風に吹かれて

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Category: 読書

なかにし礼「黄昏に歌え」

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一昨日、美輪明宏について書いたが、その時、参考のためにと思い、図書館からなかにし礼の「黄昏に歌え」という小説を借りてきた。
少し拾い読みをしてみるとこれがなかなか面白く、あっという間に読んでしまった。
今日はその本について書いてみようと思う。

これは、なかにし礼の自伝的小説で、満州で終戦を迎えた子供時代から書き起こし、作詞家として成功し、やがて作詞の世界から遠ざかるまでを描いている。
なかでも興味をひかれたのは、シャンソンの訳詞を始めてから売れっ子作詞家になるまでのサクセスストーリーの部分である。

まず彼とシャンソンとの出会いは、シャンソン喫茶「ジロー」でのアルバイトから始まった。
「ジロー」は御茶ノ水駅前にあった喫茶店で、私も学生時代に大学の近くに「ジロー」があったことから、授業の合間などに時々足を運んだことがあったので、そこにまず興味をひかれた。
私が知っている当時の「ジロー」はふつうのパーラーだったが、小説に出てくる、「ジロー」はシャンソン喫茶で、一日中シャンソンが流れる喫茶店だった。
そして毎週土曜日には「シャンソンの夕べ」というライブコンサートがあり、若手のシャンソン歌手が大勢出演していた。
ここでボーイのアルバイトをやっていた、なかにし礼は、あることがきっかけで若手の歌手から訳詞の依頼を受け、その訳詞が好評だったことから、次第に他の歌手からの依頼も受けるようになり、いつしか新人訳詞家としての地位を築いていく。
そして深緑夏代との出会いがあり、さらに彼女が出演する「銀巴里」への訳詞家デビューといった階段を上っていくことになる。
さらに、そこで出会った丸山明宏(現・美輪明宏)や戸川昌子から受ける刺激と影響のなかで、しだいに訳詞家だけでは飽き足らなくなっていく。
そんななか昭和38年の夏、石原裕次郎と運命的な出会いをすることになる。
このときの出会いについては、いちどテレビで語っているのを見たことがあったが、その中味については詳しくはわからなかった。
小説によると、それは次のようなものだった。

なかにし礼が新婚旅行で伊豆のホテルに宿泊したところ、同じホテルに裕次郎も泊まっていた。
それは「太平洋ひとりぼっち」の撮影のための宿泊だった。
ある夜、なかにし礼と新妻がメイン・ダイニングで食事をとっていると、そこにたまたま裕次郎もいて、ひょんなことから裕次郎のご指名を受けて話をすることになる。
そしてその会話のなかで「シャンソンの訳詞家」を名乗ったところ、裕次郎から歌謡曲の作詞家への転向を強く勧められる。
それがきっかけとなって、彼のなかで次第に作詞家への夢が湧き上がってくる。
その後、いちどは裕次郎の事務所を訪れて自作の詞を持ち込むが、すぐにレコード化にはつながらなかった。(後にレコード化されている。)
だが、別なルートからの作詞の依頼があり、それが作詞家としてのデビューとなる。
それが菅原洋一の「知りたくないの」であった。
その作詞のプロセスやレコーディングに至るまでのエピソード、そしてヒットするまでが、ひとつの山場として詳しく書かれているが、これはなかなか興味深く、読みごたえがある。
ヒット曲を生み出していくなかで味わう作り手たちの醍醐味がストレートに伝わってきてエキサイティングである。
以後の活躍は誰もがよく知っている通りで、飛ぶ鳥を落とす勢いで、つぎつぎとヒット曲を量産してゆく。
そして同時代の阿久悠とともに昭和歌謡史に残る作詞家のひとりとなっていくのである。

確か以前NHKで「歌はどのようにして生まれたか」という番組があったが、その内容をさらに深く掘り下げたような小説だった。
作家の創作の秘密の一端に触れることができ、興味深い読書体験だった。

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Category: 薪ストーブ

薪ストーブ点火

冬型の気圧配置と、強い寒気の影響で、昨日の岩木山は初冠雪を記録、昨年より4日早く、平年より14日遅い初冠雪でした。
市内でも最高気温が10.9度と平年より4度近くも下回る寒い一日でした。

今日も引き続き寒さが続いています。
休日ですが、この寒さにどこへも出かけず、家で過ごすことに。
そこで、さっそく薪ストーブを使うことにしました。
この秋、初の薪ストーブです。
火が赤々と燃え始めると、それだけで暖かな気持ちになるから不思議です。
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近くの無人販売所で偶然にもさつまいもが出ていたので、さっそく薪ストーブでヤキイモを作ることに。
こんなふうな一日を過ごしていると、冬が急激に近づいているのを実感します。
冬支度はまだ何もやっていないので、そろそろ準備にとりかからなければ、という気になってきました。
忙しくなりそうです。

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Category: SONGS

美輪明宏「SONGS」に出演

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NHK「SONGS」に2週連続で美輪明宏が登場。
先週の第1回目に続いて今朝は、その第2回目の放送を観た。
「オーラの泉」で「愛の伝道師」と呼ばれている美輪明宏にはちょっと退いてしまうが、歌はやはり素晴らしい。
年季が入っているだけに、その鍛え抜かれた表現力で独自の世界を形作っている。
どれも強く印象に残るが、そのなかでも第1回目の「ヨイトマケの唄」と第2回目の「愛の讃歌」には心底聴き惚れた。

美輪明宏の歌はテレビで聴くという種類の歌ではない。
演劇と同じく、劇場で、演者と同じ空間で聴いてこそ、その真価が味わえる種類の芸である。
非日常の空間に身を置かないとそのほんとうのよさは判らない。
たとえば演劇の舞台をテレビで見ると、その非日常性が薄められてしまい、ちょっとシラケた気分になってしまうということがよくあるが、それと同じ。
テレビではその非日常の世界に入っていくことはなかなか難しい。
美輪明宏もそのことは先刻承知なのだ。
だからテレビで歌うことはほとんどない。
だが、今回は「SONGS」からの熱心な誘いにあえて条件つきで承諾したということだ。
その条件とは美輪の意向を全面的に受け入れて番組を作るというもの。
自身のステージで使用しているセットをスタジオに持ち込み、スタッフも美輪の気心の知れた者を起用。
さらにカメラアングルやカメラサイズといった撮影方法にも厳しい注文をつけた。
自らの見せ方を心得た美輪明宏らしいプロ意識といえようか。
こうして美輪独特の世界を表現した、素晴らしい番組が実現したのである。

1週目は「砂漠の青春」「ヨイトマケの唄」「花」の3曲、2週目はシャンソンで「ミロール」「ボン・ヴォワヤージュ」「愛の讃歌」の3曲という構成。
アーティストのもつ魅力を最大限に引き出そうそする「SONGS」だからこそ実現できた企画である。
美輪明宏の世界をじっくりと堪能した2日間だった。

