事情の悪さから次第にやせ細っていくが、「マシニスト」での経験がここでも生かされている。
そのやつれ方もさることながら、食事として出されたうじ虫や、ジャングルで捕まえた蛇を生きたまま食べるといった体当たりの演技にも驚かされた。
ここまでやるか、といった感想もあるにはあるが、まさに鬼気迫る演技であった。
その役者魂のすごさには驚かされてしまった。
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さらに「アギーレ/神の怒り」、「フィッツカラルド」といった映画でも証明済みの、ヘルツォークお得意の自然描写の見事さもこの映画の見どころのひとつである。
そしてそうした大自然のなかで繰り広げられる狂気の物語という、ヘルツォーク流の世界がここでも描かれている。
酷暑のジャングルのなか、追っ手から身を隠し、道なき道を行く、こうした逃亡を続けることは、ある種の狂気の世界を彷徨うことでもあるだろう。
クリスチャン・ベイルの姿からは、そうした狂気がにじみ出ていた。
「穴」、「大脱走」、「飛べ、フェニックス」、「ミッドナイト・エクスプレス」、「生きてこそ」といった脱出や脱獄を描いた名作は数多くあるが、この映画もそうした名作に劣らない内容をもつ映画だった。
未公開の作品にもこうした立派な作品もあるということだ。
そうした作品とめぐり合えたのは、ほんとうにラッキーだったと思う。


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Category: 読書

Tags: 車谷長吉  

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車谷長吉「赤目四十八瀧心中未遂」

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「詩や小説を書くことは救済の装置であると同時に、一つの悪である。」と車谷長吉は書いている。
さらに「書くことはまた一つの狂気である。」とも書く。
「赤目四十八瀧心中未遂」もそうしたなかから生まれた小説なのだろう。
自らの恥部を徹底的に晒すことでそこに何が見えてくるか、そんな作者の切実な思いが圧倒的な力技で迫ってくる。

饐えた臭いのする薄暗いアパートの一室で、病気で死んだ豚や鶏のモツを串に刺し続ける男の姿は、修行僧の姿に近いものを感じる。
そしてその孤独な作業は、修行僧の行のようにも思えてくる。
普通の生活から滑り降り、ひたすら堕落のなかに落ちていこうとする男が辿り着いたところは、アマと呼ばれる尼崎、阪神電車出屋敷駅近くの、ブリキの雨樋が錆びついた町である。
そしてその心情を次のように書く。

心の中の一番寒い場所では「どないなと、なるようになったらええが。」という絶望が、絶えず目を開けていた。
こういう私のざまを「精神の荒廃。」と言う人もいる。が、人の生死には本来、どんな意味も、どんな価値もない。その点では鳥獣虫魚の生死と何変わることはない。ただ、人の生死に意味や価値があるかのような言説が、人の世に行われて来ただけだ。従ってこういう文章を書くことの根源は、それ自体が空虚である。けれども、人が生きるためには、不可避的に生きることの意味を問わねばならない。この矛盾を「言葉として生きる。」ことが、私には生きることだった。


空虚のなかを生きる男のまわりに出没するのは、やくざ、娼婦、彫物師、娼婦上がりの焼き鳥屋のセイ子ねえさん、そして背中に迦陵頻伽(かりょうびんが)の彫り物を背負った謎の女アヤ。
いずれもひと癖もふた癖もあるような人間たちばかり。
そしてどの人物も容易に人を立ち入らせようとはしない深い闇を抱えている。
そこに一歩でも踏み入ろうとすれば、手痛い傷を覚悟しなければならない、そんな危うい殺気を孕んでいる者たちばかりである。
「中流の生活」を忌み嫌い、ドロップアウトしてきた男ではあるが、ここでも彼は「よそ者」であり、居場所はないことを思い知る。
そしてある日、彫物師の愛人アヤから「うちをつれて逃げて」と懇願され、「この世の外へ」と踏み出そうとする。
「世間の外」で生きてきた男が、心を奪われた女の懇願で、誘われるままに「この世の外へ」と足を踏み入れようとする。
逡巡しながらも魔物に魅入られたように付き従っていく道行きは、まるで夢の中での出来事のようにも思える。
悪夢のような、とでも呼びたいような小説である。

