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風に吹かれて

My Life & My Favorite things

Category: 月別観た映画と読んだ本

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今月観た映画と読んだ本(2020年3月)

観た映画

makeinuno.jpg負け犬の美学(DVD)
2018年フランス 監督/脚本:サミュエル・ジュイ 出演:マチュー・カソヴィッツ/オリヴィア・メリラティ/ソレイマヌ・ムバイエ/ビリー・ブレイン


manbiki-s.jpg万引き家族(DVD)
2018年 監督/脚本:是枝裕和 出演:リリー・フランキー/安藤サクラ/松岡茉優/池松壮亮/城桧吏/佐々木みゆ/緒形直人/森口瑤子/柄本明/高良健吾/池脇千鶴/樹木希林


blank13-s.jpg「blank13」(DVD)
2017年 監督:齊藤工 出演:高橋一生/松岡茉優/齊藤工/神野三鈴/織本順吉/村上淳/神戸浩/福士誠治/蛭子能収/佐藤二朗/リリー・フランキー


ganjisu.jpg「ガンジスに還る」(DVD)
2016年インド 監督/脚本:シュバシシュ・ブティアニ 出演:アディル・フセイン/ラリット・ベヘル/ギータンジャリ・クルカルニ/パロミ・ゴーシュ/ナヴニンドラ・ベヘル/アニル・ラストーギー


7buraikan.jpg「七人の無頼漢」(BSプレミアム)
1956年アメリカ 監督:バッド・ベティカー 出演:ランドルフ・スコット/ゲイル・ラッセル/リー・マービン/ジョン・ラーチ/ドナルド・バリー/ジョン・フィリップス/チャック・ロバースン/スティーヴ・ミッチェル


hitler.jpg「帰ってきたヒトラー」(DVD)
2015年ドイツ 監督/脚本:デヴィッド・ヴェンド 出演:オリヴァー・マスッチ/フランツィシカ・ウルフ/カッチャ・リーマン/ファビアン・ブッシュ/クリストフ・マリア・ヘルプスト/ラース・ルドルフ/マイケル・ケスラー/トーマス・ティーメ


aporon.jpg坂道のアポロン(DVD)
2018年 監督:三木孝浩 出演:知念侑李/中川大志/真野恵里菜/山下容莉枝/松村北斗/野間口徹/中村梅雀/ディーン・フジオカ


concussion.jpg「コンカッション」(DVD)
2015年イギリス/オーストラリア/アメリカ 監督/脚本:ピーター・ランデスマン 出演:ウィル・スミス/アレック・ボルドウィン/アルバート・ブルックス


3god-f.jpg三人の名付け親(BSプレミアム)
1948年アメリカ 監督:ジョン・フォード 出演:ジョン・ウェイン/ペドロ・アルメンダリス/ハリー・ケイリー・ジュニア/ワード・ボンド/ベン・ジョンソン/メエ・マーシュ/ジェーン・ダーウェル/ドロシー・フォード/ミルドレッド・ナットウィック/ガイ・キッビー/チャールズ・ハルトン


kibouhoh.jpg「喜望峰の風に乗せて」(DVD)
2017年イギリス 監督:ジェームズ・マーシュ 出演:コリン・ファース/レイチェル・ワイズ/デヴィッド・シューリス/ケン・ストット/マーク・ゲイティス


red-tartle-s.jpg「レッドタートル ある島の物語」(DVD)
2016年日本/フランス/ベルギー 監督/脚本/原作:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット


hasekai-s.jpg「半世界」(DVD)
2018年 監督/脚本:阪本順治 出演:稲垣吾郎/長谷川博己/渋川清彦/池脇千鶴/竹内都子/堀部圭亮/杉田雷麟/信太昌之/小野武彦/石橋蓮司


hunter-killer-s.jpg「ハンターキラー 潜航せよ」(DVD)
2018年アメリカ 監督:ドノヴァン・マーシュ 出演:ジェラルド・バトラー/ゲイリー・オールドマン/コモン/リンダ・カーデリーニ/トビー・スティーヴンス/ミカエル・ニクヴィスト


hibiki-s.jpg響 HIBIKI(DVD)
2018年 監督:月川翔 出演:平手友梨奈/アヤカ・ウィルソン/高嶋政伸/柳楽優弥/北村有起哉/吉田栄作/小栗旬/北川景子