「ヨイトマケの唄」


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Category: 暮らし

久しぶりの庭仕事

昨日の最高気温が15度、最低気温が5度でした。
今日の予報も同じくらいで、ここ数日は寒い日が続いています。
朝晩はさすがにストーブがないと、駄目ですね。
でもまだ薪ストーブには早すぎです。
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庭に積んである玉切りのままの木がまだ残っているので、雪が降る前に薪割りをして片付けないと。
ほんとうは夏までに薪割りは終わっていないと駄目なんですが。
ちょっと怠けてそのままになっていました。
今日は晴れていい天気なので、久しぶりに薪割りに挑戦です。
なんとか半分ぐらいの量は片付けました。
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日向でいるロシェとリュウは気持ちよさそうです。
半分眠そうな目で作業を眺めています。

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Category: 外国映画

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

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第80回アカデミー賞で主演男優賞と撮影賞を受賞した作品。
その受賞を納得させられるダニエル・デイ=ルイスの怪演と、ダイナミックな映像に2時間30分を越える時間を飽きずに観た。

舞台は20世紀初頭のアメリカ。
石油発掘に憑かれた男ダニエル・プレインヴューの狂気に満ちた半生を描いている。
人並みはずれた欲望をもつプレインヴューは自らの欲望に忠実に、富と権力を追い求める。
そのためには手段を選ばず、どんな汚い手を使ってでも、それを手に入れようとする。
その行動規範は自分しか信じないという強烈な信念に基づいている。
腕一本で叩き上げた男がもつ頑迷さと行動力で、つぎつぎと石油発掘を成し遂げていく。
「ほとんどの人間が嫌いだ」と高言してはばからない男、プレインヴューの心は矛盾に満ちている。
非情で冷淡な面を見せたかと思うと、つぎのシーンでは慈愛に満ちた姿を見せるといったぐあいで、その複雑に屈折した人間像に時に戸惑いながらも、目が離せない。
そんな彼に執拗に絡んでくるのが、カリスマ牧師のイーライ(ポール・ダノ)であり、ふたりの確執が映画の大きな柱になって進んでいく。
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ふたりは謂わば相似形の人間である。
どちらも人々を支配し、自らの意思ですべてをコントロールしようとする人間だ。
謂わばどちらも神になりたいという共通項をもっている。
だが唯一絶対の神は、ふたりはいらない。
けっして共存することなどありえないのである。
そんなふたりの確執にどんな結末が待っているか、それは容易に予想がつくだろう。
近親憎悪ともいうべきふたりの関係が運命を大きく揺るがしていく。
そして映画は悲劇的な結末を予感しながら突き進んでいくことになるのである。
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アメリカン・ドリームの闇の部分をひたすら破滅に向かって走りぬけた男の壮大な物語。
これをどう感じるかは、観客それぞれによってさまざまに評価が分かれるにちがいない。
大いなる問題作である。

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Category: ニュース

巨人、日本シリーズ進出決定!

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 プロ野球日本シリーズ出場チームを決めるセ・リーグのクライマックスシリーズ(CS、6試合制)第2ステージ第4戦が25日、東京ドームであり、巨人(シーズン1位)が6―2で中日(同3位)に勝ち、アドバンテージの1勝を含めた対戦成績を3勝1敗1分けとして、6年ぶり31度目の日本シリーズ出場を決めた。日本シリーズは11月1日から東京ドームで始まり、巨人はパ・リーグのCSを制した西武と対戦する。

 巨人は4回、谷と坂本の連続適時打で2点先行。一時は同点とされたが、8回にラミレスの2ランで勝ち越し、鶴岡の適時打などで突き放した。CSの最優秀選手には、2本塁打したラミレスが選ばれた。

   2008年10月25日21時35分 asahi.com配信


日本シリーズ出場に王手をかけていた巨人がついに日本シリーズ進出を決めました。
勝利のあとの監督インタビューで原監督の目から涙が流れたのが印象的でした。
リーグ優勝が絶望的な13ゲーム差をひっくり返し、昨年のクライマックスシリーズで敗れた宿敵中日を下しての勝利ですから、ほんとうにいろんな思いが駆け巡ったのだと思います。
あとは日本シリーズ優勝を願うばかりです。

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Category: SONGS

Tags: 高倉健  

懐かしのEP版レコード第二回:高倉健「網走番外地」と「唐獅子牡丹」

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この2枚のレコードはどちらも高倉健の代表曲であり、ともにヒットシリーズの主題歌としてよく知られた曲です。
網走番外地」が作られたのは、1965年。
ハリウッド映画「手錠のままの脱獄」をリメイクしたような内容で、監督は新東宝から東映へ移籍したばかりの石井輝男でした。
この映画がヒットしたことでシリーズ化されて、つごう18本が作られました。
また主役の高倉健みずから歌った主題歌もヒット、けっしてうまいとはいえない朴訥な唄い方がドスのきいた迫力と哀調を感じさせます。

もう1枚の「唐獅子牡丹」のほうは、「昭和残侠伝」シリーズの主題歌で、こちらも1965年に作られた映画でした。
このシリーズは9作品が作られましたが、映画の最後に高倉健と池部良のふたりが殴りこみに出かける道行きのシーンが毎回必ず登場、そのバックに主題歌の「唐獅子牡丹」が流れます。
すると劇場内では決まって拍手喝采が巻き起こりました。
やくざ映画を支持したファンのなかには、全国的に火がついた学生運動に多かれ少なかれ関わった学生たちが大勢いました。
彼らは、たったふたりで敵地に殴りこみをかける高倉健と池部良の姿に、国家権力に立ち向かう自分たちの姿を重ね合わせて観ていたのです。
男が男に惚れるという究極の男の友情、義理と人情が凝縮された場面に、観客は恍惚となって拍手喝采をおくったのでした。
まさに「義理と人情を 秤にかけりゃ 義理が重たい 男の世界」なのです。
この様式化された場面での高揚は、やくざ映画のひとつの頂点を示すものでした。
この場面が観たいがために映画館に出かけるというファンが少なからずいたわけです。

この2枚のレコードは、私自身が買ったものではありません。
記憶に間違いがなければ、友人から借りたレコードだったと思います。
それを、返す機会を失ったまま、手元に残ったものでした。
以来その友人とは再会することもなく、現在に至っています。
申し訳ないとは思っていますが、もうすでに40数年も昔のことになってしまいました。
今宵はこの2枚のレコードを聴きながら、当時のことでも思い返してみようか、などと考えています。