車谷長吉は「最後の私小説作家」と呼ばれている。
私小説という形式は、すでに時代遅れのものであるにもかかわらず、その時代遅れの衣裳を纏うことで、あえて時代に背を向けようとする。
「私(わたくし)小説を鬻(ひさ)ぐことは、いわば女が春を鬻ぐに似たこと」だと車谷長吉は言う。
だがただ春を鬻ぐだけではない。
そこに巧妙な虚を交えることで、さらに深い作品世界を構築しようとする。
そして人間存在の魂の闇を、ただひたすらに見つめようとするのである。
それはもう私小説という枠には収まり切れない世界といってもいい。
白洲正子が車谷の小説を「神さまに向って言葉を発している」と評しているが、その言葉が頷けるような力が、車谷長吉の作品には漲っている。


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巨人、優勝

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昨夜の日本シリーズ第6戦は巨人が勝って優勝、日本一に輝きました。
日本ハムとの対戦成績は4勝2敗、MVPは阿部慎之助捕手が選ばれました。
巨人の日本一は7年ぶりのことです。
そのときも今回と同じく原が監督でした。
今年の原監督はWBC、リーグ、そして今回の日本シリーズと3回も優勝したわけですが、こういうこともめったにない記録ではないでしょうか。
間違いなく名監督への道を、歩んでいるのを感じます。

それにしても昨日の試合もハラハラドキドキでした。
もしこの試合を落としていれば、ひょっとすると日本ハムが優勝したかもしれません。
それほど拮抗した展開の日本シリーズでした。
でも振り返ってみれば、だからこそエキサイトしたいいシリーズになったのだろうと思います。
大いに楽しめた日本シリーズでした。

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Category: 外国映画

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映画「スラムドッグ$ミリオネア」

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昨年のアカデミー賞で8部門を受賞した映画「スラムドッグ$ミリオネア」を観ました。
さすがアカデミー賞を取っただけあって、中味の濃い映画でした。
スラムで育った兄弟と孤児の少女が、過酷な現実のなかを生き延のびて成長していくという物語です。
そのどん底の生活は、目を覆いたくなるような悲惨さですが、子供たちはそんな悲惨な生活をけっして悲惨とは思わず、子供なりに楽しみや歓びを見出していきます。
そして子供らしい楽天さで過酷な現実をつぎつぎと乗りこえていきます。
貧しさゆえに身につけていく逞しさは、観ている私たちにとっては救いであり、感動でもありました。
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そして成長した彼らのまえに奇跡的な物語が用意されています。
それがテレビのクイズ番組「クイズ$ミリオネア」です。
この番組に出場した弟が、つぎつぎと出される難解な問題をクリアしていきます。
スラム育ちでほとんど教育も受けたことのない彼にどうしてそれが可能なのか、その理由の一端が子供時代の映像とオーバーラップしながら解き明かされていきます。
そしてそれが私たちに、さらなる感動と希望を与えてくれるのです。

最後のタイトルロールに流れるダンス・シーンは、インド映画へのオマージュなのでしょう。
これを見て思わずニヤリとしてしまいました。
そして映画で感じたハッピーな気分が、このシーンによってさらに倍加されたのでした。

監督はイギリスのダニー・ボイル。
「トレインスポッティング」で見せた切れ味のよさが、その後なりを潜めていましたが、この映画でいっきに花開いたようです。

いい映画でした。

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日本シリーズとワールドシリーズ

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昨日の日本シリーズはすごかった。
7回までゼロに押さえられていた巨人が8回に同点に追いつくと9回表、日本ハムの高橋がホームランで勝ち越し、もうこれでほぼ試合の行方は決まったと思いましたが、その裏、先頭打者の亀井が初球をたたいてホームラン、さらに続く阿部がさよならホームランと、逆転で勝利をつかんでしまいました。
この驚きの展開に、久しぶりでエキサイトしてしまいました。
ほんとうに、すごかった。
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ところで海の向こうのワールドシリーズでは松井が大活躍、こちらもMVPをとってしまいました。
日本人初の快挙!これもすごい!

