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風に吹かれて

My Life & My Favorite things

Category: 懐かしいもの

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旧友と会った

直島から丸亀に帰り、ホテルに着いたのが4時過ぎ。
今夜予定の会食までには、まだ時間が少しある。
そこで旧友西岡に会おうと電話をした。
前触れもなく突然の電話で驚かせたが、快く応えてホテルまで駆けつけてくれた。

彼とは大学時代以来の付き合いである。
高校は同じ丸亀高校だったが、その頃は付き合いがなく、大学に入ってから共通の友人を通して知り合った。
大学は違ったが、同じ上京組ということもあって、急速に親しくなっていった。
また私が吉祥寺に住んでいた時は、隣駅の西荻窪に彼は住んでおり、近くということでしょっちゅう彼のアパートに入り浸っていた。
一時期は自分のアパートのように彼のアパートに出入りしていたこともある。
体のいい居候である。
それでもそんな迷惑を彼は嫌がりもせず、鷹揚に受け入れてくれたのである。
そしてそれをいいことにこちらは甘えっぱなしのままであった。

近くの喫茶店に入って、近況を報告し合う。
彼と会うのは2007年の弟の出版記念パーティー以来のことなので、11年ぶりだ。
お互い変わらずと言いたいところだが、彼は頭が真っ白になっている。
やはりわれわれの年代になると、10年という時間の経過は大きい。
それでも話す表情などは昔と変わらず今でも穏やかで、話すうちに何も変わっていないのだという気持ちになってくる。

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聞けば、数年前に大きな手術をしたという。
大動脈瘤の除去手術である。
そんな大手術をしたのだから、白髪になるのも当たり前。
しかもその手術の後、糖尿病の疑いも出て、検査の結果糖尿病と診断されたらしい。
以来酒を控え、ほとんど飲むことはなくなったそうだ。
しかし顔色を見るといたって健康そうに見える。
とても大手術をし、糖尿病を患っているとは思えない。
このまま元気でいてほしいと願うばかりだ。
わずか1時間ほどの再会だったが、会えて良かった。
思い切って連絡をして良かった。
次はいつ会えるか分からないが、お互い健康に注意して、また会えることを願いながら別れた。

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「滑稽広場」

古道具屋「滑稽堂」の次は、「滑稽広場」に行った。
「滑稽堂」のある本町通りから脇道へ入ってすぐのところ。
ほんの目と鼻の先である。
その一角に古い倉庫が建っている。
そこが目指す「滑稽広場」である。

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終戦後、所帯を持った両親がここを借りて、電器屋を始めた。
そしてそこで私が生まれ、弟が生まれた。
そんな思い出の場所が、手つかずのままで残っている。
それを半世紀が過ぎた今、弟がもういちど借りることになったのである。
そしてその一室を手作りで改装し、プライベートバーにした。

当時はガラス屋が大家だったが、現在は酒屋である「草薙商店」が大家になっている。
「草薙商店」は以前この倉庫の数軒先にあった。
今は別な場所に移転してしまったが、当時はご近所さんで、そこの一人息子が私の同級生であり遊び友達であった。
残念ながら若くして彼は亡くなったが、今は息子さんが後を継いでいる。
そんな縁のある「草薙商店」が大家さんなのである。

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入るとすぐに子供の頃の記憶が蘇ってきた。
建物の中央が通路になっており、その通路に面して両側に部屋がある。
思ったよりも小さい。
住んでいたのは7歳までなので、子供だった当時の大きさの感覚と今の感覚とでは当然違っている。
それにしても小さい。
そんな小さな家に、両親と私と弟の4人が暮らしていたのである。
今では考えられないほど倹しい暮しである。

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奥には大家が使っていた倉庫が昔と変わらぬ姿で残っていた。
その薄暗い倉庫に足を踏み入れると、忘れていた記憶が徐々に蘇ってきた。
大家が置いてあった小さなガラスの細工物で遊んだこと。
その一角に端午の節句の人形を飾ってお祝いをしたことなど、朧げな記憶が少しづつ蘇ってきた。