網走番外地

作詞:タカオ・カンベ、伊藤一
作曲:山田栄一

春に 春に追われし 花も散る
酒(きす)ひけ酒ひけ 酒暮(きすぐ)れて
どうせ俺らの 行く先は
その名も 網走番外地

キラリ キラリ光った 流れ星
萌える この身は北の果て
姓は誰々 名は誰々
その名も 網走番外地

遥か、遥か彼方にゃオホーツク
紅い真っ紅な ハマナスが
海を見てます 泣いてます
その名も 網走番外地

追われ追われ この身を故里で
かばってくれた 可愛いい娘
かけてやりたや やさ言葉
今の 俺らじゃ ままならぬ



唐獅子牡丹

作詞:水城一狼、矢野 亮
作曲:水城一狼

義理と人情を 秤にかけりゃ
義理が重たい 男の世界
幼なじみの 観音様にゃ
俺の心は お見通し
背中で吠えてる 唐獅子牡丹

親の意見を 承知ですねて
曲りくねった 六区の風よ
つもり重ねた 不幸のかずを
何と詫びよか おふくろに
背中で泣いてる 唐獅子牡丹

おぼろ月でも 隅田の水に
昔ながらの 濁らぬ光り
やがて夜明けの 来るそれまでは
意地でささえる 夢ひとつ
背中で呼んでる 唐獅子牡丹

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Category: 暮らし

奥入瀬、蔦温泉ドライブ

先週に引き続き、今日も紅葉を見るためにドライブに出かけました。
紅葉まっさかりのシーズンを迎えたので、この時期を逃さないように、毎週休みは山を目指してのドライブになってしまいます。

今日のコースはまず国道102号線で黒石から温川温泉を抜けて滝ノ沢展望台まで。
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滝ノ沢まで行く行程の中腹あたりは紅葉の真っ盛りで、ため息が出る風景が延々と続きますが、滝ノ沢が近づくにつれて、しだいに落葉した木が目立ち始め、滝ノ沢展望台周辺は、もうすっかり冬景色といった様子になっていました。
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先週来たときとは打って変わった風景に、驚いてしまいました。
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これは滝ノ沢展望台から観た十和田湖の景色です。

先週はここから秋田県小坂町方面に下っていきましたが、今日は御鼻部山を通って奥入瀬渓流まで行くことに。
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奥入瀬は今がちょうど見ごろで素晴らしい景色の連続でした。
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水と原生林の織り成す風景は、何度訪れても見飽きることがありません。
今日は平日にもかかわらず大勢の観光客で賑わっていました。
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奥入瀬の後は蔦温泉まで行って、昼食をとり、その後蔦沼まで散策、これで今日の予定のコースは一応終了、後は酸ヶ湯、城ヶ倉大橋を通って一路弘前まで。
午前9時出発、午後2時帰宅というドライブでした。
素晴らしい景色を堪能して、大満足の一日でした。

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Category: 外国映画

Tags: 戦争映画  

映画「ヒトラーの贋札」

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戦争とは前線での戦いだけを指すものではない。
それは国が持てるあらゆる力を総動員して、あらゆる面で敵を窮地に追い詰めていくことである。
時にスパイ戦であったり、情報操作による人心の撹乱であったり、といったことだが、この映画で描かれるのは、敵側の紙幣の贋札を作り、経済を混乱させようというもの。
そんな大規模な作戦が第2次大戦でナチス・ドイツによって実際に行われた。
「ベルンハルト作戦」と呼ばれるその作戦に、印刷工として従事させられたアドルフ・ブルガーが書いた著作『ヒトラーの贋札 悪魔の工房』をもとに、この映画は作られている。

強制収容所送りにされたユダヤ人のなかから、贋札づくりに必要な熟練工が集められ、作戦は遂行される。
それを拒否すれば銃殺あるいはガス室送り、協力すれば、ナチスに加担して祖国を裏切ることになるという究極の選択のなか、生き残るために、その仕事に就かざるをえない彼らの葛藤がこの映画の軸になっている。
生き残ろうと素直に従う者、良心の呵責に悩みながらも従わざるを得ない者、命がけで作戦を遅らせようとする者、さまざまな反応を見せるユダヤ人たちが、死が日常である収容所のなかで、命ぎりぎりのところで生き抜いていく姿がスリリングに描かれていく。

ホロコーストを描いた映画というと「アウシュビッツの女囚」(1948年、ポーランド)、「夜と霧」(1955年、フランス)「シンドラーのリスト」(1993年、アメリカ)「ライフ・イズ・ビューティフル」(1998年、イタリア)「戦場のピアニスト」(2002年、フランス・ドイツ・ポーランド・イギリス)などが印象に残っているが、この「ヒトラーの贋札」でまた新たな側面が描かれたことになる。
われわれの知らない歴史に埋もれた側面がまだまだたくさんあるのだということを、こういった映画によって教えられる。

この映画は昨年度(第80回)のアカデミー賞外国語映画賞を受賞している。

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Category: 落語

5代目三遊亭圓楽「中村仲蔵」

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門閥外から出世して名題(なだい・役者の最高位)にまでなった名優、初代中村仲蔵の出世物語です。
有名な人情噺で、さまざまな噺家が演じていますが、私が最初に聴いたのは三遊亭圓楽によるものでした。
ラジオ放送だったのですが、テープに録音してその後も繰り返し聴いたものです。
そんなわけで落語の中では、おそらく一番数多く聴いた噺ではないかと思います。

初代仲蔵は中村伝九郎という大部屋役者の弟子でしたが、その素質を四代目市川團十郎に認められて名題になったという人物です。
ところが歌舞伎の世界では門閥という壁は厚く、頭角を現すのは至難の業、そういった世界で努力と工夫を重ね、名優と謳われるまでになった仲蔵の出世物語が笑いと涙で語られるという噺です。

「忠臣蔵」の五段目はちょうどお昼時に上演され、しかも登場するのが年寄りの与市兵衛と、見栄えのしない山賊の斧定九郎(おのさだくろう)ということで、お客はみんな飲み食いにいそがしく、誰も舞台などは観ようとしません。
別名、弁当幕ともいわれ、「忠臣蔵」のなかでは、さして重要な場面ではありません。
その弁当幕の定九郎たった一役だけが、仲蔵に振り当てられた役でした。
仲蔵は大いに落胆し、自棄になりますが、女房のお岸に励まされて、この役をなんとか見栄えのする役にしようと工夫を考えます。
だが、事はそう簡単には運びません。
そして考えに考え抜いた末に、ある出来事がきっかけで、ついに新しい定九郎を作り出すことができるのです。
それが今に残る錦絵のような斧定九郎というわけです。
その詳しい経緯が圓楽によって情感たっぷりに語られていくにつれて、噺のなかにどんどんと引き込まれていってしまいます。
歌舞伎の華やかな世界と、そこで味わう悲哀のなかで、お客の評判を引き出していく仲蔵の姿が感動的です。

残念ながら録音したテープは、その後どこへ行ったものか、今は手元にはありません。
再度聴くことはできなくなりましたが、この紹介文を書いているうちに、またもういちど無性に聴きたくなってしまいました。

