風に吹かれて

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映画「リリーのすべて」

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基本的に映画を観る前は、なるべく予備知識を持たないで観るようにしている。
この映画もそうやって何の予備知識もなく観たが、これが大当たりであった。
後で詳細を調べてみると、監督はトム・フーパー、「レ・ミゼラブル」、「英国王のスピーチ」の監督である。
なるほど、それならばさもありなんと納得、この映画でもさらにその才能の冴えを見せてくれたのである。
映像の美しさ、作劇の確かさ、俳優の選択等々、すべてにおいて一級品であった。

原題は「The Danish Girl」、訳すと「デンマークの少女」、デヴィッド・エバーショフが書いた小説が原作となっており、実在の人物であるデンマーク人の画家アイナー・ウェゲナーと、その妻グレタの物語である。
20世紀初頭のデンマークのコペンハーゲンが舞台となっており、その時代の再現が見事。
一気にその時代へと誘われていってしまう。
そしてふたりの数奇な物語が、切なくかつ華麗に繰り広げられ、その甘美な物語に酔わされたのである。

妻役を演じたアリシア・ヴィキャンデルは、この作品で本年度のアカデミー助演女優賞を受賞。
主人公のアイナー・ヴェイナーを演じたのは、「博士と彼女のセオリー」で昨年度のアカデミー主演男優賞を受賞したエディ・レッドメイン、今売り出し中の俳優である。
トム・フーパー作品は「レ・ミゼラブル」以来2本目となるが、作品ごとに見事な演技を見せてくれる彼の姿は、まさに今が旬、これからも注目度大の俳優である。


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今月観た映画と読んだ本(2016年11月)

観た映画


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「ターミネーター 新起動/ジェニシス」
2015年アメリカ 監督:アラン・テイラー 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/エミリア・クラーク/ジェイソン・クラーク/ジェイ・コートニー/イ・ビョンホン


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「フォックスキャッチャー」
2014年アメリカ 監督:ベネット・ミラー 出演:スティーヴ・カレル/チャニング・テイタム/マーク・ラファロ/シエナ・ミラー/ヴァネッサ・レッドグレイヴ


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「インサイダーズ 内部者たち」
2015年韓国 監督:ウ・ミンホ 出演:イ・ビョンホン/チョ・スンウ/ペク・ユンシク


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「誘拐の掟」
20145年アメリカ 監督:スコット・フランク 出演:リーアム・ニーソン/ダン・スティーブンス/アストロ/ダニエル・ローズ・ラッセル/デヴィッド・ハーバー


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「スポットライト 世紀のスクープ」
2015年アメリカ 監督/脚本:トム・マッカーシー 出演:マーク・ラファロ/マイケル・キートン/レイチェル・マクアダムス/スタンリー・トゥッチリーヴ・シュレイバー


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「アクトレス 女たちの舞台」
2014年フランス/スイス/ドイツ/アメリカ/ベルギー 監督/脚本:オリヴィエ・アサイヤス 出演:ジュリエット・ビノシュ/クリステン・スチュワート/クロエ・グレース・モレッツ/ラース・アイディンガー






読んだ本


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「半席」(青山文平 時代小説)



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今月観た映画と読んだ本(2016年10月)

観た映画


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「U・ボート」
1981年西ドイツ 監督/脚本:ヴォルフガング・ペーターゼン 出演:ユルゲン・プロホノフ/ヘルベルト・グリューネマイヤー/クラウス・ヴェンネマンマルティン・ゼメルロッゲ/ベルント・タウバー


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「SUPER8/スーパーエイト」
2011年アメリカ 監督/脚本:J・J・エイブラムス 出演:ジョエル・コートニー/エル・ファニング/ライリー・グリフィス/カイル・チャンドラー/ロン・エルダード/ノア・エメリッヒ/ガブリエル・バッソ


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「ゲッタウェイ」
1972年アメリカ 監督:サム・ペキンパー 出演:スティーヴ・マックイーン/アリ・マッグロー/ベン・ジョンソン/サリー・ストラザーズ/アル・レッティエリ/スリム・ピケンズ


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「サスペクト 哀しき容疑者」
2013年韓国 監督:ウォン・シニョン 出演:コン・ユ/パク・ヒスン/チョ・ヨンハ/ユ・ダイン/キム・ソンギュン


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「キャロル」
2015年イギリス/アメリカ 監督:トッド・ヘインズ 出演:ケイト・ブランシェット/ルーニー・マーラ/サラ・ポールソン/カイル・チャンドラー/ジョン・マガロ




読んだ本

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「蠕動(ぜんどう)で渉れ、汚泥の川を」(西村賢太 小説)