そんな懐かしい記憶のいっぱい詰まった「滑稽広場」で、今夜ささやかな宴が始まるのである。


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新々「滑稽堂」

森安君にクルマで送ってもらい実家に着いた後は、すぐに仏壇に線香をあげて手を合わせた。
仏壇があるのは昔両親が住んでいた家である。
今は甥夫婦が住んでいる。
訪れると甥の奥さんである智恵さんが、1才になる花帆ちゃんと一緒に出迎えてくれた。
どちらも初対面である。
さらに店に帰ると3歳(?)になる姪の息子・雄斗くんと対面。
こちらも初対面になる。
両親はいなくなってしまったが、こうして新しい家族が増えて次の世代へと続いていく。
そんな感慨を噛みしめた。

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ひと通り挨拶を済ませた後は、弟の案内で新「滑稽堂」に行った。
「滑稽堂」は以前ブログにも書いたが、弟が趣味で蒐集している骨董品や古道具を収蔵している店。
といっても商売にしているわけではなく、謂わば個人美術館・博物館といった類のもの。
この店は3軒目の「滑稽堂」である。
最初に開いたのは、仲ノ町の古民家、築150年という建物に骨董品や古道具が似合っていた。
ところがそこが取り壊されることになり、次に借りたのが、本通りにあった元紳士服の店
そしてそこも取り壊しになったので、向かいの空き店舗へと移ったのである。

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店の中は変わらず古いもので埋め尽くされている。
いつも通りの玉石混交、壮観である。
それでも移転の際には、大売出しをやってかなりの物を処分したそうである。

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古道具に混じって、父の兵隊姿の肖像写真が置いてあった。
20歳前後の若々しい姿である。
出征時にでも撮ったのだろうか。
ひょっとすると死を覚悟して遺書のようなつもりで撮ったのかもしれない。
そんな想像を膨らませながら、写真を見た。

時間飛行を楽しんだ後は、今夜の集合場所である弟手作りのプライベートバー「滑稽広場」へと案内されたが、それはまた後日。

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わらび餅

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「夏が来れば思い出す♪~」とくると「尾瀬」へと続くのが「夏の思い出」の一節だが、自分の場合は「わらび餅」になる。
ここ数日6月初旬というのに連日真夏日の暑さである。
梅雨が来る前にこの暑さ、もうすでに夏本番という日が続いている。
こういう時に食べたくなるのが「わらび餅」である。
子どもの頃に親しんだ夏の味である。
夏になると屋台を引いたわらび餅売りが毎日やってきた。
それを買って食べるのが、子供の頃の大きな楽しみだった。
夏の風物詩であった。

先日たまたまスーパーでわらび餅セットというのを見つけた。
懐かしさと珍しさに、すぐに買いこんだ。
それを今日作ってみたのである。

作り方は簡単。
まずは鍋に1.5カップの水を入れ、そこにわらび餅粉60グラム(セットされている半分の量)を加えてよく混ぜて火にかける。
しゃもじでゆっくりかき回すと、次第にのり状に固まってくる。
それをスプーンですくって氷水のなかに落とし、しばらく冷やした後、水切りをして、きな粉をまぶす。
これで出来上がりである。
そのまま食べてもいいが、好みで黒みつをかけるとさらにうまい。
暑い時のおやつは、これがいちばんである。
子どもの頃に慣れ親しんだ味というのは、いくつになっても忘れられないものである。


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通学路散策

法事が終わりホテルへ帰った後は、夜までやることが何もない。
せっかくなので丸亀の町を、少し歩いてみることにした。

ホテルを出て通町(とおりちょう)商店街を、お城に向かって歩いていった。
ここは高校時代によく立ち寄った商店街である。
なかには同級生の実家の店もある。
しかしほとんどの店がシャッターを下ろしており、営業している店はほとんどない。
かつては町いちばんの商店街だったが、今やその面影はない。
完全なシャッター通りとなって、人通りもなく閑散としている。
時代の波は否応なく町の表情を変えてしまったのである。
致し方ない事とはいえ、切ないものがある。

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商店街を抜けると正面に丸亀城が見えてきた。
高い石垣の上に天守が聳え立つ。
帰省のたびに列車の窓から見るいつもの姿である。