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Category: 読書

Tags: 時代小説  短編小説集  

山本周五郎「人情裏長屋」

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先月、父の葬儀で実家へ帰った際、寝台列車のなかで読もうと買ったのが、山本周五郎の「人情裏長屋」という文庫本でした。
昭和初期から戦後にかけて書かれた作品を集めた短編集で、長屋ものを中心に収められたものです。
長屋ものは「庶民の作家」と呼ばれた山本周五郎が得意とする分野で、自ら裏長屋に暮らした体験や、さらには講談、落語などに親しんだ経験を生かして、長屋の生活を活き活きと描いています。
そこで暮らす貧しいながらも真っ正直に生きようとする人々の清々しく、そして潔い姿に心洗われました。

山本周五郎の小説は20年以上前に、夢中になって読んだ時期がありましたが、最近はほとんど読むことはありませんでした。
でも、またこうして読んでみると、やはりそのよさは色あせることなく、いいものはいつ読んでもいいものだと、ごく当たり前のことを、あらためて思ってしまいました。
落語の滑稽話のような話もあれば、人情話もあり、全盛期の東映時代劇を髣髴とさせるような物語に、心が温かくなり、幸せな気持ちでいっぱいになりました。
なかでも「泥棒と若殿」という物語には、ジーンとさせられ、寝台車のなかで思わず泣いてしまいました。
不遇のうちに生きてきた人間同士の触れ合いと人情の美しさに、自然と涙がこぼれたのです。
心地よい感動に寝るのも忘れ、ゆれる列車のなかで、しばらく余韻に浸っていました。

本屋で何気なく手にし、時間つぶしのつもりで買った本でしたが、大当たりでした。
ところが帰宅後、なにげなく本棚を覗くと、そこに同じ本があったのには驚いてしまいました。
おそらく以前買ったものの、読まずにそのまま置いてあったものと思われます。
間の抜けた話ですが、こんなことも、まぁ、たまにはありますね。
ちょっと落語の「落ち」のような話になってしまいましたが、「人情裏長屋」紹介の終わり方としては、ちょうどお誂えむきだったかもしれません。

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Category: 愛犬

朝の散歩

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今朝は久しぶりで、妻の散歩に付き合いました。
その途中、岩木川でサギを見つけました。
昨日の白鳥に続いての遭遇に、うれしくなってしまいました。
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ロシェルのリードを離して自転車で伴走、ある程度の距離を走ったあとで妻が呼び戻す、ということを繰り返したので、かなりいい運動になったようです。
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帰り道、時々出会うラブラドール仲間のジョンくんに会いました。
まだお互い、それほど親しくなっていないので、恐る恐るのあいさつです。
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今日も秋晴れのいい天気になりそうです。
こころ楽しくなってきます。

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Category: 暮らし

十和田湖ドライブ

朝の散歩の途中に、妻が白鳥の群れを見たそうです。
今年初めて目撃した白鳥の飛来でしたので、うれしさのあまり、すぐにケイタイで連絡をしてきました。
その報告を受け取ったのは、ちょうどテニスに行く途中のクルマのなかでした。
残念ながら、私はそれを見ることはできませんでしたが、クルマから見た朝日がきれいだったので、それを写真に収めたところでした。
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ふたりとも、朝からいいものに出会えて、幸先いいスタートです。
今日は休日なのですが、きっといい1日になるだろうという予感がしました。

昼過ぎ、十和田湖の紅葉を見ようとクルマで出かけました。
途中、尾上の「はなのや」に立ち寄って昼食。
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妻は「豆ごはん」を、私は今月限定の「きのこおこわ」を注文。
どちらもおいしく、これも今日のいいことのひとつになりました。

食後、一路滝ノ沢を目指します。
約30分で滝ノ沢到着。
滝ノ沢までの峠道は紅葉の見ごろでしたが、展望台から見下ろした十和田湖は、まだ紅葉には少し早かったようです。
それでも、ためしに湖畔まで降りてみることに。
すると途中の山肌は紅葉の真っ盛りで、その美しさに何度もため息がでてしまいました。
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「今日来てよかった。」「ラッキーだった。」というのがふたりの一致した感想でした。
これも今日のいいことのひとつになりました。

「十和田プリンスホテル」に到着。
ロビーでコーヒーを飲んだあと、湖畔沿いにあるホテルの裏庭を散策、澄んだ空気を胸いっぱいに吸って、リフレッシュ気分に浸りました。

帰路、レンタルショップに寄り、「ジェイン・オースティンの読書会」というDVDを借りました。
これは娘が先日観ておもしろかったというオススメのDVDです。
妻とふたりで、夜はこれを観て過ごすことに。
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ジェイン・オースティンの小説について語り合う読書会に集まった男女6人が、それぞれが抱えた恋愛や結婚といった悩みをジェイン・オースティンの小説に絡めながら描いていくという物語です。
今アメリカではこういった読書会がブームだそうです。
普通のホームパーティーに飽きたヤッピーたちが、それを発展させた形で、こういった読書会をはじめたのかもしれません。
登場人物のセリフを借りれば「オースティンは人生最高の解毒剤」だそうです。
女性監督らしいオシャレで、ハッピーな映画でした。

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Category: 外国映画

映画「イースタン・プロミス」

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クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンが組んだ前作「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の強烈なインパクトが忘れられず、その感動を再び、との期待をこめて「イースタン・プロミス」を観た。
前作のインディアナ州の田舎町から今度は舞台をロンドンに移して、ロシアン・マフィアの世界を描いている。

ヴィゴ・モーテンセンはロシアン・マフィアの運転手兼ボディーガード、ニコライ。
鋭い身のこなし、必要以上のことは言わない寡黙さ、心の内側を見せないストイックさなど、只者ではないオーラを放っていて目が離せない。
さらに彼の全身には数多くのタトゥーが施されており、危険な匂いが漂っている。
ロシアの犯罪者にとってタトゥーは、いわば犯罪の履歴書でもある。
そのタトゥーを見れば、犯した罪や服役期間、性的嗜好までが分かるという。
単なる飾りではなく、犯罪のパスポートでもあるのだ。
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そしてロシアン・マフィアの世界における「法の泥棒」という組織の存在。
そこに蠢く欲望と暴力。
そうした得体の知れない世界が、ある事件を契機に彼らと接触を持つようになったロシア系の看護士アンナ(ナオミ・ワッツ)の前に現れ、その危険なゾーンへと足を踏み入れていくことになる。
そこで明らかになる、おぞましい犯罪の数々。
その中心にいるのが、セミオン (アーミン・ミューラー=スタール) とキリル (ヴァンサン・カッセル)というロシアン・マフィアの親子である。
好々爺然としながらも実は酷薄な犯罪人であるセミオン、凶暴であるにもかかわらず父親には頭の上がらないキリル、そして彼とニコライとの複雑に屈折した関係。
そんな親子の存在がこの映画にクローネンバーグ監督らしい歪みと狂気を与えている。