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紅葉ドライブ

毎年恒例の八甲田山紅葉見物に出かけた。

昨年と逆コース、すなわち一昨年と同じ、滝ノ沢、御鼻部山奥入瀬バイバスを抜けるというコースである。

ただ今年はそこから奥入瀬渓流には行かず、蔦温泉から笠松峠を越えて酸ヶ湯、城ケ倉大橋を通って黒石に戻るというルートにした。

そして途中、蔦温泉に立ち寄って、蔦七沼を散策することにした。

昨年は蔦沼を観ただけだったが、今年はその他の5つの沼を巡ることにしたのである。

鏡沼、月沼、長沼、菅沼、5つの沼である。

これに蔦沼と少し離れた場所にある赤沼を加えて蔦七沼と呼んでいる。

距離3キロ、所要時間1時間のコースである。

高低差のある原生林のなかを歩いてゆく。

紅葉にはまだ少し早かったが、森林浴効果で精神的に癒されていくのが実感できた。

わずか1時間たらずのトレッキングであったが、いい時間を過ごすことができた。

さらにこの後は、紅葉真っ盛りのなかのドライブが続いていく。

タイムリーな紅葉見物であった。

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今月観た映画と読んだ本(2016年9月)

観た映画


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「ふたつの名前を持つ少年」
2013年ドイツ/フランス 監督/脚本:ペペ・ダンカート 出演:アンジェイ・トカチ/カミル・トカチ/ジャネット・ハイン/ライナー・ボック/エリザベス・デューダ/イタイ・ティラン


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「クリード チャンプを継ぐ男」
2015年アメリカ 監督/脚本:ライアン・クーグラー 出演:シルヴェスター・スタローン/マイケル・B・ジョーダン/テッサ・トンプソン/グレアム・マクタビッシュ/アンソニー・ベリュー/フィリシア・ラシャド/ブライアン・アンソニー・ウィルソン


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「ブリッジ・オブ・スパイ」
2015年アメリカ 監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:トム・ハンクス/ピーター・マクロビー/アラン・アルダ/イヴ・ヒューソン/エイミー・ライアン/オースティン・ストウェル/マーク・ライランス/ゼバスチャン・コッホ


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「きみはいい子」
2015年 監督:呉美保 出演:高良健吾/尾野真千子/池脇千鶴/高橋和也/喜多道枝/富田靖子/


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「シン・ゴジラ」
2016年 総監督:庵野秀明 監督:樋口真嗣 出演:長谷川博己/竹野内豊/石原さとみ/市川実日子/柄本明/大杉漣/嶋田久作/平泉成/塚本晋也/國村隼/松尾スズキ/余貴美子


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君の名は。」
2016年 監督/脚本:新海誠 出演(声):神木隆之介/上白石萌音/成田凌/悠木碧/長澤まさみ/市原悦子



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映画「君の名は。」

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話題の映画「君の名は。」を観た。
昨日のニュースによると、この映画は公開から28日間で累計観客動員770万人、興行収入100億円を突破したそうだが、その驚異的なヒットが頷ける素晴らしい内容の映画であった。
男女の高校生の身体が入れ替わる話という予備知識から大林宣彦の「転校生」を連想したが、その設定は飽くまでも物語への入り口というだけのもので、内容的には「転校生」とはまったく異なるものであった。
それを導入部として予想もつかないダイナミックな物語へと展開していく。
そしてラストでは暖かく切ない余韻を残して終わる。
もう完全に打ちのめされてしまった。
いい意味で予想を覆されたのである。

新海誠監督の映画を観るのはこれが初めて。
調べてみると、これまでに6本の劇場用アニメを作っており、アニメ界では知る人ぞ知る存在ということだ。
彼のアニメの特徴として挙げられるのは、風景描写の緻密さ・美しさである。
それはこの映画でも如何なく発揮されており、実写かと見紛うばかりの緻密で精巧な風景描写が背景として描かれている。
なかでも空の美しさは印象的で、映画が終わった後も幾たびも空を見上げてしまったほどである。
しかしその映像はけっして現実をそのままに描き写したというわけではない。
そのなかから取捨選択した必要な物だけを描くことで、世界を再構築している。
そしてそのリアルな映像とファンタジーが絶妙に交じり合うことで、新海誠独自の「新海ワールド」が形作られているのである。
そこで語られる恋や友情や青春といったものが、けっして若者だけのものではなく、あらゆる世代の人の心に確実に響いてくるのは、そうやって作られた映像が確実に時代性と普遍性を獲得しているからなのである。

今年観た映画の中でナンバーワンの映画、いやここ数年のなかでもナンバーワンといってもいいかもしれない。


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今月観た映画と読んだ本(2016年8月)