丸亀城は日本一高い石垣を持つ城として知られている。
4層に重なった石垣の高さは66メートル。
また天守は数少ない現存天守である。
現存天守は全国に12ヶ所あるが、そのなかの松本城、犬山城、彦根城、姫路城の四つは「国宝四城」と呼ばれている。
残る八つは重要文化財に指定されており、「重文八城」と呼ばれている。
そのひとつが丸亀城である。
ちなみに弘前城も「重文八城」のひとつである。
不思議な縁を感じてしまう。

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その丸亀城を左手に見ながら濠沿いに歩いて行くと、道路の突き当たりが母校、丸亀高校である。
近づくと昨年12月に完成したばかりの新校舎が見えてきた。
新しく建て替えられることになるという話は、伝え聞いていたので、どんな校舎になったのか興味深々であった。
ところが校門前で目にした時、それが新校舎だとは気づかなかった。
まだ古いままで建替えはされていないのではないか、一瞬訝しく思った。
しかしよくよく見ると、間違いなくそれは新しく建て替えられた校舎であった。
それほど新校舎は旧校舎とよく似ていたのである。
おそらく以前のイメージを引き継いだ形でデザインをされたのであろう。
多くの卒業生たちが持つ校舎への思い入れを、壊さずに残しておこうといった配慮がされているのかもしれない。
そんな気遣いを感じさせる新校舎であった。
しばし高校時代を思い出しながら見学をした。


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滑稽堂

弟は骨董収集が趣味である。
古い物を長年集めている。
厳密に言えば骨董というよりも古道具といったほうが当たっているかもしれない。
落語に「火焔太鼓」という演目があるが、弟の集める骨董はそれに近いもので、価値の高い貴重な物を収集するというよりも、そうした基準とは別の、ちょっと変わったもの、懐古趣味をかき立てるもの、そうした物を中心に集めている。
自らガラクタと称しているが、明治大正時代のもの、そして昭和のものとまさに玉石混交の骨董品である。

以前帰省した折に、倉庫に仕舞ってあるそうした古いものを見せられたことがあったが、最近知り合いが所有している古い民家を借りて、そこにすべてを集めて骨董屋として開店した。
弟は自らを文筆業と称し、それでは食えないので副業として電気屋をやっているのだと冗談めかして語っている。
そこに今回は骨董屋が加わった。
2足のわらじならぬ、3足のわらじである。どうやって3足も履くのだろうと余計なお世話を焼いてしまう。
ただ骨董屋を開店するのは今回が初めてというわけではない。
10年ほど前、町の「商店街空き店舗活用化事業」の一環として空き店舗を利用し、2週間という期間限定の開店をしたと、自費出版したエッセイ集には書いてある。
かなりの売り上げがあったそうだが、道楽商売のこととて、あまり売れてほしくはなかったそうだ。
今回もそうした姿勢での開店のようで、売ることはまったく考えておらず、ひっそりと人に知られずに開店した。
9月頃から休みの日は一日中こもりっきりで改装にいそしみ、ようやく開店にこぎつけた。
店の名前はエッセイ集「滑稽倶楽部」に因んで「滑稽堂」、開店後は友人知人を招いて骨董品を肴に何回も酒盛りをやったそうだ。
弟の得意満面でうれしそうな顔が浮かんでくる。
近くに住んでいれば何を置いても駆けつけるところだが、そうもいかず残念至極である。
そこで今回の帰省に際しては、それを見学するのも目的のひとつであり、遅ればせながらの「滑稽堂」訪問ということと相なった次第である。

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多度津に到着した日の午後、築100年以上という民家を改装した「滑稽堂」を訪れた。
よく見ると軒下には弟が吊るした干柿が並んでいる。
それが古い建物にそこはかとない風情を醸し出しているが、外観を見ただけでは普通の古い民家というだけである。
それなりに趣きはあるものの、こうした古い民家が珍しくない多度津の町では、ごく見慣れた建物のひとつといったところである。
ここが骨董屋だとは、まったく判らない。
ところがいったん中に入ってみると、古道具が所狭しと展示されており、間違いなくそこは骨董屋なのであった。
あらためてすべての骨董品を見て分かったことだが、以前倉庫で見たのは、ほんの一部だったということだ。
その時の何倍もの古道具、ガラクタ、骨董品で店内は満載であった。
これほどのものとは思っていなかった。
なるほど、弟が自慢するのも分からなくはない。
長年の収集の結果がこれである。