そんなわけで昨日は野球のサプライズが満載の一日でした。
こんな日もあるんだなあー!


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津軽富士見湖

仕事が休みの今日、紅葉を見ようとドライブに出かけました。
最初の目的地は岩木山でしたが、途中から通ったことのない道を当てもなく走っているうちに鶴田町の津軽富士見湖に着きました。
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ここは以前からいちどは来たいと思っていた場所でしたので、こうやって思いがけず来ることができてよかったです。
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この湖には「鶴の舞橋」と呼ばれる橋が架かっています。
長さが300メートルあり、木の橋としては日本一長い橋だそうです。
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湖面には数え切れないほどの鴨が浮かんでいました。
これほど大量の鴨が集まっているのを見るのは初めてのことでした。
時折集団で飛び立つ様は、なかなか迫力がありました。
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湖畔の林のなかには、おとぎ話に出てくるような喫茶店もありました。
今日はお店が休みのようで入ることはできませんでしたが。

ここは春の桜もいいという話なので、今度は春に来てみようかなと思っています。


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Tags: 車谷長吉  

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車谷長吉「忌中」「贋世捨人」

以前から読みたいと思っていた車谷長吉の小説を読んだ。
彼の小説はこれまで読んだことはなかったが、なぜかいつも気になる存在で、時々図書館で手にとってはみるものの、なかなか読むところまではいかず、また書棚に返すということを繰り返していた。
彼に関心を持つようになったきっかけは、直木賞を受賞した小説「赤目四十八瀧心中未遂」が映画化された時からのことである。
寺島しのぶが初めて汚れ役に挑戦したことで、話題になった映画だったが、語り手である主人公の不思議な存在が強く印象に残った。
その後その人物が、原作者、車谷長吉自身のことだと分かると俄然興味がわいてきた。
そしてその特異な来歴を知るとことで、さらに興味は深まっていったのである。
だが、すぐに小説を読むということにはならなかった。
それは彼の小説が簡単に読めるような類の小説ではなく、かなり重い内容をもった小説のように思われたからである。
読むためには、ちょっとした覚悟のようなものが必要だと考えていたのである。
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「忌中」は短編集である。
いささか古めかしい文体で、淡々と書き進められていく文章には、地べたに張り付いたところから眺めるような独特の目線を感じる。
そして語られる内容は、変死、自殺、一家心中、夫婦心中といったさまざまな無残な死である。
救いのない死が救いがないままに、淡々とリアルに語られていく。
時に鬼気迫るような生々しい場面がさりげなく現れて、思わず本を置いてしまうこともあった。
その独特な作品世界は、いちど味わうとちょっと取り付かれてしまうような魔力をもっている。
魂をいきなり鷲掴みされたような気分になった。すっかり魅入られてしまった。
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続けて読んだのが、「贋世捨人」である。
こちらは作者が小説家として立つまでを題材に描いた、半自叙伝のような小説である。
西行や鴨長明、吉田兼好、一休といった世捨人に憧れる主人公が、出家を志すものの挫折、大学を出て就職をするが、それも長くは続かず、つぎつぎと転職をくりかえし、終いには下足番や小料理屋の下働きとして転々とするというもの。
赤裸々で、自虐的とも思えるような内容だ。
小説を書くということは「正気で風呂桶の中の魚を釣ろうとすること」、「瓢箪で鯰を捕らえようとする」ことだと云う主人公が、小説を書くことによって自らの「業」に立ち向い、漂泊する姿は、無残なようでも、一種の清々しさがある。
そして、ある種、快感さえおぼえてしまうのである。
その下降志向の態度は、最近読んだ太宰治にもどこか似ている部分があるようにも思える。
しばらくは太宰治を重点的に読んでみようかと考えていたところに、横合いから、するっと車谷長吉が闖入し、いつのまにか居ついてしまったという感じである。