観た映画


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「浮雲」
1955年 監督:成瀬巳喜男 出演:高峰秀子/森雅之/中北千枝子/山形勲/岡田茉莉子/加東大介/千石規子/金子信雄


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「女が階段を上る時」
1960年 監督:成瀬巳喜男 出演:高峰秀子/森雅之/加東大介/中村鴈治郎/仲代達矢/小沢栄太郎/団令子/淡路恵子/賀原夏子/織田政雄/中北千枝子


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「乱れる」
1964年 監督:成瀬巳喜男 出演:高峰秀子/加山雄三/三益愛子/草笛光子/白川由美/中北千枝子/十朱久雄/北村和夫


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「流れる」
1956年 監督:成瀬巳喜男 出演:田中絹代/山田五十鈴/高峰秀子/杉村春子/岡田茉莉子/中北千枝子/栗島すみ子/宮口精二/加東大介/仲谷昇


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「永遠の人」
1962年 監督/脚本:木下恵介 出演:高峰秀子/仲代達矢/佐田啓二/加藤嘉/野々村潔/永田靖/浜田寅彦/乙羽信子/田村正和/石浜朗


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「張込み」
1958年 監督:野村芳太郎 出演:宮口精二/大木実/高峰秀子/田村高廣/高千穂ひづる/藤原釜足/浦辺粂子/内田良平/多々良純/芦田伸介/菅井きん/清水将夫/北林谷栄/小田切みき


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「名もなく貧しく美しく」
1961年 監督/脚本:松山善三 出演:高峰秀子/小林桂樹/原泉/草笛光子/沼田曜一/根岸明美/荒木道子/高橋昌也/加山雄三/藤原釜足/小池朝雄/河内桃子/加藤武/多々良純/南美江


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「彼岸花」
1958年 監督/脚本:小津安二郎 出演:佐分利信/田中絹代/有馬稲子/佐田啓二/岡田茉莉子/桑野みゆき/久我美子/高橋貞二/笠智衆/浪花千栄子/山本富士子


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「秋刀魚の味」
1962年 監督/脚本:小津安二郎 出演:笠智衆/岩下志麻/佐田啓二/三上真一郎/岡田茉莉子/中村伸郎/北龍二/東野英治郎/杉村春子/吉田輝雄/加東大介/岸田今日子/三宅邦子/高橋とよ


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「麦秋」
1951年 監督/脚本:小津安二郎 出演:原節子/笠智衆/三宅邦子/杉村春子/菅井一郎/東山千栄子/高堂国典/淡島千景/高橋豊子/佐野周二/二本柳寛/宮内精二


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「早春」
1956年 監督/脚本:小津安二郎 出演:池部良/淡島千景/岸恵子/高橋貞二/浦辺粂子/田浦正巳/山村聡/三宅邦子/東野英治郎/中北千枝子/須賀不二夫/田中春男/三井弘次/加東大介/中村伸郎


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「晩春」
1949年 監督/脚本:小津安二郎 出演:原節子/笠智衆/杉村春子/三宅邦子/三島雅夫/坪内美子/月丘夢路/桂木洋子/宇佐美淳/高橋豊子


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「東京暮色」
1957年 監督/脚本:小津安二郎 出演:原節子/有馬稲子/笠智衆/山田五十鈴/中村伸郎/田浦正巳/宮口精二/杉村春子/高橋貞二/信欣三/山村聡/須賀不二夫/高橋貞二/桜むつ子/藤原釜足/宮口精二/浦辺粂子/


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「秋日和」
1960年 監督/脚本:小津安二郎 出演:原節子/司葉子/岡田茉莉子/佐分利信/中村伸郎/北龍二/笠智衆/佐田啓二/沢村貞子/桑野みゆき/三宅邦子/桜むつ子/高橋とよ/田代百合子/三上真一郎/設楽幸嗣/渡辺文雄/千之赫子


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「浮草」
1959年 監督/脚本:小津安二郎 出演:中村鴈治郎/杉村春子/京マチ子/若尾文子/川口浩/浦辺粂子/笠智衆/三井弘次/潮万太郎/田中春男/賀原夏子/桜むつ子/野添ひとみ/高橋とよ


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「晩菊」
1954年 監督:成瀬巳喜男 出演:杉村春子/細川ちか子/望月優子/上原謙/加東大介/見明凡太朗/小泉博/坪内美子/有馬稲子/沢村貞子/沢村宗之助