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電気屋という商売柄、古い家の改築などに立ち会うことが少なくないそうだが、そうした折に古いものがいろいろと出てくる。
ほとんどの持ち主はそれらをゴミとして捨てようとする。
それを弟はもったいないからと譲り受けてくる。
また弟が古い物を収集しているのを伝え聞いた人たちが、次々と古い物を持ち寄ってくる。
しかし古ければいいというものではなく、弟のメガネに叶ったものでなければいけないわけだが、中にはただ古いだけでどうしようもない物もあるそうだ。
それでもその親切心に応えてありがたく頂戴するそうだ。
もちろんその後は秘かに処分をさせてもらうことになる。
そうした様々な経緯を経て、知らず知らずのうちに古い物が集まって、大量のガラクタの山となったのである。
しかしこれほどの量が一同に集まるとなかなか見ごたえがある。
一種独特の世界を構築している。
それはもうゴミとは呼べないような存在感を醸し出している。
物というのは、それがあるべきところに治まると、俄然それが隠し持っていた個性や価値を主張し始めるものである。
そうした古い物たちが醸し出すアンサンブルはなかなか居心地がいい。
しばらくは俗世間の喧騒を忘れ、時間を忘れてガラクタいっぱいの「滑稽堂」に身を置いていた。
弟のディープな拘りと収集癖のおかげで、贅沢な時間を過ごすことができた。
今回の帰省のメイン・イベントであった。

この民家には、このほかにもまだ使っていない部屋がいくつもある。
さらに味のある庭や、土蔵、屋根裏部屋まである。
弟は人柄を見込まれて、これらを「好きなように自由に使ってください」という大家さんのお墨付きまで頂戴しているそうだ。
そういうわけでそれらに手を入れて今後どのように使うか、時間をかけて楽しみながら考えていくそうである。
「滑稽堂」はこれからもまだまだ増殖を続けていくことになるのである。

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母との電話

昨日久しぶりで母と電話で話をした。
母は現在入院中である。
そこに弟夫婦が見舞いに訪れ、電話をしてくれたのである。
久しぶりに聞く母の声は、意外と元気で張りのある声だった。
幾分安心したものの、それでも歳(86歳)を考えると、何かと心配になってしまう。
しかし遠く離れていては、何をすることもできず、歯がゆい思いもあるが、弟夫婦がよくやってくれているので、彼らにお任せするしかない。
こうやってたまに声を聞かせることぐらいしかできないが、それで少しは元気を取り戻してくれればと思っている。
短い会話だったが、うれしくて、ちょっと切ない時間であった。


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なつかしのTV映画「ライフルマン」



チャック・コナーズ主演のテレビ映画「ライフルマン」である。
ウインチェスター73カスタムメイドの早撃ちと、その後にピストルのようにライフルを回す姿がかっこよかった。
チャック・コナーズは野球選手から俳優になった人で、このドラマの前々年に出演した「大いなる西部」のトラブルメーカーのカーボーイ役が印象に残っている。
ただ、こちらは気弱な悪役で、「ライフルマン」とはかなり落差があり、少しがっかりしたことを憶えている。
後年、サム・ペキンパーがこのテレビ映画の監督を務めていたことを知った。
本格的に劇場用映画を監督する前の修業時代の話であるが、この映画で腕を磨いていたのだと思うと、「ライフルマン」にさらなる愛着が生まれた。


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なつかしのTV「サンセット77」

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YouTubeを見ていて偶然「サンセット77」の映像を見つけた。
1960年から1963年にかけて放映された、なつかしのテレビドラマである。
日曜日の夜になると「セブンティ・セブン、サンセット、ストリップ」という軽快な音楽が流れてこの番組が始まった。