今また「赤目四十八瀧心中未遂」を借りて読み始めたところである。
これを機会に彼の小説を読み続けてみようと考えている。


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志水辰夫「男坂」

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「男坂」とは寺社の参道などにある2本の坂道のうち、急なほうの坂のことである。
ちなみに緩いほうの坂を女坂という。
この小説に出てくる男たちは、その坂道を登るのではなく、ゆっくりと降りている。
人生という荒波のなかで、さまざまな格闘をしてきたにちがいない男たち、しかしそうした盛りの時は過ぎ、今は黄昏の時を迎えようとしている。
そんな男たちの翳りある日々を描いた短編集である。

刑務所帰りの旧友と偶然再会し、執拗につきまとわれる男、故郷を捨てて今は建設現場でひっそりと生きる男、郷里を捨て、ふと立ち寄った街で酒場の女と知り合い、そのまま住み着いてしまった男、会社を乗っ取られ、故郷に戻って痴呆の母親を介護する男、そんなさまざまな、わけありの男たちが登場する。
その日常に華やかなものは何もない。
言ってしまえば、彼らは人生の敗残者である。
夢や希望とは無縁の日常を、ある種の諦念のようなものを抱えて生きている。
しかしそんな日常のなかにあっても、ほんの一瞬だけ光り輝くような瞬間が訪れるときがある。
そうした瞬間を、すくい取って描いたのがこれらの小説である。
陽のあたらない坂道をひたすら歩き続けてきた男たち、幾たびか苦いものも味わってきたにちがいない男たち、そんな愚直な生き方をしてきた男だからこそ見せる優しさや心の機微が、静かに胸を打つ。
地味ではあるが、心地よく酔わせてくれる小説である。

ところで志水辰夫の小説を読んだのは、これが初めてである。
1936年生まれの現在73歳、公務員、出版社勤務、フリーライターを経て、40代で小説を書き始めた小説家である。
ミステリーや冒険小説を主に書くが、ときに恋愛小説、時代小説も手がけるという。
そして今後は時代小説に的を絞って専念するそうだ。

機会があれば彼の時代小説も読んでみたいと思っている。

志水辰夫公式ページ


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Category: 地域情報

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初雪

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朝起きると外は一面の銀世界でした。
昨夜から降り続いた雪が積もったようです。
気温も氷点下に下がっています。
初雪のときは、うきうきとした、うれしいような気分と、もの悲しいような気分が入り混じったちょっと複雑な気持ちになります。
けっして嫌な気分ではありません。
むしろ好きな感覚です。
そしてこれから厳しく寒い冬がやってくるのだ、という覚悟で気持ちを新たにするのです。

こういうときは散歩に出かけるのがちょっと億劫になりますが、犬たちが待っているのでそういうわけにもいきません。
しっかりと防寒をして、朝の散歩に出かけました。

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ドル紙幣とコイン

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「ちょっと、こんなものが出てきたよ」と言って、妻が持ってきたものを見ると財布に入ったドル紙幣とコインでした。
義母の遺品の着物を整理していたら出てきたそうです。
おそらく長女がアメリカから持ち帰った紙幣を、義母に記念としてあげたものではないかと思います。
それを財布に入れて、大切に保管していたのではないでしょうか。
義母が亡くなって20年近くなりますが、こういうものを見つけると、生前の義母のことを思い出し、心が温かくなってきます。
さっそく娘に渡してやろうと思いました。