読んだ本


north-light-s.jpgノースライト(横山秀夫 ミステリー)



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Category: 日本映画

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映画「響 HIBIKI」

hibiki.jpg

漫画が原作のアイドル映画だろうとの予想を覆しての、この面白さ。
先の読めない展開に、釘づけになってしまった。

15歳の女子高生が書いた小説が芥川賞、直木賞を同時受賞するという荒唐無稽さ。
奇想天外な話だが、それを不自然に感じさせない。
映画が持つ力、物語がもつ力なんでしょうね。
とにかく主人公の女子高生・響の自由奔放ぶりが痛快だ。
自分の考えをけっして曲げず、反対意見に対しては真向から挑む。
そして最後は有無を言わせず、暴力によって相手をねじ伏せてしまう。
わずか15歳の女子高生が、そんな過激な行動で怯むことがない。
現代のピカレスクロマンともいえる内容だ。

主人公・響を演じるのは欅坂46の平手友梨奈。
アイドルとは思えない押しの強さ、ふてぶてしさは特筆もの。
謎を秘めたキャラクターになり切っている。
脇を固めるのは、北川景子、柳楽優弥、小栗旬、北村有起哉といった主役級の俳優たち。
豪華極まりない布陣である。

あまり期待していなかっただけに、面白い映画と出会った満足感には人一倍大きいものがある。


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Category: 日本映画

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映画「坂道のアポロン」

apolon.jpg

この歳(72歳)になると、高校生が主人公の青春映画を観るなどということは、かなり憚れる。
今さらという気になるが、時代が1966年で、さらにジャズを演奏する高校生が主人公ということになると、気持ちが動く。
そこで試しに観てみようとなったのである。
ところがこれが思わぬ拾い物、気持ちよく泣かされてしまった。

1966年といえば私が高校を卒業して大学に入学した年なので、主人公たちは1学年下ということになる。
ほぼ同年代といってもいい。
そういうわけで自分自身の高校時代を思い出しながら楽しんだ。

1966年の再現は、大分県・豊後高田市にある「昭和の町」でのロケによって行われている。
郷愁を誘う街並みだ。
そこを3人の主人公たちが歩いてゆくと、自然とその時代へと連れ戻される。
もうそれだけでこの映画を観た甲斐があるという気になってしまう。
そしてレコード店の地下室や文化祭でのジャム・セッションが始まると、その気持ちがさらに高まる。
演奏されるのは「モーニン」と「マイ・フェイバリット・シングス」。
あの時代に繰り返し聴いた馴染のジャズナンバーだ。
それらを背景に、恋と友情の物語が展開されてゆく。
時に恥ずかしく時に懐かしい。
そんな真っ直ぐさに引かれながら、知らず知らずのうちに物語世界に嵌ってしまった。
こうやって予想を覆させられるのは、なかなかの快感だ。
思い切って観たのは、無駄ではなかった。
いい映画だった。

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Category: 読書

Tags: ミステリー  

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横山秀夫「ノースライト」

north-light.jpg

図書館での予約待ちが数か月、ようやく順番が回ってきた。
本屋大賞にノミネートされた人気作である。
横山秀夫のミステリーを読むのは「64(ロクヨン)」以来のこと。
「ノースライト」はミステリーではあるが、犯罪が描かれるわけではない。
建築家ブルーノ・タウトをキーワードにした建築家の話が語られるだけ。
そんなものが果たしてミステリーになるのかとの疑問は、読み始めるとすぐに払拭された。
そしてあっという間に読み切ってしまった。

「ノースライト」とは住宅の北側から射し込む明かりのこと。
普通、住宅ではとり入れることのない明かりである。
その「ノースライト」に拘る建築士が、「あなたが住みたいと思う家を作って欲しい」という依頼を受けて、北側に大きな窓を持った家を設計する。
それが建築雑誌に紹介されて代表作になる。
だが、なぜか施主は新居には住まず、忽然と姿を消してしまう。
そして「ノースライト」の部屋には、「タウトの椅子」だけが残されていた。
その椅子を手掛かりに、施主一家の失踪の謎に迫ってゆく。
その探索のなかで別れた妻と娘との関係や、幼少期の暗い記憶などが、友人やライバルたちを絡ませながら描かれてゆく。
ミステリーとしての面白さはもちろんのこと、人間ドラマとしても秀逸。
「64」に劣らない面白さだった。