そしてこの映画最大の呼び物ともいえるのが、サウナ風呂での暴力シーン。
そこにクローネンバーグ監督独特の美学が表現されている。
全身にタトゥーを帯びたニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)が全裸で、襲ってくるふたりの殺し屋と激しい格闘を繰り広げる。
切りかかるナイフ、そのナイフがニコライの胸や背中を鋭く切り裂く。
傷つきながらも反撃するニコライ。
血まみれの暴力シーンがこれでもかというくらいの迫力で繰り広げられる。
もうこのシーンだけで、この映画が忘れられない映画になることは確実だ。
そしてこのシーンがなければ、この映画はごくありきたりのフィルム・ノワールというだけの映画だったかもしれないのだ。
ところがこのシーンが登場したことで、映画は俄然クローネンバーグ映画としての輝きを放つことになる。
それほどこのシーンの壮絶さには、目を見張らせられる。
それまでのシーンは、すべてこのシーンのための前置きだったのではないか、このシーンを見せるためだけに存在していたのではないのか、そんなふうに思ってしまうほどである。

切り裂かれる恐怖の映画、極論すれば、この映画はそう呼ばれてもおかしくない。
マフィア映画なのにいちども拳銃が登場しないというところにも、それは表れている。

「イースタン・プロミス」とは、イギリスにおける東欧組織による人身売買契約のことを指す言葉である。

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Category: テレビ・ラジオ番組

Qさま!!3時間スペシャル

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今夜の「Qさま!!」は3時間スペシャルで盛り沢山な内容。
なかでも面白かったのは、レギュラー出演者による「漢字検定試験」チャレンジ。
1級から3級までのクラスに、出演者それぞれのレベルに合わせて検定試験にチャレンジ、合否の発表が番組内で行われるという趣向です。
超難問の試験に果たして何人が合格することができるのか、エキサイティングな内容に釘づけになってしまいました。

結局、芸能人13人が受験して、合格者は準1級の宮崎美子と2級の小島よしおとアンタッチャブル柴田の3人でした。
唯一の1級受験者であるロザン宇治原は前回に続いて惜敗、本命視されていただけに、残念な結果に終わりました。(合格まで、あとわずかの点数でしたが)
スタジオでの検定では難解な漢字をつぎつぎと正解していただけに、意外な結果に他の出演者たちもかなり驚いていましたが、それだけ1級合格のラインが高いということで、その難題さをあらためて教えられました。

パソコン、ケータイの普及、読書の減少などで、漢字の知識が大幅に落ちているということは、よく言われることですが、そういった社会背景のせいか、漢字検定というものが最近は大きくクローズアップされてきているようです。
その関心の高さは受験者数の増加にも如実に現れているようです。
さらに最近は「漢字検定試験」だけではなく、さまざまな検定試験がひそかな盛り上がりをみせているようです。
例えばわが弘前では、歴史・文化・産業・地理・暮らしなどの知識をより広く知ってもらおうと、「津軽ひろさき検定」なるものが昨年から始まりました。
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またそのための教材である「公式テキストブック」が最近出版され、弘前地域限定ですが、ベストセラーを記録して話題になっています。
こういった地域をテーマにした検定試験は、各地で行われているようですが、新しい町おこしの方法としては、なかなかいいアイデアではないかと思っています。

調べてみたところ、他にも「映画検定」「漫画検定」「時刻表検定」「旅行地理検定」などといったものもあるようです。
「映画検定」はホームページに掲載されている模擬試験を、試しに何度かやってみたことがありますが、けっこう難しい問題もあって、かなり真剣になってしまいました。

これらの検定に共通する要素としては、楽しみながら知識を吸収できるということ、遊び感覚でチャレンジができるということ、などがあげられると思いますが、それが生涯学習などといった学習意欲の高まりと合致してひそかなブームになっているのかもしれません。
そんな風潮にうまくノッかかったのがこの「Qさま!!」という番組ではないでしょうか。

毎週、けっこう一生懸命になって見てしまいます。


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Category: SONGS

浜田省吾「The History of Shogo Hamada

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昨晩と今夜と、2日連続で浜田省吾の曲を聴いています。
2000年に発売されたベストアルバム「The History of Shogo Hamada "Since1975"」です。

収録曲は以下の15曲

二人の夏 
路地裏の少年
片想い
終りなき疾走
丘の上の愛
ラストショー
陽のあたる場所
MONEY
AMERICA
J.BOY
もうひとつの土曜日
悲しみは雪のように (Single Version)
星の指輪
さよならゲーム
青空のゆくえ

テレビで「片想い」が流れたのを聴いて無性に浜田省吾の歌を聴きたくなり、すぐにCDを探し出し、繰り返し聴いています。

何といってもラブソングなどのバラードがいいですね。
青春の光と影ですね。
夜に聴いていると、ほんとうに切ない気持ちになってきます。

どの曲も名曲ぞろいですが、なかでも夫婦の愛を唄った「星の指輪」がちょっと異色で、気に入っています。
ラブソングといえば、ふつうは恋愛中の恋人同士を描くものと相場は決まっていますが、この曲は結婚した夫婦が子供を預けてふたりで出かける光景を歌ったものです。

髪をとかし化粧して 一番好きな服を着て
子供達 お袋あずけて 出かけよう 今夜
歩こう 雨上がりの街 踊ろう 夜が明けるまで

ほら 誰もが振り返るよ 君のことを
今も変わらず 俺 君に恋している
ねえ 一番きれいな君を知ってるから・・・

若い頃の計画なんて もう思い出せない
忙しいだけの仕事に 追われているうちに
時には 貧しさの中 夢見る心 捨てたけど

君がいなきゃ たとえすべて手にしても
うつろで孤独な日々が続くだけさ
ねえ 一番大事なものを気づいたから・・・

贈ろう 夜明け前の空に 輝く 星を指輪にして

ほら 誰もが振り返るよ 君のことを
今も変わらず 俺 君に恋している
ねえ 一番きれいな君を知ってるから・・・

ほら 誰もが振り返るよ 君のことを
今も変わらず 俺 君に恋している

作詞・作曲:浜田省吾



浜田省吾が40代に書いた曲ですが、若い時代には書けなかった内容の曲ですね。
この曲を聴いて、結婚してもこんなふうな夫婦でありたいと願う人は大勢いるのではないでしょうか。


浜田省吾のロマンチックな世界に浸りきった夜でした。

秋の夜長を、こんな風に過ごすのも乙なものです。

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Category: ニュース

巨人、優勝

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巨人がついに優勝!
原監督の体が神宮球場の空に舞い上がりました。

一昨日の阪神との直接対決を制して、マジック2を点灯するも、昨日は横浜に破れて、その勢いを止められたかと思いましたが、さすがに今年の巨人の底力はすごかった。
今日は先発のグライシンガーが踏ん張ってヤクルトに3-1で勝ちました。
そして、その数分後に阪神が横浜に敗れ、昨年に続くリーグ優勝を勝ち取ったのです。
13ゲーム差をひっくり返しての優勝は、セ・リーグでは96年の長嶋巨人の11.5ゲーム差を越えるリーグ史上最大の逆転劇でした。
誰ひとり予想もしなかった、ほんとうにすごい追い上げでした。