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白鳥の飛来

日本列島の上空に寒気が入ってきたせいで、今朝はずいぶんと冷え込んでいます。
予報によると最高気温は6度までしか上がらず、ところによっては雪が降るそうです。

朝の散歩から帰ってくると、白鳥の鳴き声が聞こえてきました。
空を見上げると、わが家の上空を白鳥の一団が、群れをなして飛んでいます。
写真を撮ろうと、急いでカメラを取りにいきましたが、あっという間に飛び去ってしまったために、あまりうまく写せませんでした。
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白鳥を見たのは、今シーズン2度目のことです。
最初に見たのは10日ほど前、スーパーで買い物をして駐車場に戻ってきたときのことでした。
数羽の白鳥が頭上を飛んでいきました。
その時は夜だったのですが、白鳥が夜間飛行しているのを見たのはこれが初めてでした。
おそらく、街の灯りを頼りに飛んでいるのだと思います。
低空飛行をしているのは、そのせいなのかもしれません。
それ以来の白鳥との遭遇でした。

白鳥の飛来は、冬の訪れを告げる風物詩です。
冬が確実に近づいていることを実感しました。


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五代目三遊亭圓楽「浜野矩随」

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先月29日、五代目三遊亭圓楽が亡くなりました。
76歳でした。
2007年に国立演芸場での口演を最後に引退したばかりで、そのわずか2年後の逝去です。
心からご冥福をお祈りいたします。

ところで訃報を聞いたあと、無性に彼の落語が聴きたくなって、ネットでいくつか探してみました。
「芝浜」「長命」「たがや」「野晒し」「悋気の火の玉」が見つかり、つぎつぎと聴きましたが、いちばん聴きたかった「中村仲蔵」は残念ながらどこにもありません。
その代わりといっては何ですが、「浜野矩随(はまののりゆき)」を見つけることができました。
これは彼が「中村仲蔵」同様十八番にしていた人情噺で、「中村仲蔵」とも共通する“名人もの”のひとつです。
一昨日のことですが、近々圓楽を襲名することになっている弟子の楽太郎が、師匠を偲びながらこの演目を高座にかけたそうです。

これは講談を元に作られた噺で、江戸後期の彫金の名工、浜野矩随の出世物語です。
この噺が円楽の口跡のいい声と、流れるような話芸で語られると、あっという間に江戸の昔に引き込まれていってしまいます。
「中村仲蔵」と甲乙つけがたい熱演に、酔い痴れてしまいました。

それにしても、つくづく惜しい人を亡くしたものだと思いました。








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読書・著者別インデックス



青山文平
  流水浮木  最後の太刀
  つまをめとらば

赤瀬川原平
  老人力

阿久悠
  歌謡曲の時代 歌もよう 人もよう

あさのあつこ
  花宴
  火群(ほむら)のごとく
  弥勒の月

安部龍太郎
  等伯・上
  等伯・下

飯嶋和一
  汝ふたたび故郷へ帰れず

池井戸潤
  下町ロケット

池部良
  心残りは・・・

伊坂幸太郎
  アイネクライネナハトムジーク
  3652
  終末のフール
  重力ピエロ
  魔王

伊集院静
  いねむり先生
  海峡

五木寛之
  生きる言葉
  「親鸞」上巻
  新老人の思想
  杖ことば
  わが人生の歌がたり・第一部・昭和の哀歓
  わが人生の歌がたり・第二部・昭和の青春

絲山秋子
  ばかもの

井上靖
  わが母の記

宇江佐真理
  深川恋物語
  余寒の雪

冲方丁(うぶかた・とう)
  天地明察

大崎善生
  アジアンタムブルー
  聖の青春
  将棋の子

岡崎武志
  上京する文學

小川洋子
  博士の愛した数式

小沢昭一
  思えばいとしや“出たとこ勝負”

乙川優三郎
  生きる
  かずら野
  喜知次
  霧の橋
  五年の梅
  脊梁山脈
  太陽は気を失う
  露の玉垣
  蔓の端々
  トワイライト・シャッフル
  武家用心集
  闇の華たち
  ロゴスの市