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ふたりだけの名作映画上映会

古い日本映画を観直している。
きっかけは高峰秀子の自伝「わたしの渡世日記」である。
10年前、家を建てかえた際、本はほとんど処分してしまったが、映画関係の本だけは少し残しておいた。
そのなかにこの本があったのだが、家内から何かいい本はないかと尋ねられ、この本を薦めたところ、その面白さにすっかり嵌ってしまった。
そして読み終わった後、高峰秀子の映画を観たいと言い出したことから、古い映画を観ることにしたのである。

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まず最初に観たのは、「浮雲」と「女が階段を上る時」、そして「乱れる」と「流れる」、いずれも成瀬己喜男監督作品である。

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さらに木下恵介監督の「永遠の人」、野村芳太郎監督の「張り込み」、そして松山善三監督の「名もなく貧しく美しく」と続く。
そしてその後は高峰秀子の主演作からいったん離れて、同時代の名作へと移っていったのだが、レンタルで探すとなると観ることができる作品はどうしても限られてくる。
いちばん手に入れやすいのは小津作品である。
そこで小津作品を集中的に観ることにした。

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「彼岸花」、「秋刀魚の味」、「麦秋」、「早春」、「晩春」、「東京暮色」、「秋日和」、「浮草」。
さらに成瀬作品の「晩菊」を観た。

これらを休みの日には3本、普段の夜に1本といったように、次々と観続けた。
家内とふたりだけの名作映画上映会である。

これらの作品は、ほとんどが昭和30年代に作られたものばかり。
そこに映し出される風景や生活は、子供時代のもの。
当時のことが懐かしく思い出される。
そして忘れていた記憶や、新しい発見が、これらの映画を通して鮮やかに浮かび上がってきたのである。
観終わった後も、そうした話題で盛り上がり、話が尽きず、懐かしく楽しい時間を過ごすことになったのである。


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今月観た映画と読んだ本(2016年7月)

観た映画


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百円の恋
2014年 監督:武正晴 出演:安藤サクラ/新井浩文/稲川実代子/早織/宇野祥平/坂田聡/沖田裕樹/吉村界人/松浦慎一郎/根岸季衣


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「ザ・ガンマン」
2015年アメリカ/スペイン/イギリス/フランス 監督:ピエール・モレル 出演:ショーン・ペン/ハビエル・バルデム/イドリス・エルバ/レイ・ウィンストン/レイ・ウィンストン/マーク・ライランス/ジャスミン・トリンカ


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ウォーリアー
2011年アメリカ 監督/脚本:ギャヴィン・オコナー 出演:トム・ハーディ/ジョエル・エドガートン/ニック・ノルテ/ジェニファー・モリソン/フランク・グリロ


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「野火」
2015年 監督/脚本:塚本晋也 出演:塚本晋也/リリー・フランキー/中村達也/森優作/中村優子/山本浩司/


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「野火」
1959年 監督:市川崑 出演:船越英二/ミッキー・カーチス/滝沢修/稲葉義男/佐野浅夫/浜村純/




読んだ本


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「雛の棲家」(佐伯一麦 現代小説)


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「にんげんのおへそ」(高峰秀子 エッセイ)




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映画「ウォーリアー」

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先日観た「百円の恋」に続いてまたもや格闘技ものである。
「百円の恋」はボクシング映画だったが、こちらは総合格闘技。
父親の酒が原因で崩壊した家庭に育った兄弟ふたりが、その複雑な事情ゆえに離反をしてしまう。
そして対立したまま、「スパルタ」という総合格闘技大会に出場して勝ち進み、最後はふたりが残って雌雄を決するというのがこの映画の大まかなストーリーである。
背景となる人間ドラマはしっかりと描き込まれており、その部分だけでも十分魅力的だが、しかし何といってもこの映画の見所は迫力ある格闘シーンである。
兄弟を演じるジョエル・エドガートンとトム・ハーディの鍛えた肉体とアクションは、とてもシロートとは思えない迫力で、手に汗を握って観てしまう。
この映画のためにかなりのトレーニングを積んだのではないかと思われる。
そのふたりの因縁あるぶつかり合いは、涙なしには見られない。
そして試合後に訪れる深い感動。
近年まれに見る格闘技映画の傑作だ。
まさに題名どおり「ウォーリアー」(戦士)の映画である。
それにしてもこれが日本未公開映画というから驚きだ。
未公開映画のなかには、時にこうした傑作が眠っていることがある。
それに出会えた偶然に感謝である。


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プロフィール

cooldaddy

Author:cooldaddy
住んでいるところ:青森県弘前市
出身地:香川県
年齢:今年(2008年)還暦です。
性別:男

還暦という節目を迎え、何か新しいことを始めようとブログを開設しました。
趣味のこと、生活のこと、心に残ったことなど、My Favorite thingsを、気ままに書いていこうと思います。
末永くおつき合いください。

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