あとはクライマックス・シリーズで勝って、日本シリーズ出場を決めてほしいと思っています。
ただ、今日の試合で阿部が肩の怪我をしたのが、気がかりです。
重傷でないことを祈るばかりです。

でも、とにかく巨人軍、優勝おめでとう!です。

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Category: 日本映画

Tags: 山田洋次  

映画「母べえ」

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原作は、黒澤明監督のスクリプターを長年努めた野上照代の書いた「父へのレクイエム」。
太平洋戦争勃発を間近に控えた1940年から終戦までの家族の物語です。
ドイツ文学者である父親が危険思想の持ち主とみなされて、特高警察に連行され、残された妻が幼い娘ふたりを抱えて夫の帰りを待ち続ける。
生活は当然困窮、さらに「非国民、国賊」の汚名を着せられた家族には、さまざまな苦難が降りかかる。
そこに父親の教え子である「ヤマちゃん」が現れて、何くれとなく面倒をみるというストーリーです。

家族を支える「ヤマちゃん」や、九州から上京して長逗留するおじさんは「なつかしい風来坊」の源さんや「男はつらいよ」の寅さんから派生したような人物たちです。
さらに「ヤマちゃん」は、そういった人物たちの原型でもある「無法松の一生」の松五郎が下敷きになっているようです。
松五郎が吉岡大尉の未亡人と遺児に尽くしたように、そして未亡人に思慕を抱いたように、「ヤマちゃん」も恩師の家族に尽くし、「母べえ」に密かな恋心を抱くのです。
暗い時代に灯ったささやかな明かりといったエピソードで、心が温かくなりました。

戦を描かない戦争映画というスタンスは山田洋次らしいアプローチですね。
ただ、治安維持法、言論統制によって家族が引き裂かれるというだけでは、いまひとつ戦争の悲惨さは伝わってこないという、うらみは残ります。
山田洋次らしく丁寧なつくりで、レベルの高い映画であることは間違いないのですが、全体に単調な印象はぬぐえません。
いまひとつ盛り上がりに欠けたまま、終わってしまったというのが、私の率直な感想でした。

それでも山田監督には、まだまだこれからも映画を撮り続けてほしいと心から願っています。
90歳を超えて今なお現役で映画を撮り続けている新藤兼人監督の例もあるのですから。

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Category: 暮らし

八甲田山ドライブ

休日の今日、八甲田山方面の紅葉がそろそろ見ごろということなので、ドライブに出かけました。
黒石から城ヶ倉大橋を渡って酸ヶ湯に行き、田代平から青森市というルートで行くことに。
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城ヶ倉大橋はまだ紅葉には少し早く、再来週あたりが見ごろかな?

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酸ヶ湯近辺は今が紅葉の真っ盛り。
ブナ、ナラ、ダケカンバ 、カエデ、ナナカマドなどが織り成す色彩のグラデーションはまさに錦秋そのもの。
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地獄沼も見ごろを迎えています。
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酸ヶ湯から田代平へ行く途中のブナ林です。
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こんなブナ林が延々と続いています。
そんななかを好きな音楽を流しながらクルマで走っていると、心が洗われます。
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田代平近くの道路わきには、こんな注意書きが!
それでも熊と遭遇することはほとんどありませんが・・・・・。
いちどくらいは遭遇してみたい気もしますが・・・・。
怖いもの見たさというやつですね。
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田代平にある「雪中行軍遭難記念像」
映画「八甲田山」を思い出しながら、眺めていました。

ここで八甲田山とはお別れして青森市内に向かいます。
途中、山麓にある国際芸術センターに立ち寄りました。
この美術館は安藤忠雄設計の美術館で、まわりの環境を生かすというコンセプトから、森の中に隠れるようにして建っています。
テーマは「見えない建築」だそうです。
ですから周囲の緑に隠されて、外部からその姿はまったく見えません。
森の中に入っていくと、しだいにその姿を現すという美術館です。
そんなわけで地元の人でも、まだまだその存在を知らない人が大勢いるようです。
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ここを通り抜けると・・・・・。
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正面に見えるのは、木製の円形階段。
その前面には段違いになった水溜りが広がっています。
円形階段の裏側が展示室になっています。
このほかに創作棟、宿泊棟があり、作家が宿泊して創作活動を行えるようになっています。
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平日ということもあって、ほとんど人影がありません。
この広い空間を独りじめにしたような、ぜいたくな気分になりました。

最後は青森市内に入って娘と待ち合わせ。
いっしょに先々月オープンしたばかりの「雑穀Cafe 小粒」というお店へ。
ここのメニューはすべて雑穀を中心とした自然食品で作っています。
窓から見える公園の風景を楽しみながら、ヘルシーな時間を過ごしました。
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これで今日の予定の行程はすべて終了。
天気予報では午後は雨ということでしたが、ここまでは幸運にも雨は降らず、弘前に帰る途中で雨になりました。

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Category: ニュース

巨人、優勝マジック「2」

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同率首位に並んだ巨人と阪神の直接対決が今夜、東京ドームで行われ、3-1で巨人が勝ちました。
これで巨人に優勝マジック「2」が点灯。
最短では10日にも優勝が決まる可能性がでてきました。
まさに土壇場での逆転。
13ゲームも離されていた阪神に追いつき、追い越したのですから、値千金の一勝です。
久しぶりにプロ野球でエキサイトしてしまいました。

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Category: 日本映画

緒形拳の死

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緒形拳さんが亡くなったニュースには驚かされました。
あまりに突然のことだったので、ほんとうにびっくりしました。
肝臓ガンによる死だったそうです。
家族以外には、ほとんど誰にも知らせずに闘病していたそうですが、死の直前まで仕事をし、体調を崩して入院後、わずか一日で亡くなったそうです。
享年71歳、今の時代では若すぎる死といってもいいかもしれません。

