映画「スラムドッグ$ミリオネア」

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昨年のアカデミー賞で8部門を受賞した映画「スラムドッグ$ミリオネア」を観ました。
さすがアカデミー賞を取っただけあって、中味の濃い映画でした。
スラムで育った兄弟と孤児の少女が、過酷な現実のなかを生き延のびて成長していくという物語です。
そのどん底の生活は、目を覆いたくなるような悲惨さですが、子供たちはそんな悲惨な生活をけっして悲惨とは思わず、子供なりに楽しみや歓びを見出していきます。
そして子供らしい楽天さで過酷な現実をつぎつぎと乗りこえていきます。
貧しさゆえに身につけていく逞しさは、観ている私たちにとっては救いであり、感動でもありました。
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そして成長した彼らのまえに奇跡的な物語が用意されています。
それがテレビのクイズ番組「クイズ$ミリオネア」です。
この番組に出場した弟が、つぎつぎと出される難解な問題をクリアしていきます。
スラム育ちでほとんど教育も受けたことのない彼にどうしてそれが可能なのか、その理由の一端が子供時代の映像とオーバーラップしながら解き明かされていきます。
そしてそれが私たちに、さらなる感動と希望を与えてくれるのです。

最後のタイトルロールに流れるダンス・シーンは、インド映画へのオマージュなのでしょう。
これを見て思わずニヤリとしてしまいました。
そして映画で感じたハッピーな気分が、このシーンによってさらに倍加されたのでした。

監督はイギリスのダニー・ボイル。
「トレインスポッティング」で見せた切れ味のよさが、その後なりを潜めていましたが、この映画でいっきに花開いたようです。

いい映画でした。

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22:03 | 外国映画 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

日本シリーズとワールドシリーズ

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昨日の日本シリーズはすごかった。
7回までゼロに押さえられていた巨人が8回に同点に追いつくと9回表、日本ハムの高橋がホームランで勝ち越し、もうこれでほぼ試合の行方は決まったと思いましたが、その裏、先頭打者の亀井が初球をたたいてホームラン、さらに続く阿部がさよならホームランと、逆転で勝利をつかんでしまいました。
この驚きの展開に、久しぶりでエキサイトしてしまいました。
ほんとうに、すごかった。
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ところで海の向こうのワールドシリーズでは松井が大活躍、こちらもMVPをとってしまいました。
日本人初の快挙!これもすごい!

そんなわけで昨日は野球のサプライズが満載の一日でした。
こんな日もあるんだなあー!


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06:05 | ニュース | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

津軽富士見湖

仕事が休みの今日、紅葉を見ようとドライブに出かけました。
最初の目的地は岩木山でしたが、途中から通ったことのない道を当てもなく走っているうちに鶴田町の津軽富士見湖に着きました。
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ここは以前からいちどは来たいと思っていた場所でしたので、こうやって思いがけず来ることができてよかったです。
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この湖には「鶴の舞橋」と呼ばれる橋が架かっています。
長さが300メートルあり、木の橋としては日本一長い橋だそうです。
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湖面には数え切れないほどの鴨が浮かんでいました。
これほど大量の鴨が集まっているのを見るのは初めてのことでした。
時折集団で飛び立つ様は、なかなか迫力がありました。
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湖畔の林のなかには、おとぎ話に出てくるような喫茶店もありました。
今日はお店が休みのようで入ることはできませんでしたが。

ここは春の桜もいいという話なので、今度は春に来てみようかなと思っています。


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22:28 | 暮らし | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