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Category: 外国映画

Tags: 西部劇  

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映画「三人の名付け親 3 GODFATHERS」

nadukeoya.jpg

名作ぞろいのジョン・フォードの映画のなかにあって、この映画は意外と評価されていないが、それでもなかなかの愛すべき映画である。
それが先日のBSプレミアムで放映された。

1948年製作というから、私が生まれた年に作られたことになる。
70年以上昔の映画だが、古さを感じさせないのはさすが。

その年のクリスマス興行を目的として作られたというだけあって、宗教的要素が強いが、だからといって難解というわけではなく、われわれ日本人が観ても非常に解かり易い。
そこはやはりジョン・フォードだ、話の進め方、キャラクターの描き方、自然描写のうまさと、唸らされるところが多い。
さらに銀行強盗を働いた3人の男と、それを追いかける保安官たちの攻防も見応えがあり、飽きさせることがない。
そしていちばんの見どころである人情の機微の描き方には、ジョン・フォードらしいヒューマニズムで貫かれている。
どんな人間の中にもある善なるもの、性善説を土台に描かれた人間賛歌には思わず笑みがこぼれてしまう。
心洗われる映画である。

ところで3人のならず者のうちのひとり、メキシコ人のペドロを演じたペドロ・アルメンダリスは、どこかで見たことのある俳優だと思って調べてみると、『007 ロシアより愛をこめて』(1963年)でイギリス諜報機関のイスタンブール支局長を演じた俳優だった。
大きな目玉とひょうきんな個性で印象に残っている。
ところで彼が演じたメキシコ人ペドロは、この映画の中で最後は拳銃自殺をすることになるが、現実の彼もまた51歳という若さで拳銃自殺をしたそうだ。
その悲しい符号に驚かされた。


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Category: 日本映画

Tags: 安藤サクラ  

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映画「万引き家族」

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カンヌ映画祭パルムドール受賞ということで、話題になった映画だが、なかなか観る気にならなかった。
それがレンタル・ショップで旧作になったのを機会に、観てみることにしたのである。

是枝監督の映画はこれまで10本の作品を観てきたが、良かったのはデビュー作の「幻の光」と「誰も知らない」、「そして父になる」、「海街diary」。
残りの6作品(「ワンダフルライフ」、「DISTANCE」、「花よりもなほ」、「歩いても 歩いても」、「海よりもまだ深く」、「三度目の殺人」)は、残念ながら今ひとつ印象に残らないままで終わってしまった。
だからといってそれらの作品が駄作というわけではなく、それぞれに作家性の強いレベルの高い作品であることは間違いない。
だがあまりに淡々とし過ぎていて、ドラマとしての盛り上がりに欠けるところが、今ひとつ不満だった。
そうした傾向は是枝監督がドキュメンタリー映画出身ということからくるものだと思う。
出来るだけ作為的にならず、現実をありのままに切り取ろうとする習性が身についているからだろう。
だがそれがいったんツボにはまると、知らず知らずのうちに作品世界に絡み取られてしまう。
そんな粘着力をもっている。
ただそれも当たり外れがあるわけで、期待が大きいだけに外れたときの失望感も大きくなってしまう。
そんなことから、今回の「万引き家族」は観ることを躊躇していたというわけだ。
そして観た結果は?
ちょっと複雑なものがある。
キャスティングは、レギュラーともいえるリリー・フランキーと樹木希林に加えて是枝組初参加の安藤サクラ、松岡茉優という布陣で、監督好みのメンバーが揃っている。
なかでも最強メンバーともいえる安藤サクラが加わったことが大きい。
今回はどんな演技を見せてくれるか楽しみだったが、期待を裏切らないしなやかで心に刺さる渾身の演技だった。
また子役ふたりは、おそらくオーディションで選んだのだろうが、ともに自然な演技がとてもいい。
そんなメンバーたちが、楽しそうに家族を演じている。
そう、まさに楽しそうにである。
しかしその裏にあるものは?というのがこの映画の胆である。
そしてそれが徐々に明らかにされていく。