角田光代
  空中庭園
  対岸の彼女
  庭の桜、隣の犬
  平凡

加島祥造
  求めない

春日太一
  役者は一日にしてならず

片岡義男
  短編を七つ、書いた順

川地民夫
  平成忘れがたみ

川本三郎
  いまも、君を想う
  映画の戦後
  そして、人生はつづく
  日本映画 隠れた名作

北村薫
  八月の六日間

桐野夏生
  抱く女

久世光彦
  書林逍遥
  マイラストソング 最終章

車谷長吉
  赤目四十八瀧心中未遂
  忌中
  鹽壺の匙
  白痴群
  雲雀の巣を捜した日
  贋世捨人

黒井千次
  高く手を振る日

玄侑宗久
  中陰の花

小池真理子
  存在の美しい哀しみ
  沈黙のひと

小杉健治
  父からの手紙
  父と子の旅路

小林信彦
  昭和が遠くなって
  人生は五十一から

小松宰
  剣光一閃 戦後時代劇映画の輝き

近藤史恵
  サクリファイス

今野敏
  隠蔽捜査
  隠蔽捜査2・果断
  隠蔽捜査3・疑心
  隠蔽捜査4・転迷
  隠蔽捜査5・宰領



齋藤明美
  高峰秀子の流儀

齋藤慎爾
  読書という迷宮

佐伯一麦
  ア・ルース・ボーイ
  ショート・サーキット

佐伯泰英
  流離 吉原裏同心

佐江衆一
  動かぬが勝

鷺沢萠
  海の鳥・空の魚

桜木紫乃
  起終点駅
  氷平線
  蛇行する月
  星々たち
  ホテルローヤル
  ワン・モア
  ラブレス

佐々木譲
  警官の血

笹本稜平
  時の渚

さだまさし
  茨の木

佐藤愛子
  院長の恋
  九十歳。何がめでたい

佐藤泰志
  黄金の服
  海炭市叙景

佐野洋子
  役にたたない日々

沢木耕太郎
  あなたがいる場所
  銀の街から

重松清
  その日の前に

篠原勝之
  骨風

島田雅彦
  ニッチを探して

志水辰夫
  うしろ姿
  男坂

ジャック・ロンドン
  火を熾す

ジャン=ドミニック・ボービー
  潜水服は蝶の夢を見る

ジョン・ウィリアムズ
  STONER ストーナー

白石一郎
  秘剣

杉本苑子
  埋み火

鈴木則文
  下品こそ、この世の花 映画・堕落論

スティーヴ・ハミルトン
  解錠師(The Lock Artist)

関川夏央
  中年シングル生活
  やむを得ず早起き



高野和明
  ジェノサイド

高橋弘希
  指の骨

高峰秀子
  にんげん住所録

太宰治
  ヴィヨンの妻
  人間失格

立川談春
  赤めだか

立松和平
  人生の現在地

谷啓
  七人のネコとトロンボーン

天童荒太
  悼む人

藤堂志津子
  隣室のモーツアルト

トム・ロブ・スミス
  チャイルド44 上下巻



内藤誠
  偏屈系映画図鑑

中島たい子
  院内カフェ
  漢方小説

中島らも
  今夜、すべてのバーで

なかにし礼
  黄昏に歌え

中野翠
  会いたかった人
  小津ごのみ
  今夜も落語で眠りたい
  毎日一人はおもしろい人がいる

長野まゆみ
  天然理科少年

中村文則
  掏摸(スリ)

西川美和
  永い言い訳

梨木香歩
  西の魔女が死んだ

西村賢太
  暗渠の宿
  苦役列車
  小銭をかぞえる
  瘡瘢旅行
  棺に跨る
  疒(やまいだれ)の歌
  歪んだ忌日

ねじめ正一
  荒地の恋

野田知佑
  カヌー犬・ガクの生涯―ともに彷徨いてあり

乃南アサ
  いつか陽の当たる場所で
  すれ違う背中を



蓮見圭一
  心の壁、愛の歌
  そらいろのクレヨン
  別れの時まで

葉室麟
  秋月記
  いのちなりけり
  銀漢の賦
  恋しぐれ
  散り椿
  蜩ノ記
  柚子の花咲く

林芙美子
  放浪記

原田マハ
  カフーを待ちわびて
  奇跡の人
  キネマの神様
  楽園のカンヴァス

ピエール・ルメートル
  その女アレックス

東野圭吾
  赤い指
  虚ろな十字架
  幻夜
  新参者
  手紙
  秘密
  白夜行
  分身
  容疑者Xの献身
  流星の絆

樋口尚文
  「月光仮面」を創った男たち

百田尚樹
  永遠の0
  錨を上げよ 上巻
  錨を上げよ 下巻
  海賊とよばれた男・上
  海賊とよばれた男・下
  影法師
  風の中のマリア
  幸福な生活
  ボックス!