車谷長吉「忌中」「贋世捨人」

以前から読みたいと思っていた車谷長吉の小説を読んだ。
彼の小説はこれまで読んだことはなかったが、なぜかいつも気になる存在で、時々図書館で手にとってはみるものの、なかなか読むところまではいかず、また書棚に返すということを繰り返していた。
彼に関心を持つようになったきっかけは、直木賞を受賞した小説「赤目四十八瀧心中未遂」が映画化された時からのことである。
寺島しのぶが初めて汚れ役に挑戦したことで、話題になった映画だったが、語り手である主人公の不思議な存在が強く印象に残った。
その後その人物が、原作者、車谷長吉自身のことだと分かると俄然興味がわいてきた。
そしてその特異な来歴を知るとことで、さらに興味は深まっていったのである。
だが、すぐに小説を読むということにはならなかった。
それは彼の小説が簡単に読めるような類の小説ではなく、かなり重い内容をもった小説のように思われたからである。
読むためには、ちょっとした覚悟のようなものが必要だと考えていたのである。
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「忌中」は短編集である。
いささか古めかしい文体で、淡々と書き進められていく文章には、地べたに張り付いたところから眺めるような独特の目線を感じる。
そして語られる内容は、変死、自殺、一家心中、夫婦心中といったさまざまな無残な死である。
救いのない死が救いがないままに、淡々とリアルに語られていく。
時に鬼気迫るような生々しい場面がさりげなく現れて、思わず本を置いてしまうこともあった。
その独特な作品世界は、いちど味わうとちょっと取り付かれてしまうような魔力をもっている。
魂をいきなり鷲掴みされたような気分になった。すっかり魅入られてしまった。
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続けて読んだのが、「贋世捨人」である。
こちらは作者が小説家として立つまでを題材に描いた、半自叙伝のような小説である。
西行や鴨長明、吉田兼好、一休といった世捨人に憧れる主人公が、出家を志すものの挫折、大学を出て就職をするが、それも長くは続かず、つぎつぎと転職をくりかえし、終いには下足番や小料理屋の下働きとして転々とするというもの。
赤裸々で、自虐的とも思えるような内容だ。
小説を書くということは「正気で風呂桶の中の魚を釣ろうとすること」、「瓢箪で鯰を捕らえようとする」ことだと云う主人公が、小説を書くことによって自らの「業」に立ち向い、漂泊する姿は、無残なようでも、一種の清々しさがある。
そして、ある種、快感さえおぼえてしまうのである。
その下降志向の態度は、最近読んだ太宰治にもどこか似ている部分があるようにも思える。
しばらくは太宰治を重点的に読んでみようかと考えていたところに、横合いから、するっと車谷長吉が闖入し、いつのまにか居ついてしまったという感じである。

今また「赤目四十八瀧心中未遂」を借りて読み始めたところである。
これを機会に彼の小説を読み続けてみようと考えている。


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08:59 | 読書 | comments (1) | trackbacks (0) | edit | page top↑

志水辰夫「男坂」

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「男坂」とは寺社の参道などにある2本の坂道のうち、急なほうの坂のことである。
ちなみに緩いほうの坂を女坂という。
この小説に出てくる男たちは、その坂道を登るのではなく、ゆっくりと降りている。
人生という荒波のなかで、さまざまな格闘をしてきたにちがいない男たち、しかしそうした盛りの時は過ぎ、今は黄昏の時を迎えようとしている。
そんな男たちの翳りある日々を描いた短編集である。

刑務所帰りの旧友と偶然再会し、執拗につきまとわれる男、故郷を捨てて今は建設現場でひっそりと生きる男、郷里を捨て、ふと立ち寄った街で酒場の女と知り合い、そのまま住み着いてしまった男、会社を乗っ取られ、故郷に戻って痴呆の母親を介護する男、そんなさまざまな、わけありの男たちが登場する。
その日常に華やかなものは何もない。
言ってしまえば、彼らは人生の敗残者である。
夢や希望とは無縁の日常を、ある種の諦念のようなものを抱えて生きている。
しかしそんな日常のなかにあっても、ほんの一瞬だけ光り輝くような瞬間が訪れるときがある。
そうした瞬間を、すくい取って描いたのがこれらの小説である。
陽のあたらない坂道をひたすら歩き続けてきた男たち、幾たびか苦いものも味わってきたにちがいない男たち、そんな愚直な生き方をしてきた男だからこそ見せる優しさや心の機微が、静かに胸を打つ。
地味ではあるが、心地よく酔わせてくれる小説である。

ところで志水辰夫の小説を読んだのは、これが初めてである。
1936年生まれの現在63歳、公務員、出版社勤務、フリーライターを経て、40代で小説を書き始めた小説家である。
ミステリーや冒険小説を主に書くが、ときに恋愛小説、時代小説も手がけるという。
そして今後は時代小説に的を絞って専念するそうだ。

機会があれば彼の時代小説も読んでみたいと思っている。

志水辰夫公式ページ


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07:06 | 読書 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

初雪

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朝起きると外は一面の銀世界でした。
昨夜から降り続いた雪が積もったようです。
気温も氷点下に下がっています。
初雪のときは、うきうきとした、うれしいような気分と、もの悲しいような気分が入り混じったちょっと複雑な気持ちになります。
けっして嫌な気分ではありません。
むしろ好きな感覚です。
そしてこれから厳しく寒い冬がやってくるのだ、という覚悟で気持ちを新たにするのです。