いつもながら是枝監督の映画は、いろいろと考えさせられる。
今回もその点は変わらないが、それでも意外とあっさりと終わってしまった、というのが正直なところ。
いまひとつ引っかかるものがなかったということで、いささか憾みが残ってしまったのである。

パルムドール作品ということで、いささか辛口な感想になってしまったが、それでも混迷する現代社会に対する辛辣なメッセージが込められた良作であることは間違いない。
そして社会の片隅に見捨てられた人間たちを、ひたすら掬い上げて作品化しようとする是枝監督の真摯な志には、素直に頭が下がる。
そうした思いをこちらも真摯に受け止めたいと思う。



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Category: 外国映画

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映画「負け犬の美学 SPARRING」

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「負け犬の美学 SPARRING」

主人公はいつ引退してもおかしくない中年ボクサーのスティーブ。
戦績は48戦して13勝3分32敗。
しかもここ3年間は1勝もしていない。
ボクシングだけでは食えず、家族を養うためにレストランのアルバイトをして凌いでいる。
そんな「負け犬」ボクサーが、娘のピアノを買うために、チャンピオンのスパーリングパートナーを体当たりでつとめることになる。

ボクシング映画に外れはないというが、この映画もまさにそうだ。
子供のために戦うといえば、アメリカ映画の「チャンプ(1979)」や「シンデレラマン(2005)」とも似ているが、ただそこまでのドラマチックな展開があるわけではない。
アメリカ映画とフランス映画の違いかもしれないが、終始地味で静かな描写。
抑制がきいており、けっして大げさに盛り上げたりはしない。
しかしそれでいてホロリさせられる。
なるほどこれがフランス版ボクシング映画なのだなと妙に納得してしまった。

主役のスティーブを演じるのは、マチュー・カソヴィッツ。
『憎しみ』(1995年)でカンヌ国際映画祭で「監督賞」を受賞した映画監督でもある。

黄昏時を迎えた主人公の姿を見ているうちに、昔観たミッキー・ロークの「レスラー」をふと思い出した。
どちらもしみじみとした余韻を味わえる映画である。


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Category: 月別観た映画と読んだ本

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今月観た映画と読んだ本(2020年2月)

観た映画


hanketsu-s.jpg判決、ふたつの希望(DVD)
2017年レバノン/フランス 監督/脚本:ジアド・ドゥエイリ 出演:カメル・エル=バシャ/アデル・カラム/リタ・ハーエク/クリスティーン・シュウェイリー/カミール・サラーメ/ディヤマン・アブー・アッブード


unmeiodoru.jpg「運命は踊る」(DVD)
2017年イスラエル=ドイツ=フランス=スイス 監督/脚本:サミュエル・マオズ 出演:リオール・アシュケナージー/サラ・アドラー/ヨナタン・シライ


abyss.jpg「アビス」(BSプレミアム)
1989年アメリカ 監督/脚本:ジェームズ・キャメロン 出演:エド・ハリス/メアリー・エリザベス・マストラントニオ/マイケル・ビーン/レオ・バーメスター/トッド・グラフ/ジョン・ベッドフォード・ロイド


padman.jpg「パッドマン 5億人の女性を救った男」(DVD)
2018年インド 監督/脚本:R.バールキ 出演:アクシャイ・クマール/ラーディカー・アープテー/ソーナム・カプール


bahall.jpgバハールの涙(DVD)
2018年フランス=ベルギー=ジョージア=スイス 監督/脚本:エヴァ・ウッソン 出演:ゴルシフテ・ファラハニ/エマニュエル・ベルコ


puu.jpg「プーと大人になった僕」(DVD)
2018年アメリカ 監督:マーク・フォスター 出演:ユアン・マクレガー/ヘイリー・アトウェル/ブロンテ・カーマイケル/マーク・ゲイティス