平野啓一郎
  本の読み方 スロー・リーディングの実践

藤岡陽子
  手のひらの音符

藤沢周平
  海坂藩大全・下
  隠し剣 秋風抄
  隠し剣 孤影抄
  風の果て
  時雨のあと
  長門守の陰謀
  日暮れ竹河岸
  麦屋町昼下がり
  闇の梯子
  夜の橋

藤原伊織
  雪が降る

藤原新也
  コスモスの影にはいつも誰かが隠れている
  なにも願わない手を合わせる

船山馨
  お登勢

ほしおさなえ
  活版印刷三日月堂 海からの手紙

星野哲郎
  妻への詫び状

ボストン・テラン
  音もなく少女は

堀江敏幸
  雪沼とその周辺



マーセル・セロー
  極北 Far North

又吉直樹
  第2図書係補佐
  火花

松井今朝子
  仲蔵狂乱

松岡正剛
  多読術

松田哲夫
  縁もたけなわ

丸谷才一
  横しぐれ

三浦しをん
  舟を編む

水村美苗
  私小説 from left to right
  本格小説 上・下

道尾秀介
  カラスの親指
  水の柩

湊かなえ
  告白

美濃部美津子
  三人噺 志ん生・馬生・志ん朝


宮下奈都
  羊と鋼の森

宮部みゆき
  理由

宮本輝
  いのちの姿
  骸骨ビルの庭
  五千回の生死

向田邦子
  隣の女

村上春樹
  アフターダーク
  1Q84
  海辺のカフカ
  女のいない男たち
  回転木馬のデッド・ヒート
  風の歌を聴け
  神の子どもたちはみな踊る
  カンガルー日和
  国境の南、太陽の西
  色彩を持たない多崎つくると、 彼の巡礼の年
  職業としての小説家
  スプートニクの恋人
  世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
  1973年のピンボール
  ダンス・ダンス・ダンス
  中国行きのスロウ・ボート
  TVピープル
  東京奇譚集
  ねじまき鳥クロニクル第1部、第2部、第3部
  ノルウェイの森
  走ることについて語るときに僕の語ること
  パン屋再襲撃
  羊をめぐる冒険
  螢・納屋を焼く・その他の短編
  レキシントンの幽霊

村上龍
  55歳からのハローライフ

村田喜代子
  あなたと共に逝きましょう

森村泰昌
  「まあ、ええがな」のこころ



山田太一
  逃げていく街

山田風太郎
  人間臨終図巻

山本一力
  いっぽん桜
  蒼龍
  辰巳八景
  八つ花ごよみ

山本兼一
  利休にたずねよ

山本周五郎
  人情裏長屋

山本文緒
  なぎさ

横山秀夫
  第三の時効
  64(ロクヨン)

吉川英治
  松のや露八

吉田修一
  悪人

吉村昭
  海も暮れきる

吉行和子
  ひとり語り



リリー・フランキー
  東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

ローレンス・ブッロック
  倒錯の舞踏



和田竜
  のぼうの城
テーマ : 読書  ジャンル : 本・雑誌


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プロフィール

cooldaddy

Author:cooldaddy
住んでいるところ:青森県弘前市
出身地:香川県
年齢:今年(2008年)還暦です。
性別:男

還暦という節目を迎え、何か新しいことを始めようとブログを開設しました。
趣味のこと、生活のこと、心に残ったことなど、My Favorite thingsを、気ままに書いていこうと思います。
末永くおつき合いください。

映画サイト「マイ・シネマ館」もやっています。
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