こういうときは散歩に出かけるのがちょっと億劫になりますが、犬たちが待っているのでそういうわけにもいきません。
しっかりと防寒をして、朝の散歩に出かけました。

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ドル紙幣とコイン

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「ちょっと、こんなものが出てきたよ」と言って、妻が持ってきたものを見ると財布に入ったドル紙幣とコインでした。
義母の遺品の着物を整理していたら出てきたそうです。
おそらく長女がアメリカから持ち帰った紙幣を、義母に記念としてあげたものではないかと思います。
それを財布に入れて、大切に保管していたのではないでしょうか。
義母が亡くなって20年近くなりますが、こういうものを見つけると、生前の義母のことを思い出し、心が温かくなってきます。
さっそく娘に渡してやろうと思いました。


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09:46 | 暮らし | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

白鳥の飛来

日本列島の上空に寒気が入ってきたせいで、今朝はずいぶんと冷え込んでいます。
予報によると最高気温は6度までしか上がらず、ところによっては雪が降るそうです。

朝の散歩から帰ってくると、白鳥の鳴き声が聞こえてきました。
空を見上げると、わが家の上空を白鳥の一団が、群れをなして飛んでいます。
写真を撮ろうと、急いでカメラを取りにいきましたが、あっという間に飛び去ってしまったために、あまりうまく写せませんでした。
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白鳥を見たのは、今シーズン2度目のことです。
最初に見たのは10日ほど前、スーパーで買い物をして駐車場に戻ってきたときのことでした。
数羽の白鳥が頭上を飛んでいきました。
その時は夜だったのですが、白鳥が夜間飛行しているのを見たのはこれが初めてでした。
おそらく、街の灯りを頼りに飛んでいるのだと思います。
低空飛行をしているのは、そのせいなのかもしれません。
それ以来の白鳥との遭遇でした。

白鳥の飛来は、冬の訪れを告げる風物詩です。
冬が確実に近づいていることを実感しました。


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09:19 | 暮らし | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

五代目三遊亭圓楽「浜野矩随」

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先月29日、五代目三遊亭圓楽が亡くなりました。
76歳でした。
2007年に国立演芸場での口演を最後に引退したばかりで、そのわずか2年後の逝去です。
心からご冥福をお祈りいたします。

ところで訃報を聞いたあと、無性に彼の落語が聴きたくなって、ネットでいくつか探してみました。
「芝浜」「長命」「たがや」「野晒し」「悋気の火の玉」が見つかり、つぎつぎと聴きましたが、いちばん聴きたかった「中村仲蔵」は残念ながらどこにもありません。
その代わりといっては何ですが、「浜野矩随(はまののりゆき)」を見つけることができました。
これは彼が「中村仲蔵」同様十八番にしていた人情噺で、「中村仲蔵」とも共通する“名人もの”のひとつです。
一昨日のことですが、近々圓楽を襲名することになっている弟子の楽太郎が、師匠を偲びながらこの演目を高座にかけたそうです。

これは講談を元に作られた噺で、江戸後期の彫金の名工、浜野矩随の出世物語です。
この噺が円楽の口跡のいい声と、流れるような話芸で語られると、あっという間に江戸の昔に引き込まれていってしまいます。
「中村仲蔵」と甲乙つけがたい熱演に、酔い痴れてしまいました。

それにしても、つくづく惜しい人を亡くしたものだと思いました。








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16:08 | 落語 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

ハロウィン(Halloween)

今日はハロウィン(Halloween)の日です。
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ご近所に毎年ハロウィンが近づくとランタンやイルミネーションを飾る家があります。
この日のために知り合いの農家に頼んでカボチャを栽培してもらっているそうで、今年はそのカボチャ2個をもらいました。
大きなカボチャで、ひとりで持ち上げるのが大変なくらいの重さがあります。
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このカボチャに目、鼻、口をくりぬいて、内側にローソクを入れて作ったランタンを「ジャックランタン(Jack-o’-lantern)」(お化けカボチャ、カボチャちょうちん)というそうです。

ハロウィンというのは万聖節(キリスト教であらゆる聖人を記念する日)の前夜祭のことで、秋の収穫を祝い、悪霊を追い出すお祭りが起源といわれています。
Hallow(神聖な)とevening(夜)から作られた言葉だそうです。
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ところでハロウィンで思い出すのは映画「E.T.」です。
エリオット少年が、E.T.を自転車のかごに乗せて夜空を飛ぶ有名なシーンは、ハロウィンの夜のことでした。
ハロウィンの日には子供たちが思い思いに仮装して町を歩きますが、それに紛れてE.T.にも仮装をさせて逃がそうとします。
そしてあわや捕まるという瞬間に、自転車が空を飛んで難を逃れます。
あのシーンが神秘的に見えるのも、ハロウィンの夜という設定があってのことだろうと思います。

ハロウィンの夜に、「E.T.」をもういちど観なおしてみるというのも、案外おもしろいかもしれませんね。


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