ロサンゼルスはハリウッドのサンセット通り77番地に探偵事務所を構えるスチュアート・ベイリー(エフレム・ジンバリスト・ジュニア)とジェフ・スペンサー (ロジャー・スミス)のコンビが、活躍するサスペンス・ドラマである。
ふたりのほかに、探偵事務所の隣にあるディーン・マーチンが経営するレストラン「ディノのロッジ」の駐車場係クーキー(エドワード・バーンズ)と競馬評論家クスコー(ルイズ・クイン)がレギュラーで、時々ふたりを助けて事件の解決を図るという筋立てになっていた。
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そのクーキーが腰のポケットに刺したクシを取り出して髪をとかす仕草は、彼のトレードマークで、このドラマの売り物でもあった。
セクシーでスマートなその仕草が妙にかっこよく、アメリカの匂いを感じて憧れたものだ。
このドラマの背景には、当時のアメリカの輝かしい繁栄があった。
その象徴ともいうべきアメ車がつぎつぎと登場してくるのも、見どころのひとつだった。
とにかくオシャレでかっこよく、洗練されたドラマだった。






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Tags: 川本三郎  

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マンガ家、永島慎二

川本三郎著「きのふの東京、けふの東京」という本を読んでいる。
これは町歩きの好きな著者が、東京の町の今と昔について書いた本である。
このなかに「永島慎二が描いた若者たち」というエッセイがあった。
これを読んでマンガ家、永島慎二のことを懐かしく思い出した。
永島慎二のマンガを始めて読んだのは大学生の時、1960年代の終わりの頃である。
雑誌に掲載された「ク・ク・ル・クク・パロマ」という読み切りの短編マンガで、その叙情的な内容と繊細なタッチに、いっぺんでファンになってしまった。
これをきっかけに彼の作品を探しては夢中になって読んだ。
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「漫画家残酷物語」「フーテン」「若者たち」といった一連の作品である。
永島慎二は60年代から70年代にかけて活躍した漫画家で、「青年漫画の教祖」と呼ばれた。
作品の中に描かれた若者たちの迷える姿に当時の自分の姿を重ねあわせ、深く共感した。
川本三郎は永島慎二のことを次のように書いている。
当時の「青年漫画」ファンの心理を、うまく分析しているので、引用してみる。

私の世代には四人の漫画の神様がいる。手塚治虫、白土三平、つげ義春、そして永島慎二。手塚治虫を除く三人は、子供の頃には読んでいない。二十代になってから知った。それだけに新鮮だった。
 手塚治虫が描くのは「子供」、白土三平は「民衆」、つげ義春は「青年」とすれば、永島慎二が描くのは「若者」だった。
 1960年代は、ビートルズやローリング・ストーンズ、あるいはボブ・ディランに代表されるように、言葉より感性を大事にする「若者」が出現した時代。ちょうど現在、リタイア問題が語られている団塊の世代、アメリカでいえばベビーブーマーが「若者」だった。
 それまでの、言葉中心の「青年」とは少し違う。「子供」ではないし、といって「青年」でもない。60年代は、すでに農村という土着基盤を失っていたから「民衆」でもない。都市に生きる「若者」が新しく登場していた。
 永島慎二は、その新しい「若者」を主人公にした漫画で共感を呼んだ。
「若者」といっても、決して消費社会のはなやかな現状を肯定するのではない。むしろ逆。都市生活の新しい文化を享受しながらも経済成長をよしとする社会に、どこかで違和感を持つ。自分はこのままでいいのか。親が敷いた道を疑いもなく進んでいいのか。いわば、そうした「青春の惑い」を永島慎二は漫画の主題にした。


悩み、迷い、傷つきながらも夢を追い続ける若者の姿を描くことで、あの時代を見事に切り取った漫画家が永島慎二だった。
その永島慎二も80年代に入ると漫画家としての活動はほとんど休止、2005年に、慢性心不全のために死去、享年67歳だった。
懐かしい思い出というよりも、私の中では確実に精神史のひとつとして残っている記憶である。


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プロフィール

cooldaddy

Author:cooldaddy
住んでいるところ:青森県弘前市
出身地:香川県
年齢:今年(2018年)70歳です。
性別:男

還暦(10年前)という節目を迎え、何か新しいことを始めようとブログを開設しました。
趣味のこと、生活のこと、心に残ったことなど、My Favorite thingsを、気ままに書いていこうと思います。
末永くおつき合いください。

映画サイト「マイ・シネマ館」もやっています。
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