緒形拳の俳優としての出発は、新国劇から始まりました。
1958年に新国劇に入団、辰巳柳太郎の付き人になり、1965年、NHK大河ドラマ『太閤記』の主役に抜擢されたことで一躍人気者になります。
ここから彼の本格的な役者生活が始まりました。
続く翌年の大河ドラマ「源義経」での弁慶役で、役者としての評価をさらに固め、以後はテレビ、映画での縦横な活躍をして現在に至り、名優としての地位を築いたのです。
その役柄の幅広さは他の追随を許さないものがありました。
ごく普通の平凡な男から殺人者まで、百姓から小説家まで、現代劇から時代劇まで、どんな役でも、彼にしか出せない味、重みを感じさせる演技でした。
印象に残るものを挙げてみると、映画では「鬼畜」「復讐するは我にあり」「火宅の人」「狼よ落日を斬れ」「あつもの」、テレビでは「太閤記」「必殺仕掛人」「豆腐屋の四季」など。
まだまだ他にもたくさんあって数え上げればキリがないほどです。
そんななかでも個人的にとくに印象に残っているのは、映画では「狼よ落日を斬れ」、テレビでは「豆腐屋の四季」です。
「狼よ落日を斬れ」(1974年松竹、監督三隅研次、原作池波正太郎)は幕末動乱を描いた映画ですが、緒形拳は中村半次郎を演じています。
生まれたままの自然児といった男で、薩摩の田舎者丸出しの男ですが、そんなことは意にも介せず、自分の信じる道をただまっしぐらという直情型の中村半次郎を演じました。
人懐っこく、女好きで、いつも笑顔で冗談ばかりを言っているひょうきんな男が、使命で人を斬る時には、震え上がるような殺気を見せる。
その豹変振り、落差は息を呑むほどの見事さでした。
田舎者と都会人の違いはあるものの、「必殺仕掛人」の藤枝梅安のキャラクターに通じる部分がある、そんな役柄でした。
また西郷隆盛を神のように慕う半次郎が、西郷隆盛と対面して、労いの言葉をかけられるという場面があるのですが、その西郷隆盛を演じているのが、彼の師匠、辰巳柳太郎でした。
この場面では西郷隆盛と中村半次郎という役柄のうえの関係だけではなく、現実の辰巳柳太郎と緒形拳の姿として受け止めました。
そしてそのときに緒形拳が流した涙は演技だけのものではなく、間違いなく師に対する敬愛の涙だと感じました。

もうひとつの「豆腐屋の四季」のほうは、1969年に朝日放送で製作された連続ドラマです。
大分県中津市出身の作家、松下竜一がまだ無名時代に自費出版した句集「豆腐屋の四季」を原作にしてドラマ化した番組でした。
家業の豆腐屋をしながら働く青年のやるせない日常をたんたんと描いた作品で、地味であまり話題にもならなかったドラマだったと記憶していますが、主人公を演じた緒形拳の姿が深く印象に残っています。
松下竜一が初めて詠んだ句、「泥のごとできそこないし豆腐投げ怒れる夜のまだ明けざらん」と表現した豆腐屋の過酷で惨めな生活のなかで、人知れず悪戦苦闘をする青年の姿に、当時の私は自分自身を重ねながら見ていたように思います。

ここで挙げた2本の作品はどちらも、緒形拳の代表作としては、おそらく挙げられることのない作品だと思います。
そんな隠れた作品だからこそ、私自身にとっては思い入れの深い作品といえるのかもしれません。

緒形拳は役柄の幅でも、ひとつの役の中でも、多面体の個性を見せることのできる数少ない役者でした。

最後に彼の好きだった言葉を記して冥福を祈りたいと思います。

「臍下丹田(せいかたんでん)」「恋慕渇仰(れんぼかつごう)」

合掌。

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Category: アート

アッシュ・アンド・スノー

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BShiで放送されたハイビジョン特集「Ashes and Snow アッシュ・アンド・スノー」(再放送)を見て、グレゴリー・コルベールという人物を知りました。
グレゴリー・コルベールは1960年、カナダ・トロント生まれの映像作家。
彼が作り出す映像世界「Ashes and Snow」は、15年の歳月をかけて作り出した人と動物の驚異の作品です。
写真と映像で表現されるその世界は、まさに驚異の連続です。
さらにこれらの作品はすべて自然のままのもので、デジタル加工や合成はいっさい使われていないというから驚きです。
そこに流れる詩情は見るものを神秘的な世界へと誘います。

作品展は現在も世界中を巡回中で、さらにこのアートプロジェクトは現在も進行中ということです。

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テーマ : 映像関係  ジャンル : 学問・文化・芸術


Category: アート

写真展「わんこのみてきた1年間」

NPO法人harappa主催の写真展「わんこのみてきた1年間」に行ってきました。
会場は過去2回開かれた「奈良美智展」と同じ弘前市吉野町の煉瓦倉庫。
その煉瓦倉庫前の公園に設置されている奈良美智作品の巨大な「わんこ」を写した写真を公募して開いた展覧会が今回の催しです。
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この写真展の被写体である「わんこ」(全長4・5m、高さ3m)は2006年夏に開催された「YOSHITOMO NARA+graf AtoZ」の収益金によって制作されたものです。
その設置1周年を記念して催されたのが、写真展「わんこのみてきた1年間」というわけです。
今日が最終日ということで駆け込みの観賞になりましたが、狙いはどちらかといえば、写真展よりも煉瓦倉庫のなかに入るほうが主な目的でした。
主催者には申しわけないが、それが本音です。
というのも、この倉庫は今は使われていなくて、普段は中に入ることができない建物になっています。
こういう機会でもない限り、内部を見ることはできないのです。
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この煉瓦倉庫はもとは吉井酒造の酒蔵だったものです。
建設されたのは大正時代、日本で初めてシードルが作られた歴史ある酒蔵です。
その倉庫を利用して弘前出身の奈良美智の展覧会が2002年、2006年と開催され、今では奈良美智と密接なつながりのある建物となっています。
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奈良美智を惹きつけてやまない建物というだけでなく、われわれ弘前に住む者にとっても「吉井酒造煉瓦倉庫」は特別な存在です。
その煉瓦倉庫に入ることができるチャンスが今回の写真展でした。
何回訪れても見飽きることのない建物です。

奈良美智の過去の展覧会については、いずれ別な機会に紹介したいと思います。

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Category: 暮らし

何てことを

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朝起きて散歩に出ようとすると、まだ薄暗い玄関に見慣れないものが・・・・。
不審に思って電気をつけると、観葉植物の壊れた鉢が床一面に散乱しています。
リュウが何かの拍子にゲタ箱のうえの鉢を落としたようです。
それを見て、妻の嘆きの声が!
せっかく丹精して育てていた観葉植物を台無しにされたのだから、無理もありません。
まったく、朝早くから何てことを!
でも悪気があってやったことではないし、きっと雷か何かに驚いてやってしまったのだろうと思います。

気を取り直して、植え替えることに。
ホームセンターの開店を待って、さっそく土を買いに行きました。

これでリュウもしばらくは玄関に入れてもらえないだろうな。

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これが以前の状態です。
テーマ : どうでもいいこと  ジャンル : 日記


Category: 日本映画

映画「おくりびと」

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「おくりびと」は、遺体を棺に納める「納棺師」という、一般的にはほとんど馴染みのない職業の人物を主人公にした映画です。
かくいう私もこの映画によって、そういったことを専門に請け負う職業があるということを知ったようなわけです。
主演の本木雅弘が、青木新門著「納棺夫日記」を読んで感銘を受け、その映画化を熱望したことから実現した映画だそうです。
その熱意のほどが伝わってくる静かな熱演で、あらためて彼の演技のうまさ、人間を捉える的確さに感心させられました。