daidatugoku.jpg「大脱獄」(BSプレミアム)
1970年アメリカ 監督:ジョセフ・L・マンキーウィッツ 出演:カーク・ダグラス/ヘンリー・フォンダ/ヒューム・クローニン/ウォーレン・オーツ/バージェス・メレディス/アーサー・オコンネル/マーティン・ゲーベル/リー・グラント


kiminotoriha.jpg「きみの鳥はうたえる」(DVD)
2018年 監督/脚本:三宅唱 出演:柄本佑/石橋静河/染谷将太/足立智充/山本亜依/渡辺真起子/萩原聖人


ayasii_2020022907363754b.jpgあやしい彼女(DVD)
2016年 監督:水田伸生 出演:多部未華子/倍賞美津子/要潤/北村匠海/金井克子/志賀廣太郎/三鴨絵里子/越野アンナ/温水洋一/小林聡美


aireen.jpg「愛しのアイリーン」(DVD)
2018年 監督/脚本:吉田恵輔 出演:安田顕/ナッツ・シトイ/河井青葉/ディオンヌ・モンサント/福士誠治/品川徹/田中要次/伊勢谷友介/木野花


baahubali.jpg「バーフバリ 伝説誕生」(DVD)
2015年インド 監督:S.S.ラージャマウリ 出演:プラバース/ラーナー・ダッグバーティ/アヌシュカ・シェッティ/タマンナー/ラムヤ・クリシュナ


parasite-s.jpgパラサイト 半地下の家族(イオンシネマ弘前)
2019年韓国 監督/脚本:ポン・ジュノ 出演:ソン・ガンホ/イ・ソンギュン/チョ・ヨジョン/チェ・ウシク/パク・ソダム/イ・ジョンウン/チャン・ヘジン


unnamed.jpgジョーカー(DVD)
2019年アメリカ 監督/脚本:トッド・フィリップス 出演:ホアキン・フェニックス/ロバート・デ・ニーロ/ザジー・ビーツ/フランセス・コンロイ/ブレット・カレン/マーク・マロン/シェー・ウィガム/ビル・キャンプ


borg-mac.jpg「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」(DVD)
2017年スウェーデン/デンマーク/フィンランド 監督:ヤヌス・メッツ 出演:シャイア・ラブーフ/スベリル・グドナソン/ステラン・スカルスガルド/ツヴァ・ノヴォトニー/レオ・ボルグ/スコット・アーサー/イアン・ブラックマン


raimugi.jpgライ麦畑で出会ったら(DVD)
2015年アメリカ 監督:ジェームズ・サドウィズ 出演:アレックス・ウルフ/ステファニア・オーウェン/クリス・クーパー/エイドリアン・パスダー


1987.jpg「1987、ある闘いの真実」(DVD)
2017年韓国 監督:チャン・ジュナン 出演:キム・ユンソク/ハ・ジョンウ/ユ・ヘジン/キム・テリ/ソル・ギョング/カン・ドンウォン/パク・ヘスン/イ・ヒジュン/ヨ・ジング


1917-s.jpg1917 命をかけた伝令(イオンシネマ弘前)
2019年 監督/脚本:サム・メンデス 出演:ジョージ・マッケイ/ディーン・チャールズ=チャップマン/ベネディクト・カンバーバッチ/コリン・ファース/マーク・ストロング/アンドリュー・スコット/リチャード・マッデン



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映画「1917 命をかけた伝令 1917」

1917.jpeg

全編ワンカットで撮ったように見える映像の迫力、凄さに終始圧倒されっぱなし。
いったいどうやってこんな映像を撮ったのだろう。
まったく驚きしかない。
そしてワンカットで見せることで兵士といっしょに戦場を駆け巡るリアルな疑似体験をすることになる。
その臨場感は圧倒的。
鳥肌が立つほどの迫力である。
戦争映画でこれほどの体験をしたのは、『プライベート・ライアン』のノルマンディー・オマハビーチ上陸作戦の衝撃以来のこと。
まさに映画史に残る戦争映画である。