主人公はチェロ奏者ですが、所属するオーケストラが突然解散になり、職を失ってしまいます。
その結果、妻(広末亮子)とふたりで故郷の山形に戻り、ひょんなことから「納棺師」として働き始めることになるのです。
しかし死体を扱う職業ということで、妻には仕事の内容は言えず、自らもその仕事に迷いながら、日々を過ごしていきます。
そんな中途半端な状態のなかで、さまざまな死者や遺族に出会うことで、次第に仕事へのこだわりが消えていくというストーリーです。

人は誰でも一度は必ず通らなければならない「死」という関門、そこに至る道は千差万別です。
この映画の中でもさまざまな死が描かれます。
若くしての突然の死、不慮の事故による死、幼い死、無念の死、老人の孤独死、さらには天寿を全うした死。
その人生はさまざまですが、死という終幕においてはみな等しく同じです。
どんな死であっても死者たちの顔は、みな等しく穏やかで柔和な表情をしています。
そんな死者たちを、敬意と慈しみの気持ちをこめて「納棺師」は死に化粧を施し、生前の姿に近づけようとします。
そして体を清め、しめやかに棺へと遺体を納めるのです。
それはまるで茶道や華道といった日本古来の伝統的な作法と同じような、緊張感のある美しさで執り行われていきます。
納棺師を演じる本木雅弘と山崎努のすきのない所作の見事さは素晴らしいの一言です。
それを見るだけでも、この映画を観た値打ちがあったと思えるほどの感動がありました。
そしてその感動は、その一部始終を見つめる遺族たちにも等しく感じられることなのでした。
納棺の後、遺族から受ける感謝の言葉がそれを如実に物語っています。
死者を送る儀式のなかで感じるさまざまな感動、人の一生の最終幕を飾ることの意味、そういったさまざまな経験を積み重ねるなかで、主人公の仕事にたいする迷い、こだわりが自然と解消していくことになるのです。
妻からは「穢らわしい」と罵倒され、友人からは「恥を知れ」と軽蔑された職業が、実は人々から感謝される意義のある仕事なのだということに思い至るまでの曲折が感動的に描かれていきます。

死者を送るということは、すなわち遺された人たちの悲しみを癒し、自らの人生を顧みるということでもあるわけです。
われわれも主人公といっしょになって、そのことを深く考えさせられることになるのです。
人間ひとりひとりはちっぽけな存在にすぎません。
しかしそのひとりひとりが精一杯に生きること、そしてやがて迎える死というサイクルが連綿と続くことで、永遠のなかにつながっていくのだということを映画は静かに語っているように思われます。
そのことを死者を送る「納棺師」という仕事を通して伝えようとしているのではないでしょうか。
繰り返し現れる庄内地方の美しい四季の風景、鳥たちが舞い、花が咲き、魚が川を遡る、そういった映像を重ねることで命のサイクルへの讃歌を歌い上げているように思われます。
そしてそれを後押しするように、主人公の弾くチェロの音楽が美しく響き渡ります。(本木雅弘のチェロを弾く姿が、まるで本物のチェロ奏者のように自然で見事です。)
また映画の冒頭で、オーケストラがベートーベンの「第九」を演奏して「歓喜の歌」を歌うことでも、そのことは明確なのではないでしょうか。
この映画の主調音をまず最初に高らかに響かせているのです。
そしてその主調音はしだいに高鳴り、最後の親子の挿話へとつながっていくことになるのです。
妻や友人の偏見が溶解していくエピソード、そしてラストのエピソードへと続いていくなかで、その思いはますます確固たるものになっていくのです。
親から子へ、子から孫へ、そうやって大切なものが手渡されていく。
そこに生きることの尊さ、人と人とのつながりの大切さを実感していくことになります。
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生と死という、とかく重くなりがちなテーマを、深刻さだけではなく、随所に笑いをはさみながら描くという方法で、滝田監督は、よりいっそう身近なテーマとして見せてくれたように思います。
誰もがいつかは迎えなければならない死を、これを機会にもういちど真剣に考えてみようという気持ちになりました。
まさに「メメント・モリ(死を想え)」なのです。
映画を見終わった後、心のなかが優しく素直な気持ちでいっぱいになりました。

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テーマ : 映画館で観た映画  ジャンル : 映画


Category: 暮らし

休日の過ごし方

今日は全国的に秋晴れのいい天気になる、という予報がでていましたが、その予報どおりのいい天気になりました。
仕事が休みなので、妻とふたりで、どこかドライブにでも行こうかと、相談していたのですが、昨晩から我が家に泊まっていた娘のクルマに同乗して妻が青森まで出かけることにしたので、今日は別行動の一日になりました。
そこで、以前から観たかった映画を観に行くことに。
シネマヴィレッジ8・イオン柏で公開中の「おくりびと」という映画です。
この映画は弟おすすめの映画で、ぜひ観たいと思っていた映画でした。
ただ弘前では上映されず、近辺では柏村(現・つがる市柏)だけの上映になります。
なかなか行くチャンスが見つからなかったのですが、今日がちょうどいい機会なので出かけることにしました。
柏村まで出かけるのは久しぶりです。
秋晴れのさわやかな風を受けながら、いい気分でドライブしました。
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映画「おくりびと」は第32回モントリオール世界映画祭のコンペティション部門で、グランプリを受賞した作品です。
主演は、本木雅弘、遺体を棺に納める納棺師という役を見事に演じていました。
監督は滝田洋二郎、笑いあり、涙ありの感動作でした。
モントリオール映画祭グランプリ受賞が納得の、いい映画でした。
ただ、観終わったばかりで、まだうまく考えをまとめられそうもないので、詳しい感想は後日書くことにします。

映画が終わって弘前に帰る途中、妻から電話があり、「今、列車で弘前に向かっているから、駅まで迎えに来て」との連絡が入りました。
迎えに行って妻から聞いた話では、娘といっしょに青森へ向かう途中、まず浪岡の「リッシュ」で食事をし、青森では娘おすすめの「知恵の実」という喫茶店に行ってきたそうです。
そして帰りは列車に乗って、ということで、ちょっとした小旅行気分が味わえたそうです。
どちらもいい休日を過ごしたようです。
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帰宅後は、「知恵の実」で買ってきたコーヒーカップでコーヒーを飲みながら、ショパンのピアノ曲を聴いて、今日一日の締めとしました。

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テーマ : 今日の出来事  ジャンル : 日記


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プロフィール

cooldaddy

Author:cooldaddy
住んでいるところ:青森県弘前市
出身地:香川県
年齢:今年(2008年)還暦です。
性別:男

還暦という節目を迎え、何か新しいことを始めようとブログを開設しました。
趣味のこと、生活のこと、心に残ったことなど、My Favorite thingsを、気ままに書いていこうと思います。
末永くおつき合いください。

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