主役のジョージ・マッケイはどこかで見た顔だと思っていたら、『はじまりへの旅』でヴィゴ・モーテンセンの長男を演じていたのを思い出した。
その映画ではまだ少年っぽさを残していたが、それから3年経ったこの映画では立派な青年兵士を演じ、体当たりの演技を見せている。
その成長ぶりを見ることができて、感慨深い。
そして死と隣り合わせの任務を果たすことができたのは、青年兵士の真っ直ぐな使命感や友情、家族への愛があったからだということが、彼の説得力ある演技、必死でまさに「命をかけた」演技によって伝わってくる。

この映画の着想はサム・メンデス監督が少年時代に第一次大戦に従軍した祖父から聞かされた話がベースになっている。
それを膨らませ、さらにワンカット映像によってリアルな戦場シーンを生み出した。
その困難な撮影のカメラを担当したのは、『ブレードランナー2049』でアカデミー賞を獲得したロジャー・ディーキンス。
そしてこの映画で再度アカデミー撮影賞を受賞したのである。

ちなみに映画の背景となった第一次大戦の塹壕戦の攻防は、これまでにも度々映画化されているが、印象に残っているのはスタンリー・キューブリック監督の『突撃』(1957年アメリカ映画)と、スティーヴン・スピルバーグ監督の『戦火の馬』(2011年アメリカ映画)。
『突撃』はフランス軍を舞台に描いたもの。
『戦火の馬』はこの映画同様、イギリス軍の戦いを描いている。
対するドイツ軍の視点から描いたのが、『西部戦線異状なし』(1930年アメリカ映画)。
こうした映画を観れば、この映画をさらに深く感じることができるだろう。
参考までに書いておく。


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映画「ライ麦畑で出会ったら COMING THROUGH THE RY」

raimugibatake.jpeg

サリンジャーの小説「ライ麦畑でつかまえて(The Catcher in the Rye)」が発表されたのは、1951年。
出版と同時に大ベストセラーとなり、多くの若者の熱狂的な共感を呼んだ。
サリンジャーは一躍時代の寵児となった。
しかしその成功により、ニューヨークでの生活は次第に喧噪にさらされることになる。
そうした喧騒から逃れるため、サリンジャーはニューハンプシャー州の人里離れた土地に移住、そこで隠遁生活を送るようになる。
以後所在不明のまま世間との接触を断ち、誰とも会うことはなくなった。
その伝説のサリンジャーを探し出し、実際に会うことができたという監督自身の体験をベースに作られたのが、この映画である。

時は1969年、ペンシルベニア州の名門男子校で寮生活を送るジェイミーが主人公。
生徒や教師たちの俗物ぶりに馴染めず、浮いた存在となって学校生活を送っている。
それがもとで、生徒たちから悪戯やいじめを受けるという毎日である。
そうした鬱屈から逃れようと、自らを「ライ麦畑でつかまえて」の主人公・ホールデンになぞらえることで慰めとしている。
ある時その小説の演劇化を思いつく。
そしてシナリオを書き上げるが、上演するにはサリンジャーの許可が必要だと知り、寮を抜け出してサリンジャー探しの旅に出ることを決意する。
その旅の相棒となるのが、近くの女子高に通うディーディーというこましゃくれた女の子。
クラブの演劇活動を通して知り合った女子高生である。
彼女の大人びた助言と協力を得ながら、サリンジャー探しの旅が始まる。
その無鉄砲さ一途さが微笑ましくもあり、意地らしくもある。
そうした経験を踏むことで、少しづつ大人になるための階段を登って行くことになる。
未完成であるがゆえに悪戦苦闘するジェイミーの姿が痛々しい。
だれもがいちどは通過しなければならない苦く滑稽な青春という時代の姿が、優しく描かれていく。

ジェームズ・サドウィズ監督のデビュー作。
その丁寧な作りには好感が持てる。
しみじみと響く青春ロードムービーに、しばし心洗われる時間を過ごした。


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プロフィール

cooldaddy

Author:cooldaddy
住んでいるところ:青森県弘前市
出身地:香川県
年齢:今年(2018年)70歳です。
性別:男

還暦(10年前)という節目を迎え、何か新しいことを始めようとブログを開設しました。
趣味のこと、生活のこと、心に残ったことなど、My Favorite thingsを、気ままに書いていこうと思います。
末永くおつき合いください。

映画サイト「マイ・シネマ館」もやっています。
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